@ kill time

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プレシャス

2011年01月13日 | 映画
プレシャス

公開:2009年


出演: ガボレイ・シディベ, モニーク, ポーラ・ハットン, マライア・キャリー, レニー・クラヴィッツ



16歳の少女クレアリース”プレシャス”ジョーンズは、お腹の中に子供がいる。

父親は、なんと自分の父。

母親からは、いつも罵声を浴び、虐待を受けている。

学校も楽しくない。

プレシャスはとんでもなく太っちょで、読み書きも出来ないから・・・。

「プレシャス=貴い」という名前とはかけ離れた毎日。

そんな中、学校を退学させられたプレシャスは、フリースクールに通い始める。

そこで一人の教師と出会い、初めて「学ぶ喜び」「人を愛し、愛される喜び」を知る。

そして、彼女の選んだ道とは・・・?


1980年代後半のニューヨーク・ハーレムを舞台に、過酷な環境下で日々を生きる肥満した16歳の黒人の少女・プレシャスがとある教師に出会い人生の希望を見出していく物語。

前半は暗ーく、目を覆いたくなる部分も多い。

子供への性的・肉体的な虐待、教育の問題などアメリカの貧困層に焦点を当て、その実情が描かれます。

しかし中盤以降はどんどんと希望に満ちた話になっていく。

字も読めなかったプレシャスが先生の教えで毎日ノートに物語を書き、勉強の楽しさを知る。

新しい先生や友達といるときのプレシャスは終始とても幸せそうな顔をしています。

人生はどう変わるか分からない。

変わる事をあきらめなければ、信じ続けていれば、いつか良い方向に進みだすのだ。

この映画はそんなことを教えてくれます。

母親メアリー役・モニークが凄みある演技でアカデミー賞助演女優賞を受賞。


この映画のお勧め度:☆☆☆☆ 
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貫井徳郎/神のふたつの貌(かお)

2011年01月13日 | 小説
貫井徳郎 著 神のふたつの貌(かお)を読みました。




神の声が聞きたい。

牧師の息子に生まれ、一途に神の存在を求める少年・早乙女。

彼が歩む神へと到る道は、同時におのれの手を血に染める殺人者への道だった。

三幕の殺人劇の結末で明かされる驚愕の真相とは?


「慟哭」以来、貫井作品は何冊か読んでますが、本作はこれまで読んだ作品とは一風変わっていました。

神父を父に持つ少年の幼少期から大人となり、親子三代で牧師を次ぐまでのストーリー。

信仰(キリスト教)を軸に”神は”というテーマを中心に、少年が成長してゆく物語です。

スリラー・ミステリー系の物語を期待すると裏切られます。

”読んでいて面白いか?”と問われると・・・

視点を変えて読むと面白いのかも・・・。


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