小杉 健治 著 「絆」を読みました。

“夫殺し”の起訴事実を、すべて認めた被告 弓丘奈緒子。
執拗に無実を主張する原島保弁護士。
犯行に使われたと思われる柳刃包丁を買ったのは奈緒子だ、と認める証人。
殺された夫には愛人がいた。
離婚話もあって…状況は被告不利に傾むいてゆく。
だが、裁判の進行につれて明らかになる秘められた意外な真実とは・・・。
法廷内だけを舞台にして、‘私’こと、ある司法記者の目を通して、進行してゆく審理を追ってゆく。
”裁判とは真実を明らかにする事。”
しかし、その真実が明るみに出ることは、ある人間の不幸を導き出す。
被告人は、このことを避けるために、無実の罪を背負う覚悟をしたのだった。
一方、被告の無実を確信する孤高の弁護士、 原島がその真相を暴いていく。
”被告人の利益となるのは真実のみ”という信念をもって・・・。
原島は言う。
「人には命よりたいせつと思うものもあるということを、頭に入れておいていただきたいと思います。」
人間の心の気高さを謳いあげる感動の長編法廷ミステリー。
横山秀夫の「半落ち」に感動した方にはこの本もお勧めです。
1988年度「第41回日本推理作家協会賞」受賞作。

“夫殺し”の起訴事実を、すべて認めた被告 弓丘奈緒子。
執拗に無実を主張する原島保弁護士。
犯行に使われたと思われる柳刃包丁を買ったのは奈緒子だ、と認める証人。
殺された夫には愛人がいた。
離婚話もあって…状況は被告不利に傾むいてゆく。
だが、裁判の進行につれて明らかになる秘められた意外な真実とは・・・。
法廷内だけを舞台にして、‘私’こと、ある司法記者の目を通して、進行してゆく審理を追ってゆく。
”裁判とは真実を明らかにする事。”
しかし、その真実が明るみに出ることは、ある人間の不幸を導き出す。
被告人は、このことを避けるために、無実の罪を背負う覚悟をしたのだった。
一方、被告の無実を確信する孤高の弁護士、 原島がその真相を暴いていく。
”被告人の利益となるのは真実のみ”という信念をもって・・・。
原島は言う。
「人には命よりたいせつと思うものもあるということを、頭に入れておいていただきたいと思います。」
人間の心の気高さを謳いあげる感動の長編法廷ミステリー。
横山秀夫の「半落ち」に感動した方にはこの本もお勧めです。
1988年度「第41回日本推理作家協会賞」受賞作。