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中山 七里 /さよならドビュッシー

2011年07月11日 | 小説

中山 七里  著 さよならドビュッシーを読みました



ピアニストを目指す遙、16歳。

祖父と従姉妹とともに火事に遭い、ひとりだけ生き残ったものの、全身大火傷の大怪我を負う。

それでもピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。

ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する―。


第8回『このミス』大賞受賞作品。

クラシック音楽とミステリーという、少し珍しい組み合わせに惹かれて購入しました。

内容はミステリー小説と云うよりも「のだめカンタービレ」のような青春音楽スポコン小説と云った趣の作品でした。

特に音楽シーンの描写は素晴らしく、クラシック音楽やピアノ演奏が良く判らない私でも

頭の中にリアルに音が聞こえて来そうな見事な描写力です。

柄にも無くクラッシク音楽を聞いてみようかな~なんて気になりました。

ストーリーもなかなか感動的で、面白かったんだけど、肝心のミステリーのオチは昔から使い古されいる手法でいま一つヒネリに欠けましたね。

コメント
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