
『天と地の守り人 第3部』
上橋 菜穂子
長かった物語がついに終わりました。
ほう~っと長いため息をついて本を閉じると、この物語の最後を見届けた満足感と、読み終わった淋しさと、クライマックスを駆け抜けた興奮と、いろんな感情が押し寄せてきて、しばし脱力状態に見舞われました。
ファンタジーというのは、けっしてどこか違う世界の絵空事なんかではなく、人間というものを描いた物語なのだということを痛感しています。
人の生きようを、在りようを描いているからこそ、これだけ読者を惹きつけ感動させてくれるのでしょう。
『ゲド戦記』しかり。『指輪物語』しかり。
その中でもこの守り人シリーズは、和製ファンタジーであり、主人公が女性ということもあって、特に私にはなじみ深く、登場人物たちにも親しみやすかったのだと思います。
書きたいことはたくさんあるのですが、まだ自分の中で整理がつかず言葉がみつかりません

また、時間ができたらゆっくり書きたいと思います。
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最近身辺が忙しく、ブログの更新も滞っています。
しばらくの間、今まで以上にのんびりペースになってしまいそうですが、今の状況が落ち着くまで、ぼちぼちお付き合いくださいませ。
世間ではゴールデンウィークですが、今年はどこへも行けそうにありませ~ん

青葉の緑が目にしみるばかりです
