先日、京都の東山の方へ用事があって行ってきました。
待ち時間に、せっかくここまで来たのだから、と
京都国立博物館で開催中の狩野永徳を見るつもりでしたが、
なんと70分待ちとのこと。
で、予定を変更し、できれば人が少なくて落ち着けるところ、
ということで河井寛次郎記念館へ行くことにしました。
(この時期、京都はどこも観光客でいっぱいなんです)
河井寛次郎記念館 入口
ここは陶芸家河井寛次郎の自宅兼工房です。
独身のころ、一度だけ訪れたことがあるのですが、
東山の観光スポットに近いのに、
静かで落ち着いた佇まいがすっかり気に入り、
ぜひまた来ようと心に決めていたのでした。
この日、観光シーズンの土曜日だというのに、
見学客は2~3人とひっそりしています。
(途中、韓国人の団体さんが来られましたが、
さーっと波が引くように帰られたあと、訪ねる人は数名でした)
ここには登り窯や仕事場がそのまま残っており、
もちろん彼の作品も展示してあります。
登り窯
携帯しか持ってなくて、しかも電池が残りわずか。
残念ながら気に入った花瓶や仕事場の写真はあきらめました
でも、どうしても撮りたかったのはこれ↓
彼の作品の下絵です。
絵もうまいのですね~
彼の作品は、土の持つあたたかみがあって、
色合いも絵付けのデザインも素敵です。
そして、何より気に入っているのが、
この家そのものなんです。
彼のデザインした椅子や調度品。
浜田庄司氏寄贈の箱階段。
どっしりして黒光している柱や梁。
いつまでもここにいたいような、落ち着いた雰囲気。
彼の暮らしの、あるいは美の哲学を感じます。
そしてここに来ると、慌ただしさを理由に
自分の生活から抜け落ちてしまったものに気づかされるのです。
2階の陽のあたる部屋で、居心地のよい椅子に座り、
ひとりぼんやりと時間を過ごしました。
開け放した窓からは心地よい風が入ってきます
普段味わえない、なんとも贅沢な時間と空間でした。
ここは京都の隠れた名所のひとつだと思っています。
興味のある方は、一度行ってみてくださいね。
待ち時間に、せっかくここまで来たのだから、と
京都国立博物館で開催中の狩野永徳を見るつもりでしたが、
なんと70分待ちとのこと。
で、予定を変更し、できれば人が少なくて落ち着けるところ、
ということで河井寛次郎記念館へ行くことにしました。
(この時期、京都はどこも観光客でいっぱいなんです)
河井寛次郎記念館 入口
ここは陶芸家河井寛次郎の自宅兼工房です。
独身のころ、一度だけ訪れたことがあるのですが、
東山の観光スポットに近いのに、
静かで落ち着いた佇まいがすっかり気に入り、
ぜひまた来ようと心に決めていたのでした。
この日、観光シーズンの土曜日だというのに、
見学客は2~3人とひっそりしています。
(途中、韓国人の団体さんが来られましたが、
さーっと波が引くように帰られたあと、訪ねる人は数名でした)
ここには登り窯や仕事場がそのまま残っており、
もちろん彼の作品も展示してあります。
登り窯
携帯しか持ってなくて、しかも電池が残りわずか。
残念ながら気に入った花瓶や仕事場の写真はあきらめました
でも、どうしても撮りたかったのはこれ↓
彼の作品の下絵です。
絵もうまいのですね~
彼の作品は、土の持つあたたかみがあって、
色合いも絵付けのデザインも素敵です。
そして、何より気に入っているのが、
この家そのものなんです。
彼のデザインした椅子や調度品。
浜田庄司氏寄贈の箱階段。
どっしりして黒光している柱や梁。
いつまでもここにいたいような、落ち着いた雰囲気。
彼の暮らしの、あるいは美の哲学を感じます。
そしてここに来ると、慌ただしさを理由に
自分の生活から抜け落ちてしまったものに気づかされるのです。
2階の陽のあたる部屋で、居心地のよい椅子に座り、
ひとりぼんやりと時間を過ごしました。
開け放した窓からは心地よい風が入ってきます
普段味わえない、なんとも贅沢な時間と空間でした。
ここは京都の隠れた名所のひとつだと思っています。
興味のある方は、一度行ってみてくださいね。