梅雨だというのに朝からよく晴れた週末、
荒井良二さんの「スキマの国の美術館」へ行ってきました。
ご一緒したのは、絵本のサークルの友人、
アーティチョークさん、nonさん、ぴょん子さん。
隣の県にある会場まで、アーティチョークさんの車で
片道2時間のドライブです。
でも、遠くまで見に来たかいがありました。
久しぶりの原画展。
それも、荒井良二さんの、ですよ~
↑のポスターを見てもおわかりのように、カラフルで独創的で楽しくて。
あ~、やっぱり印刷とは違うよね、って思うのは
原画だからこそ感じられる色彩の鮮やかさ。
そして、筆のあと、色の滲み。
なんていうのでしょう。
描き手の息づかいみたいなもの?
印刷という媒体抜きで、ダイレクトに描き手と
向き合ってるような感覚なんですよね。
荒井良二さんの絵本を、そんなに読んだわけではありません。
だから私の持ってたイメージは、「子どもの絵のように大胆で自由」
というものでした。
ただ、以前荒井さんが出演されたNHKの「プロフェッショナル」を見て、
子どものように描くことが、実はとても難しいことなのだ、
とも感じていましたが。
原画展を見て思ったのは、大胆なタッチで描かれている反面、
細部まで細かく描いておられる、ということでした。
もちろん、作品によっても違うわけですが、
絵によっては一本一本の線まで丁寧に描いてあります。
そういえば、荒井さん手書きの文字もとても丁寧ですよね。
つくづく、奥の深い人だなあ、と思いました(笑)
原画で一番興味を持ったのは、実は絵本ではなく、
雑誌の表紙絵でした。
それこそ、いろんなイメージのものがあって、
色合いの美しいものや、一枚の絵の中に物語を感じるものもあって、
絵本作家だけでは収まりきらない、荒井さんの多才な一面を
知ったような気がします。
ひととおり見終わった後、さて、どの絵本を買って帰ろうか、
と、あれこれ迷うのも楽しいひとときです。
あれもいい、これも欲しい、あ~、これ売り切れ~
と、おばさん4人で騒ぎながら、私が迷いに迷って選んだのが
図録と絵本『はっぴぃさん』↓
う~ん、『えほんのこども』も欲しかったなあ。
テンションが上がって、ちょっと浮かれ気分で見てしまったので、
もう少し落ち着いてじっくり見るべきだったなあ。
と、後悔や反省点もいっぱい(笑)
でも、久しぶりの友人たちとのお出かけで、
気分転換にもなり楽しかったです~
誘ってくれたアーティチョークさん、ありがとね