ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

PCは『山南さん』

2005-11-16 | 日々のこと。
我が家には主人の仕事の関係でパソコンが4台あります。
     
1台は主人専用、1台は図面用、そしてこの春まで私が使ってた古くて遅い(!)パソコンと、今使ってる『山南さん』。
長女が高校に入学したのを機に、私と子どもたちが使うのにこのパソコンを買ったのです。
(友達とチャットをしたり、HPを作るのに新しいパソコンは長女の悲願でした

そして念願の新しいパソコンがやって来たとき、ふたりで名前をつけました。
NHK大河の「新選組!」ファンだった私たちがつけた名前は『山南さん』。
そう、新選組総長 山南敬助から取らせていただきました。

オダギリ斎藤が好きな私ですが、さすがにパソコンに彼の名前は・・・キレたらこわいし・・・オイオイ

一番誠実に仕事をこなしてくれそうな山南さんのイメージから、彼の名前を頂戴したわけです。
・・・でも、彼って短命だったわね・・・

ところで、だましだまし使ってたおとーさん専用のパソコンが最近とうとうだめになりまして、ちょっと、いや、かなり大変なことになってしまいました
今やみんなで『山南さん』の奪い合い!
とりあえず仕事してもらわなきゃいけないので、『山南さん』の優先権はおとーさんに・・・。
私はおとーさんの留守にあわててブログを書き、長女は夜おとーさんの仕事の合間を見つけてパソコンの前に座り・・・と『山南さん』はフル回転。
なかなかパソコンにさわるひまのない次女は、『山南さん』、酷使したらあかんよ~。
そうなんですよね、今我が家は『山南さん』だけが頼りなんですぅ。

それにしてもパソコンは動かなくなる、ビデオはこわれる、自転車はパンクする、おまけに掃除機も買い換えなきゃいけないし、みんながまんしてたけど茶の間のテレビも大きいのが欲しい、あれも直さなきゃ、これも買わなくちゃ・・・。

なにかと物入りな秋です・・・












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魔法の声

2005-11-15 | 読むこと。
                   
                       『魔法の声』
                       コルネーリア・フンケ

久しぶりに図書館でのんびりと本の背表紙を眺めていたとき、引き寄せられるように1冊の本に手が伸びました。
(時々こういうことってあるんですよね。本がおいで、おいでしてるみたいな)
その本というのは、『魔法の声』。
コルネーリア・フンケ作のファンタジーです。

フンケ・・・ああ『どろぼうの神様』の作者か・・・おもしろいかも・・・。

ハリー・ポッター以来次から次からファンタジーが出版され、最初喜んでいたものの、どれも似たり寄ったりで最近は少し遠ざかっていました。
借りてみる気になったのは、主人公メギーの父が本を声に出して読むと、登場人物がこの世に飛び出し、引き換えにそばにいた人間が物語の中に消えてしまう、という設定に興味をそそられたからです。
物語の登場人物が飛び出すって、おもしろそうじゃないですか!

『どろぼうの神様』を読んだとき感じたのですが、フンケの作品は登場人物が魅力的に描かれています。
本でも映画でもストーリーはおもしろいのに、主人公が魅力的でなかったらがっかりしませんか?
本を読む楽しみのひとつは、お気に入りの人物をみつけることですよね・・・って私だけ!?

この本の中では、意外にもそれがホコリ指でした。
しょっぱなから出てくる何やら怪しい男、ホコリ指(名前からして胡散臭い)。
イイヤツなのか悪者なのか・・・メギーも彼を警戒します。
読みすすむうちに、ほらやっぱり悪いヤツだ、と思いながらもどこか淋しげで憎めない。
謎だらけで暗くって、臆病者かと思いきや、意外に頼りになって・・・。
一体何なんだコイツは、と思って読むうちに、すっかり彼ばかり追いかけているわけですよ。

噂によると、この物語は映画化されホコリ指はヴィゴ・モーテンセンがするとかしないとか・・・。
真偽のほどはわかりませんが、私の頭の中では「ホコリ指 → アラゴルン」のイメージが定着し映像化までしてしまいました

ストーリーは、テンポの早いハラハラドキドキのファンタジー。
映画にはまさにうってつけでしょう。
本当に映画化されるといいな。

ストーリー展開のおもしろさだけではなく、この本のもうひとつの魅力は文字の持つ不思議な力のことが描かれていることです。
私たちはふだん何気なく文字を読み、その世界に浸っているわけですが、それって不思議なことですよね。
紙とペンだけで生まれる世界。
実際に登場人物が目の前に現われなくても、本を読んでいる間私はその世界にいるわけだし、自分で勝手に頭の中で映像化までしている。
まさに文字は魔法の力を持っているんだなあと思いました。

『ピーター・パン』を読んだらティンカーベルが出てきたり、本の作者が自分の作り出した悪者をなんとかしようとしたり、本をめぐってのファンタジーなので本好きにはけっこう楽しめます。
終わり方がすっきりしないなあと思っていたら、続編が出るようです。
ホコリ指がどうなるのか心配だったので、続編が楽しみ








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パッヘルベルのカノン

2005-11-10 | 日々のこと。
最近、ピアノのCDをよく聴いています
食事のしたくをしながら、洗い物をしながら・・・。
秋の夜は、ピアノの音が澄んできれいに響きます。

先日、いつもクラブで忙しい次女が、レッスンの日でもないのにめずらしくピアノを弾いていました。
で、ついこっちもいろいろリクエストし、久しぶりに彼女のパッヘルベルのカノンを聴きました。

私がまだ独身のころ、レコード店でバイトしていた友達からこの曲を教えてもらって以来この曲が好きで、たまたまカノンの入っているジョージ・ウィンストンのCDを買いました。
結婚してからも落ち込んだりすると、夜部屋の灯りを消してひとりで聴いたものです。

子どもたちがまだ小学生の頃、たまたまこのCDを聴いてすっかり気に入り(長女曰く、お母さんに感謝していることはハリー・ポッターとカノンを教えてくれたこと、だとか・・・それだけ!?)、ピアノを習っていた次女は楽譜を欲しがりました。
当時音大に通っていた姪にたのんで、子供向けの楽譜を見つけてもらったのですが、次女はそれでは飽き足らず、ジョージ・ウィンストンのように弾きたいと言うのです。
結局、何回も繰り返してCDを聴きながら自分で音をひろい、それらしく弾けるようになりました。
次女の努力の賜物というか、先日そのカノンを弾いてもらったら、やっぱりいいんですよね・・・。

一方幼児科でエレクトーンに見切りをつけたはずの長女は、両手で弾くなんてすっかり忘れていたのに、カノンだけは弾けるようになりたい、と次女に教えてもらい、毎日たどたどしい指で練習し、なんとか弾けるようになったのです!
・・・・恐るべし、子どもたちの執念
私は挑戦すらしなかったのに・・・子どものころ、一応ソナチネ弾いてたんですけど・・・

小学生のころ次女は毎日のようにピアノを弾いていたのですが、さすがに中学生にもなるとクラブや宿題やTVドラマ(?)にと忙しく、週に1~2回レッスンの前に弾くくらい。
バスケをやりながらピアノは無理があるよ・・・と母は内心思っているのですが、本人はピアノをやめるつもりはないらしく、指が動かへん!といらいらしながらも続けています。
別に音楽のほうにすすむ気はないらしく、いつまで習うつもりかなあ・・・月謝も高くなるし・・・と親は気を揉むんですけど。

それでも私がお風呂に入っているときに次女のピアノの音が聞こえてくると、湯船につかりながら「あ~、極楽、極楽」とつぶやいています
親ばかですね、はい。





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メキシコの世界遺産とクリスマス絵本 

2005-11-07 | 読むこと。
ハロウィンが終わったとたん、お店にはクリスマスグッズが並び始めましたねえ。
えっ、もうそんな時期!?と、主婦は焦ってしまいますよ。

きのうの「世界遺産」はメキシコのグアナファトという所でした。
16世紀に銀鉱山で巨万の富を手に入れた町、ということでしたが、数千人もいた鉱夫は今や30人。
しかし、当時の繁栄を物語る荘厳な教会や、裕福だったスペイン人の荘園、今では幹線道路として利用されている昔の地下水路などがあり、メキシコの文化ととスペインの文化が混ざり合った独特の雰囲気と強烈な色彩を放つ街でした。

街並みとか空の色とか日本と全く違うんだなあ、この街にオダギリのナレーターは暗いよ、いや、奴隷として過酷な労働を強いられてきた先住民の悲しみが伝わってくるかな、なんていろいろ思ってたときにふと映った映像。
あっ、これ!

それは公園で誕生日を祝ってもらってる子どもたちが、吊り下げられたくす玉を割って、その中から飛び散ったお菓子を拾うシーンでした。
これと同じ場面を絵本で見たことがあります。

マリー・ホール・エッツの「セシとポサダの日 クリスマスまであと九日」。
数あるクリスマス絵本の中でも、ちょっとめずらしい絵本です。
というのも、メキシコのクリスマスの様子が描いてあるのです。

インディオとスペイン人の文化が混じり合って独特の文化を作り上げたメキシコでは、クリスマスも他のキリスト教の国のクリスマスとは異なっています。
クリスマスの前の九日間、ポサダという特別なパーティーを毎晩違う家で開くのです。
そのときピニャタという、素焼きの壷を中に入れまわりを紙で好きな形に作り上げたものを庭に吊るし、それを割ると中からお菓子が出てきて、それを拾うのが子どもたちの楽しみなようです。

この絵本は、初めて自分のポサダをしてもらえることになったセシという女の子の物語です。
楽しみにポサダを待つセシは、市場で星の形をしたピニャタを買ってもらい、お菓子を詰め庭に吊るしてもらうのですが、お気に入りのピニャタが割られるを思うと悲しくて、木の後ろにかくれてしまいます。
でも、とうとうピニャタは割られてしまいました。
すると、星の形をしたピニャタは・・・

エッツの絵本は色彩豊かな絵本が多いなか、地味~な印象があるかもしれません。
色もあまり使ってないし、絵もおとなしいし。
でも、彼女の描く子どもの世界はとても豊かです。
色彩がなくても、子どもたちは頭の中に自分で色をつけて読んでいるのです。
この絵本はおとなしいながらも、メキシコらしい鮮やかな色彩がところどころに使ってあり、それがとても印象的。

それに、このセシという女の子がとてもかわいいんです。
池のあひるが好きなセシは、
  水の上にうかんでいる あひるになりたいな!  
  どんな気もちが するかしら?
と思うと、お風呂場で湯船に水を入れて中に入るのです!
水が冷たくて息も止まりそうになりながら、お風呂の中にしゃがんでガーガーとあひるの鳴きまねをするんです!
寒くて真っ青になっているセシを見て驚くお母さんに、「あひるに なってみたかっただけなの」なんて言うのです!
お母さんでなくても、抱きしめたくなりますよ。

この絵本が描かれたのは今から50年近くも前。
メキシコのクリスマスは今でもポサダがあるのでしょうか。
真っ赤なお鼻のトナカイさんと、白いおひげのサンタさんが飾られていたら、ちょっと悲しい・・・。


  
  



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山本ふみこのエッセイ

2005-11-04 | 読むこと。
ここんとこ毎日お弁当を作ってます。
土日も模試、試合、参観日と行事続きのため休むことなく・・・

別にたいしたお弁当を作ってるわけではないけれど、毎日だとやっぱり大変。
今朝も5時20分に目覚ましが鳴り響き、ああ~もう、起きたくないよ~と布団にもぐりこんだものの、・・・やばい!弁当!と飛び起きました。

ちなみに今日のお弁当のおかずは・・・
  生協で買ってた鮭の白醤油漬け
  冷凍食品のエビとイカのフライ
  ほうれん草とベーコンのガーリック炒め
  ミニトマト
  すき間を埋めるために、かまぼこと黒豆
  ご飯にはごま昆布


毎日、朝・お弁当・昼(うちは自営業なので)・晩と献立を考えるとか、予定をたてながら手っ取り早く家事をこなすとか、お日様の様子をみながら洗濯物を考えるとか、主婦業って年中こういうことの繰り返し。
あ~もう、やだ~!って思うときありませんか?

私は年に1度くらい(・・・だと思いたい)、なんもかんもイヤになって晩ご飯作らずに布団にもぐりこむとか、本を片手に部屋にこもることがあります。
家族にしたら迷惑千万。
しかし、さわらぬ神にたたりなし。
最近は子どもたちも大きくなったせいで、またか、と冷ややかに受け止めているようですが・・・。

こういう時って、別に何かに腹を立てているわけではなく、結局は自分自身に嫌気がさして、ど~んと落ち込んでいるわけですよ。
私の場合、落ち込むだけ落ち込むと、あとは立ち直るきっかけさえあればよいのです。

本の世界への現実逃避が続いたあと、私を現実にぐいっと引き戻してくれたのが彼女でした。
彼女のエッセイを読むと、単純に台所に立って「あ~、何かおいしもん作ろう!」という気になるから不思議、不思議。
彼女自身は、母子家庭で仕事と家事・育児の両立が大変だった時期もあるようなのですが、だからと言って肩ひじはってがんばってる、というのではなく、彼女の人柄なのか、文章から優しさやあったかさがにじみ出ています。
ささやかだけど家族と過ごす毎日の生活を大切にしてる、そんな心が伝わってきて、私も明日はもうちょっとだけ丁寧に生きてみよう、ってそんな気にさせてくれます。

私が読んだのは次のとおり。

  『ふだんの暮らしがおもてなし』
  『台所で元気になる
     したかったのは「少し」の生活』
  『食卓の力』
  『食卓のこころ』
  『元気がでるふだんのごはん』

明日はお弁当いらないって?
やったー!
あっ、でもクラブ午前ね・・・。









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