万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

“新天皇5月1日即位”と国際カルト組織

2017年12月01日 11時32分04秒 | 国際政治
天皇陛下、19年4月末退位へ=首相が意見聴取、8日にも決定―25年ぶり皇室会議
皇室に異変が続く中、報道に拠りますと、今上天皇が退位する日は4月末に決定されたそうです。退位日となる4月末の日程のみが強調されておりますが、これと一対となる“新天皇5月1日即位”の方が、余程、重大な問題なのではないかと思うのです。何故ならば、この日には、不吉な影が差しているからです。

5月1日と言えば、労働者の祭典、即ち、メーデー(Mayday)としての印象の方が強いかもしれません。メーデーは、アメリカのシカゴで1886年5月に発生したヘイマーケット事件に由来しており、デモとストライキが行われた5月1日を、労働者が権利を要求し、国際的な連帯のための活動を行う記念日としたのです(ただし、アメリカでは、暴動を誘発しかねないとして、9月の最初の月曜日を労働者の日としている)。いわば、国際的な社会・共産主義運動の実践が称賛される日(国際デー)でもあるのですが、敢えてこの日を“新天皇即位”の日に選定したとなりますと、その思惑と背景を疑わざるを得ません。

 さらに、5月1日には、歴史の闇との関連があります。1776年5月1日こそ、アダム・ヴァイスハオプト(Johann Adam Weishaupt)がイルミナティーと呼ばれる国際秘密結社を設立したその日であるからです。1954年5月1日は統一教会の創立日でもあり、同教団は、イルミナティーの下部組織なのかもしれません。一昔前には、こうした国際秘密結社の存在は陰謀論として一笑に付されたのでしょうが、今日の皇室の異変を見ておりますと、世界史の裏舞台における同組織の暗躍こそ、人類を不幸に導き、災禍をもたらしてきたとする見方もあながち否定はできなくなります。悪魔を崇拝し、世界支配を目的に国際共産主義、並びに、国際資本主義の双方を上部から操るとされる同組織の謀略的戦略からしますと、皇室や王室の内部に入り込んで自らの‘駒’とする手法は、目的達成にとりましては最も効果的で破壊的な方法の一つとなるからです。

東宮家の“愛子さん”が複数存在することは本日各紙に掲載された写真からも明らかですが、こうした要人の複数説は、同一組織の手によるためか、日本国に限らず、プーチン大統領やヒラリー・クリントン氏など、世界各国の要人(‘駒’?)で散見されます。また、イギリス王室も、昨今のヘンリー王子の婚約発表にはどこか陰謀めいた空気が漂っています。“新天皇5月1日即位”も、‘革命’をも連想させるからこそ、この日に設定されたのでしょうか。皇室や王室、そして、全世界の政治の世界は、国際的に張り巡らされた陰謀ネットワークとそのトップの指令に従い、“新たなる全体主義体制”という人類の隷従化、あるいは、野蛮化に向かって邁進しているかのようです。

真偽が入り乱れる情報合戦が繰り広げられる中で、こうした説の提起は、提起者自身が、陰謀論を信じる軽薄な者として嘲笑されたり、執筆内容の信憑性に疑いをかけられたり、社会的信用を落としたり、あるいは、陰謀組織から迫害や攻撃を受けるといったリスクを負うものではありますが、リスクを恐れて黙認を続けますと、人類は、狡猾な陰謀組織の思うままに支配されることとなりましょう。陰謀組織は実在するのか、否か、信頼性と評価を分けるこの重大な問いに対しましては、表裏両面の世界史の流れ、並びに、内外の現状分析からしますと、前者の判断に傾かざるを得ないように思えるのです。

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コメント (4)
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