花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

葛城の森のセンブリ開花

2017年10月17日 22時22分21秒 | スポーツ・トレッキング
家内を市内まで送るついでに、葛城の森のセンブリの様子を見に行った
小雨煙る天気だったが、センブリが開花して花をたくさんつけていた。

11日に様子を見に行った時には、開き始めの花が一輪しかなかったが
やはり花の時期を迎えて、雨にも負けずに咲いたものと思う。

センブリ リンドウ科センブリ属 和名の千振は、生薬として振り出しを
行うとき、千回振り出しをしても苦味成分がとれないことから名前がある

振り出しとは、生薬を作るため、乾燥させたセンブリを目の粗い布袋に入れ
沸かしたお湯に浸して、布袋を振ると、薬の成分が出る。
この動作を薬の振り出しという。

センブリは、日本各地の日当たりのよい山野に自生する1年草または越年草
高さは10~20センチ、8月~10月に茎の上部に円錐状に花をつけ、花は
白色の5弁花で、花弁には紫色のスジが入る
全草に苦味成分を含む。生薬は「当薬(とうやく)」と呼び、センブリの別名
ともなっている。

仲間にはチシマセンブリ、ムラサキセンブリ、ソナレセンブリ、タカネセンブリ
ヒメセンブリ イヌセンブリ などがある


開花した葛城の森のセンブリ


センブリの見本のような5弁花


中には4弁花もある。花弁の数と雄蕊の数が同じのが多い
センブリは離弁花のように見えるが、基部はつながっている合弁花である


数多い花の中には、こんな丸みを帯びたセンブリもある


雄蕊が花柱に近寄っているセンブリ


こちらは雄蕊が完全に花柱にくっついていた

(小雨が降っていたので、防水性能の高いオリンパスのアウトドア用のコンデジ
TG-3 で、すべて撮影しました)


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こぼれ話

花には、昼間は開き、夜になると閉じる花が有る
どうして開いたり閉じたりの動きができるのか、不思議に思っていたが、何気なく読んでいた
草花の育て方という本の中に、チューリップの花の、開いたり閉じたりする動きの解説が有った

それによると、気温が高いと、花の内側が外側よりも早く成長するため花が開き、気温が低いと
その逆になるため、閉じるのだそうである。

ここからは私の推論だが、これは花が成長している段階の話で、成長が止まれば開閉運動も
しなくなるという事であろう。
カタクリも同じ原理で動いているかどうかは、知らないが、開閉がとまると花は散るのを
まつだけである。

故藤圭子さんの歌に、花は夜開くという歌が有った

 ~ 15、16、17と私の人生 暗かったー~ (歌ってる場合か!(笑))

実際に夜開く花に南アメリカ原産の「オシロイバナ」というのが有る

なぜオシロイバナと呼ばれるかと言えば、果実の中に真っ白いでんぷんの粉が入っていて
これがお化粧に使う「おしろい」に似ているからだそうである。

オシロイバナは、夕方から開き始めるので、昆虫での受粉に頼れないので、開花と同時に
雄蕊や雌蕊が動き出し、雄蕊はくるりと曲がって雌蕊を取り囲んで受粉するのだそうである

この動きの働きは、何によって動いているのか興味がわいてきますね


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14日にドライブした奥日光の紅葉から


川俣ダムの瀬戸合峡の「渡らっしゃい吊橋」


瀬戸合峡の近くの山の紅葉


山王林道の途中で見た紅葉


山王林道の途中で見た紅葉


山王林道の光徳牧場ちかくの紅葉

14日は、日光方面だけ雨が降らない予報だったので、下見のつもりで
ドライブして回った。
ところが、遅く出かけたので、鹿沼のあたりから大渋滞の放送があり
急遽都賀で高速から降りて、一般道で霧降高原へ廻った。

霧降は、天気予報通りの濃霧で撮影ができず、川俣ダムに向かい瀬戸合峡
で一休み、川俣温泉から山王林道を延々と走り光徳牧場に抜けて帰ってきた

竜頭の滝は寄らなかったが、あたりは真っ赤な紅葉だった
晴れたら出かけるつもりだったが、雨が続くのであきらめた
なので下見の写真を掲載します。