花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

花友と秩父・小鹿野町両神の節分草撮影に行く

2019年03月03日 21時09分13秒 | スポーツ・トレッキング
8時に待ち合わせして、秩父の小鹿野町両神の節分草の自生地に行った
春の妖精と呼ばれる早春の花は、日が差して気温が上らないと花が開かないので
早朝に行っても仕方がないので、ゆっくりの出発でいいので助かる。

それでも日曜日と月曜日が雨降り予報なので、圏央道も一般道も混んでいた。
誰でも考えは一緒なので、これは仕方がない。
そんなこんなで、到着予想の10時どころか。10時半も過ぎていた。

時間が遅かったので、駐車場がすいていて、入り口より50メートルほど奥の
駐車場に止められた。

300円の入園料を払って、節分草園に入ると、まるで雪が降ったように一面
真っ白に節分草が咲いていた。
道に立ててあった旗竿に日本一と書いてあったのもうなづける。


一面に咲き誇る節分草

私のお目当ては、白花と呼ばれる青軸の節分草である。
花友と別れて、そこに飛んでいくと、すでに他のカメラマンで一杯である

青軸は後でゆっくり撮ることにして、変わり咲きの節分草を探して歩いた。


二輪咲きになり損ねた花


二輪咲きになり損ねた花のアップ
手書きの矢印に注目、左は花のなり損ねかな、右はめしべの数が多い
普通は紫色の雄蕊の中に2~5個のめしべがあると言われている


白花ともいわれている青軸節分草、普通の節分草と比較すると、茎の色
苞葉の色が淡緑色で、雄蕊の色が抜けて白いので、一目両善である。


青軸と右は普通の節分草

青軸を撮影していたら、富山から毎年のように来ているというご婦人と知り合い
色々面白い話を聞いた。
緑色の節分草や双子節分草を探しているという。

私たちは、二輪咲きを双子と呼んでいたが、それはただの二輪咲きと言われてしまった
苞葉の上に出る花茎は一本で、それに花が二輪ぴったりついて出るのが双子だというのだか
花友は二輪になり損ねたような花が双子じゃないかというのである。
とにかくこの富山のご婦人の勢いに圧倒されてしまったのである。(笑)


萼片の小さいセツブンソウ


八重咲風の節分草


二輪の花と青軸


園地の左の奥に咲いている座禅草 こちら向きはこれだけだった


背中向きのザゼンソウ


二輪咲きの節分草


二輪咲きの節分草


二輪咲きの節分草


二輪咲きのセツブンソウ


これぞ双子と思いきや、後ろを覗いた花友が、二つとも花茎があるから二輪咲きね という

ここに、4年前に来た時に、とんでもない突然変異を目にしている
その時の花を紹介しますね


シベが花弁化した節分草、何しろ園地の真ん中に咲いていたから
望遠で撮影したが、あまりにも遠すぎてぶれている。
この時、初めて見たが、それ以降は全く見ていない。


シベが花弁化した節分草2、二株のみ咲いていた花、発見した花友は
大興奮だったが、これを見た人はおそらく数人だったであろうから
無理もない。
以前、福島の樋沼で見た白山石楠花のシベが花弁化したネモトシャクナゲと
同じようであるが、原因は不明である。

栃木の星野や柿平の群生地に比べると、ここ両神の節分草は、雄蕊の色が薄いのが
多いので、あるいは地質が関係しているのかもしれない。
しかし植物のど素人の私には、判断する知識がない。

以下の写真も4年前の写真から捜し出したものである


白花と呼ぶ人もいる青軸節分草、注目は青軸の前にある芽出し
前年の実生の芽出しは、広楕円形の葉で、その前の株からは切れ込みのある
葉が出てくると聞いたので、これは以前の株からの芽出しかな。


青軸と広楕円形の芽出し、多分これが前年の種から芽出しした葉
と思われる

私は秩父だけで帰るのだと思っていたら、花友が帰りに栃木の柿平によって
帰るという。
まあ私は乗っているだけなので、楽ちんだが運転するKさんの馬力にはいつも
驚かされる。

という事で栃木県佐野市の柿平に着いたら、日も傾いて自生地は薄暗い
現地に行ってびっくり、節分草はどこに行ったというぐらい花が少ない
柿平には何度も来ているが、こんなに花の少ない柿平は初めてだった。


柿平の節分草、この花に比べたら秩父の花の雄蕊の色の薄いことがわかる

自生地の花が少ないので、下の民家の上の土手に行ってみると、土手には
それなりの群落が有った


民家の上の土手、以前来た時もここで見て知っていた


土手の群落


土手の群落にも二輪咲きの節分草があるのを花友が見つけた。

柿平から50号に抜けて家路につく頃、西の空の夕焼けが、写真に撮りたいほど
美しく見えた。


いまだに頭がボーッとしているので、誤字、脱字などの間違いはお許しくださいね