花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

栃木市都賀の花之江の郷に咲く春の花

2019年03月06日 22時27分02秒 | スポーツ・トレッキング
5日、星野の節分草の突然変異を撮りに行ったとき、ついでに都賀の植栽された
野草園、花之江の郷に寄って、春の花を撮ってきた。

このところ雨も結構降ったので、花が咲いているだろうと思ったが、まだ
咲いている花が少なくて、入園料も200円のままだった。ラッキイ。

おしまいに近い福寿草や下向きのクリスマスローズに目もくれず、山ゾーンに
入ると、気の早いアズマイチゲの白い花があちらこちらに咲いていた。
植栽されたものとはいえ、自生に比べたらはるかに速い。


アズマイチゲ


同上


同上


カタクリの葉の陰で咲く雪割草


同上


ひときわ鮮やかな雪割草


同上


同上 ハナアブが訪問中


遥か遠くにショウジョウバカマが咲き始めていた。近くは蕾ばかりだった
山の上のシロバナショウジョウバカマは、つぼみも出ていなかった。

日本水仙も咲いていたが、あえてパスして里ゾーンに行った。


里ゾーンには、キバナジンチョウゲが咲き、クロッカスやリュウキンカも咲いていたが他はパスした
三毳山に行ってザゼンソウを見たかったのとアズマイチゲの様子を見たかったからだ。


キバナジンチョウゲ
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属と言えば、筑波山にはこの属の仲間の
オニシバリがある。
沈丁花の名前の由来は、甘い香りを香料の沈香と丁字にたとえたものと言われる


クロッカス

花の終わった節分草

秩父で節分草の青軸を撮影していたら、女性グループに「節分草にタネができるのか?」
と聞かれたので、できますよと答えたが、花は見てもタネまで見ている人は少ない
のだろうと思う。
なので以前の記事でも載せたが、花之江に行ったら丁度花が終わり実ができつつあった
ので、花弁状の萼片が散った花と、タネが出来つつある花を撮影してきた。


受粉が住むと、先に花弁状の萼が落ちて、蜜腺状の花弁とシベが残る


蜜腺もシベも落ちてタネができつつある



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バイカオウレンの葉 根際から出る葉柄の先に光沢のある5枚の小葉がまとまってつく
ので、別名ゴカヨウオウレン(五加葉黄連)と呼ばれている。
オウレンは薬用として知られているが、この梅花黄連は薬用として使われていないという


セリバオウレンの葉 葉の出方が二回三出複葉
 多少セリの葉に似ているのでセリバの名前がついている
日本では、胃腸薬や下痢止め、ただれ目などにも使われ、中風などにも
効果がある薬用として使われていたのはこの種であるという。


セリバオウレンの雄花 一番外側に先のとがった長い花弁状の萼があり
その内側に、それより短いへら型の花弁があり、中に雄蕊が多数あり
花粉が出るころに花火状に広がる


セリバオウレンの両性花 カギ型に曲がったのがめしべで花によっては
紫色や緑色を帯びたものもあるという


セリバオウレンの雌花かな 雄蕊が見当たらないので

オウレンの仲間は、私は苦手で見分けが難しい、記載に思い込みや誤解が
あるかもしれませんので、うのみにせずご自身の手でお調べくださいね
冷や汗( ;∀;)