花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

庭に植えたキンセイランの花

2020年06月08日 21時03分48秒 | 自然観察

キンセイラン(金精蘭)、ラン科エビネ属、環境省(2012)絶滅危惧Ⅱ類
茨城県(1997)の危急種にも指定されている希少植物で、県北部の山に
まれに生えているという。
普通の山歩きでは見られないと言う事で、栃木県産の苗を購入して庭に
植えてみた。
山草図鑑などでも栽培困難種と言われていて、年を越えての栽培は困難と
言われているので、来年まで持つかどうかは判らない。
そんな花が、5月末から咲き出して、一番上の蕾まで開いた。
どうやら下から咲き上がる花のようだ。
本来は、杉などの樹林下の薄暗い場所に咲くらしいので、このような
明るい場所はダメなのだが、他に植える場所が無かったので、キエビネの
隣に植えてみたのである。
(まあ多少なりともキエビネのラン菌に期待したこともあるのだが)
幸運にも花の全開した姿を見ることが出来たので、花が終わったら
杉の樹林下にでも移植するか考えている。



茨城の県北の山に咲く花

2020年06月08日 07時25分05秒 | 自然観察

杉の巨木に着生するセッコク
高い樹上に咲くセッコクは、600ミリの望遠でも
この程度にしか撮影出来ませんが、数年ぶりに
無事な姿を見ることが出来ました。


セッコク、は綺麗ですが、着生された杉には迷惑なようで
枯れている枝も散見されます。


渓流沿いの山道をたどると、バイカウツギの花が咲いてました


バイカウツギ、真っ白な4弁花の花がとても綺麗です。
ユキノシタ科バイカウツギ属に分類される花で、ウツギ属
とは別属に分類されています。


ハナイカダが大きな実をつけていました
ミズキ科ハナイカダ属、別名 ママッコとかヨメノナミダと呼ばれる
しかしママッコは差別用語になるので、不適当でしょうね

ハナイカダの実、ヨメノナミダも大きいですね
2個とか3個つけている葉もありました
(黒く見えるのは虫に食われた跡です)


山の上は夏空でした


草むらにサイハイランの咲き残りがありました


本日の目玉(笑)、キヨスミウツボの芽出し、咲いている場所を
知らない人には判らないほど小さい。
ハマウツボ科キヨスミウツボ属、アジサイやカシ類の根に寄生する
寄生植物、多数の鱗片葉が互生して密につくと言われているが
肉眼では、どれが鱗片葉なのか判らない(涙)
近くにヤマウツボの群生があるのだが、すでにピーク過ぎで
腐っていた。