花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

筑波山の縁起物植物・万両

2021年01月11日 15時44分23秒 | 自然観察
世間では連休だが、定年退職した私には連休の感覚が無い。
梅林に行ってみたら、どこかの園芸業者が梅林の剪定作業をしていて
中には入れなかった。
梅まつりに向けて 剪定作業を急いでいるのだろう。
それならばと林道を歩いて縁起物植物の万両を写すことにした。
とは言っても、万両と千両の見分け方の自信が無い
葉の上に赤い実がなるのが千両
葉の下に赤い実がなるのが万両 ぐらいのお粗末な見分け方である
林道から沢筋を登ると、赤い実をつけた万両らしきものが点々と
生えている。
日差しが無いので赤い実も光らないのが残念だが今年最初の
縁起物をたくさん見る事が出来た。


万両


万両1


万両2


万両3


万両4

万両は関東地方以南に分布するやや暖地性の常緑低木と言われている
ヤブコウジ科ヤブコウジ属 なぜか直射日光を嫌う性質があると言う
そんな日陰者なのだが、花の無い時期に赤い実をたくさんつけるので
昔から縁起物として庭植えにも使われてきたらしい。

同じ赤い実をつける縁起物に南天がある
ナンテンという読みに難を転じるという意味を持たせて縁起物にしている
のと、昔から咳止めの薬効が知られて薬として使われていたという
我が家でもナンテンは植えている。
その上福寿草も植えているので、難を転じて福となすのことわざモドキである(笑)