花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

つくば市でツクバキンラン撮影

2020年05月13日 22時39分04秒 | 自然観察

ツクバキンランの花
キンランの唇弁が花弁化した花で、唇弁の隆起した筋や模様が無く距も無い
6枚の花被片がほぼ同型同大になる。花の形態形成に関わる
突然変異で生じた
(日本のランハンドブックから引用)


ツクバキンランの全身の様子
誰かがすでに枯れ木で保護していた

比較のために、同じ森で咲いていた普通のキンランの写真を掲載


キンランの唇弁には、隆起した筋と模様がある
唇弁は蕊柱を抱き、中心に褐色の隆起線があり、距が突き出る(ハンドブックから引用)


唇弁から距が突き出ているのが判るキンランの花


キンランの花の花柄子房は、花の向きが正常になるように
ねじれている。
キンランの花柄子房は筋があるのでねじれが判る
ラン科の花の多くは花柄子房がねじれるそうである
最初からねじらずにすむように花が咲けば良いのにと思うが
植物の生態は不思議だ
ねじるのは、たいてい唇弁が下になるようにするためらしいが
正確な事は私には判らない。

次の日、ツクバキンランの少しでも開いた花を撮ろうと日中に出かけたら
あいにくと木陰で日が当たらず、花が完全に閉じていた。
夏日のような気温でも、日が当たらないと開かないのかな
普通のキンランはみんな開いていたのに、難しい花だ
こっちは暑さに負けたのに、参ったよ。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (花友K さん)
2020-05-14 21:18:31
やりましたね!(*>∀<*)ノ
「ツクバ」を冠したキンランとご対面おめでとうございます!
ディスカバー茨城ですよ!!(笑)
返信する
茨城の花で (mino)
2020-05-15 05:23:01
故鈴木昌友先生が、この花を最初に見たのは
1970年に、教え子の学生から、涸沼の近くで
キンランの変わった花があると知らされて
見に行き、唇弁の模様も距も無いので
別種に記載した方が良いと、茨城の花で書いてました。
なので、この花の存在は50年も前から知られていたのに
ツクバの名前がついたのは数年前です
なので、せめて市内で見たとこだわって見ました
最初の発見地、涸沼は外出自粛で駐車場が
閉鎖されて入れませんので
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。