花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

疲れをいやすハナネコを探して

2019年03月25日 00時27分01秒 | スポーツ・トレッキング
昨日は森づくりボランティアで、今日は自治会の総会に参加して疲れたので
昼過ぎにハナネコを探してふれあいの道を歩いた。

普段ならめったに人に会わない林道なのに、日曜日で天気も良いので
ツールド何とかのようないでたちの自転車に乗ったチャリンコ属が
次から次へと走ってくる。

バイクも来るしスポーツタイプの車も走ってくる。
落ち着いて花の写真を撮っている暇もない。

先週は山ガールが5~6人で歩いてきて「何に撮ってるんですか?」と
聞かれたが「ネコノメソウだよ」と答えたら「ネコノメソウってどれですか?」
と聞かれたので、最近の若い娘はネコノメソウも知らないのだろうかと思った

この林道は小川に沿って続くので、道端にはネコノメソウが続いている。
「そこの湿地に黄色い花が見えるだろう、それがネコノメソウだよ」と
教えて別れたが、何はともあれ自然に親しむ山ガールは歓迎だ
しばらくして「ありがとう」と言う声が聞こえたような

その前にすれ違った若者たちには、ミミガタテンナンショウを教えたが
この野草が性転換する植物だと教えればよかったかなー。
栄養のない時はオスで、栄養が溜まるとメスに変わることを
オスはつらいのだよご同輩


ハナネコ


ハナネコ2


エンレイソウ
実はこの花、カタクリよりも花が咲くまでの期間が長く10年ぐらい
かかって、ようやく花が咲くという。
鈴木昌友先生の書かれた本には、タネが発芽するには2回の低温を
経なければならいと書かれていた。
芽が出ても2~3年は小さい細い葉が1枚だけで、エンレイソウらしい
3枚の葉になるのは7年目ぐらいだそうである。
それから花が出るまでの準備期間が3年かかるという。
葉っぱだけで花のない3枚葉のエンレイソウが有ったら、それは最低
7年は経っている準備期間のエンレイソウなのである。


ミヤマキケマンの咲きはじめ


同上


ヤマブキも咲きはじめ


リュウキンカによく似ているが、萼片か多いので外来種のヒメリュウキンカ
ではないかと疑っている花、野生化しているといわれているが気になる
判定は専門家に任せるしかない。

ミヤマキケマンの画像が違ってましたので差し替えました。ごめんなさい。
お詫びのしるしに、庭のミチノクコザクラの写真を公開します


満開のミチノクコザクラ、山新でスポット苗で購入して庭にうえたものが見事に咲いた。
これはたぶん園芸種だと思うが、もともとは青森県の岩木山が原産地
ミチノクコザクラ、サクラソウ科サクラソウ属 別名イワキコザクラ 日本固有
山野草図鑑では、ハクサンコザクラの一型と紹介されていたが、その
ハクサンコザクラを見るとエゾコザクラの変種と書かれている。

以前、ブログ「花と低山を目指してを書かれているkotsunagi567さんに教わったのだが
サクラソウの仲間には、メシベの長い「長花柱花」と短い「短花柱花」があると
聞いていたので、このミチノクコザクラはどっちなのかなと、花の中心を
トリミングで拡大してみた。


真ん中にメシベが大きく見えて、オシベはほとんど見えないようだ
それから言えば、これは長花柱花なのだろうと思う
栽培の時は、長花柱花と短花柱花の両方を交配させたほうが結実が
上るという。




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