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『澤乃井 櫛かんざし美術館』と『昭和レトロ商品博物館』

2007-07-28 23:28:50 | 月イチ美博のこと
月イチ美博、どこかないかなーと、こんな便利なサイト『美術館.com』なるものを
見ていたらみつけた『澤乃井 櫛かんざし美術館』
へぇ~、どこにあるんだろっと調べてみたら奥多摩。
乗換案内によると乗換回数5回所要時間1時間30分以上
遠いな・・
でも気になっちゃったらもういかん。
行くしかないでしょう

今日も暑くなりそうな土曜日、髪の毛結んで出かけてきた。
暑い・・・駅まで歩いただけですでに汗だらだら。
最寄駅である青梅線の沢井駅は思いのほか遠かった・・・
青梅駅まではいいんだけど、その先に行く電車が一時間に2本しかないもんだから
そこでで30分くらい待った。
電車を待ってる人はけっこういて、みんなどこに行くんだろーって感じ。
4両編成の電車に乗ると、あたりは山景色
立川から30分ちょっとでこの景色。
東京って思いのほか広いのね。
沢井駅に降り立つと、そこは無人駅。



わたしこんなとこまで来ちゃってよかったのか?とびびる。

『澤乃井 櫛かんざし美術館』は、収集家・岡崎智子さんのコレクションを
奥多摩の造り酒屋・小澤酒造さんが引き取って平成10年に開館した美術館。
江戸から昭和に至る櫛とかんざしを中心に約4000点にわたるコレクションを
季節ごとに展示しているそう。
澤乃井小澤酒造さんの澤乃井園を抜けて多摩川の渓谷にかかる
こーんな橋をわたった吉野街道沿いにあった。







美術館ロビーからの眺め

展示された櫛やかんざしは、べっ甲、象牙、江戸切子とさまざまな
素材で作られていて、その細かさ、美しさときたら先人の技術や粋を集めた芸術品。
櫛の山型になったところにガラスがはめこまれていたり
螺鈿を使った蒔絵がほどこされていたり。
この螺鈿がまたキレイ。
これらの輝きや色がみんな人工的なものでなく自然にあるものから出来ているって
いうことがすごいなと思う。
今は日本髪を結わないから櫛はなかなか使いようがないと思うけど
かんざしは今でも使ったらすごくいいと思う。
今のもので100年後もかわらずにキレイだなーと思わせるものって
何かあるのかな。

美術館のお庭からの眺め



川の水は思いのほかキレイで
釣りをしてる人やボート遊びをしてる人もちらほら。
水と木があると暑さもやわらいでさわやか。
川辺でBBQなんていいなぁ。



澤乃井園は目の前に渓谷が広がる木々にかこまれた
ビアガーデンならぬ日本酒ガーデン
生酒や小澤酒造のいろんな日本酒とおつまみが売っている。
しかし、さすがに昼間っから1人で冷酒飲むのもなぁ~ってことで
地ビール



小澤酒造さんはお豆腐も作っているらしく、豆腐懐石のお店も隣接
しているので、つまみは冷奴。



川を眺めながらビール、ゼイタク。



その後は、来るときの青梅駅で電車を待ってる間に
置いてあった青梅周辺のご案内パンフで見つけた『昭和レトロ商品博物館』
行ってみることに。
沢井から青梅まで電車に乗っているとき外は大雨。

青梅駅の構内にはこんなポスター



改札を出ると



駅前通りにも昔ながらの映画の看板があちこちに。



どうやら青梅出身の看板絵師・久保坂観氏の作品だそう。
戦前に建てられた商店や家も多いことからレトロな街青梅って
ことらしい。



『昭和レトロ博物館』は中に入ると、受付のおっさんは頭にタオル巻いて
競馬新聞読んでて昭和な感じ。
こんなのあったな~っていう缶ジュースや、昔のカメラのフィルム
牛乳びんのふた、ゲーム盤に駄菓子と、もう昭和好きにはたまらない。
なつかし缶ジュースには『SASUKE』なんかもあってカンドー。
コーラばっかり集めたコーナーにはそう言えばあったーっていう
ボトル瓶とかもあった。
あと筆箱やキャンディキャンディのイラストのアルミのお弁当箱。
昆虫採集セットなどなど。
わたしも子供の頃持ってたものもっととっておけばよかったよ。
楽しかった。

奥多摩、なかなか楽しい小旅行。

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