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@太田記念美術館
世界でも屈指の浮世絵コレクションを所蔵するベルギー王立美術歴史博物館
ベルギー王立図書館から、日本初公開を含む厳選された150点の展示
ベルギー王立美術歴史博物館の浮世絵所蔵は7500点以上、
王立図書館の所蔵は500点を超すそう。
なんで日本の浮世絵がそんなに外国にあるんだろう。
アメリカのボストン美術館なんて5万点を所蔵するらしいけど、
ベルギー王立美術歴史博物館のものは保存状態がすごく良いらしい。
原宿にある太田記念美術館
行ってみたいなーと思いつつ今回がお初。
こじんまりとしたところなんだけど、靴を脱いでスリッパで入るのがおもしろい。
展示室の1階には、小上がりみたいな畳のスペースがある。
ここに展示されていたのは、ここ太田記念美術館所蔵の肉筆画
肉筆画はやっぱり色鮮やか。
着物や帯、かんざしの細かい柄に見ほれる。
ぐるりと展示されたものを順繰りに見ていくと、
目にとまったのは鈴木春信の美人画
女性と一緒に、桜やあやめ、もみじ、すすき
季節の花が描かれているのがいい。
同じように女性を描いたものでも、喜多川歌麿さんと鈴木春信さんとでは
全然雰囲気が違うのもおもしろい。
美人画とか言っても、今の美的感覚からしたらちっとも美人じゃないのが
じっと見ているとなんだか本当に美人に見えてくる。
謎多き絵師、写楽さんは役者絵
写楽んの一点ものなんていうものもありました。
葛飾北斎と言えばの富嶽三十六景は、“甲州三蔦越”と“凱風快晴”があった。
“凱風快晴”は見たことあるなーと思ったら、
このクリアファイルを持っていた。
富嶽三十六景の青みが好き。
展示室2階は私は名前を存じ上げない方の作品もたくさん。
歌川広重さんの“東都名所 高輪廿六夜待遊興之図”は
お祭りなのかなー
たくさんの人、
志るこやさん、だんごやさん、イカ焼きやさん、おすしやさんとかの出店
だんごを食べる人、なぜかタコのかぶりものをする人とか
いろんな人やものが細かく描かれている。
あとはバックに海。
すごく楽しそうな絵だった。
見れば見るほどいろんな発見がありそう。
おもしろかったのが、歌川国芳さんという方の金魚づくしシリーズ
金魚が、お酒飲んでいたり子金魚おんぶしていたりと
まるで人間みたいに描かれている。
赤とうすもも色の金魚がかわいい。
ポストカードにしたらよさそう、と思ったら売店でポストカード売ってた。
原宿の喧騒から一歩入るとこんな静かな空間があるんだーと思った
太田記念美術館。