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『織田信長の人間学』 童門冬二

2008-09-18 23:48:01 | 本のこと
信長フェスティバル小休止のあいだに信長さんのことをちょっとお勉強。
と言ってもこの本は、もうだーいぶ前、社会人になって数年の頃
同じ部署の営業さんが、自分の机を片付けていて出てきたのを
わたしにくれたもの。

わたしは大河ドラマ『おんな太閤記』を見て秀吉ファンだったので
あんまり興味なくて読まずに放置していたのを
ひっぱり出してきた。

信長の人間性、魅力を現代社会の視点から語っている。
ビジネス書とまではいかないけど、サラリーマンが読んだら
おもしろいのかもしれない。

信長はヒッピーのような格好をして城下を通る商人や旅人を
眺めてはこれからの国のことを考えていた、とか
商業を重んじたとか、
本当はやさしかった、なんてことが書いてあった。
世間では信長、秀吉、家康と並べて比較されるけれど、
実のところ、信長がそれまでの身分や価値を取り壊し
それを秀吉が引き継ぎ、家康が定着させたっていうこと。

あと、信長の叔父信康が築いた犬山城の天守は日本に現存するものでは
最古だっていう、城好きにはたまらない小ネタもあった。

作者童門さん曰く、テレビでも映画でも織田信長を演るタレントは
かなり得をするようだ、って。
本能寺のシーンを先に延ばせ、とか回想シーンで登場させろ、とかあるらしい。
うしし。
『天地人』吉川信長もそうであることを願うっ

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