@池袋HUMAX
監督:中島哲也
原作:後藤ひろひと
脚本:中島哲也・門間宣裕
出演:役所広司、アヤカ・ウィルソン、妻夫木聡、土屋アンナ、
阿部サダヲ、加瀬亮、小池栄子、劇団ひとり、山内圭哉
國村隼、上川隆也
上映時間:105分
『下妻物語』『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督
変わり者ばかりいる病院を舞台に、事故で両親を亡くし記憶が1日しか
もたなくなってしまった少女パコのために、大人たちがなにか出来ないかと
一生懸命になるちょっと変わった物語。
最初にこの作品のポスター、フライヤーを見たときには
邦画じゃなくて洋画かと思った。
ちょっと今までのわたしが観ていた邦画にはない世界。
一代で大会社を築いたヘンクツわがまま老人に役所広司
ジュディオング好きのオカマに國村隼
消防車にひかれたマヌケな消防士に劇団ひとり
大人になったら世間から忘れ去られたと思いこんでいる
自殺願望のある元有名子役に妻夫木聡
もとヤンキーの看護師に土屋アンナ
社長夫人の座を狙う看護師・小池栄子
そのダンナが加瀬亮
いつも踊っているテンション高いドクター・上川隆也
実はパコの絵本の原作者で突如あらわれるヘンな人が阿部サダヲ
どなたもまぁキョーレツなメイクと扮装で。
大御所がよくここまでやったなぁという感じ。
ブッキーなんてさわやかさのかけらもなかったさ。
カラフルというよりは毒どくしい、まるでアメリカのグミみたいな色彩。
なんだけど、そこがひとつの世界として楽しめる。
この病院にいるオトナたちは実はみんなどこかしら弱い部分をもっていたり
傷ついていたりする。
だから、ちょっと泣ける。
ずっと一人でやってきたワガママ老人は、パコと出会って忘れていた何かを
思い出して久しぶりに涙を流す。
涙の止め方を知らない老人に、ドクターが“たくさん泣けばいい”って
教えてあげる。
そのやりとりにこっちまで泣けてきた。
パコがかわいいの。
阿部サダヲはキョーレツで笑える。
こうゆう役がすごくすごく似合ってるんだよなー。
最初に出てくる、歳をとった阿部サダヲが訪ねるお屋敷の壁に
林家ペーパー、デヴィ夫人の肖像画があるんだってー。
全然気付かなかったよ。
このお屋敷の2階の部屋が、銀河鉄道999のポスターやガンダム、エヴァンゲリオンの
アスカのポスターが貼ってあってオタクっぽくて楽しそう。
もっと細かく見たいな。
奇抜でみょうちくりんだけど、どこかあたたかいファンタジー。
“見かけのリアリズムはどうでもよくて、感情のリアリティがきちんと
描かれていればお客さんは楽しんでくれる”っていうのが中島監督の考え方。
なるほど納得。
『ガマ王子対ザリガニ魔人』の飛び出す絵本が欲しいなぁ。
監督:中島哲也
原作:後藤ひろひと
脚本:中島哲也・門間宣裕
出演:役所広司、アヤカ・ウィルソン、妻夫木聡、土屋アンナ、
阿部サダヲ、加瀬亮、小池栄子、劇団ひとり、山内圭哉
國村隼、上川隆也
上映時間:105分
『下妻物語』『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督
変わり者ばかりいる病院を舞台に、事故で両親を亡くし記憶が1日しか
もたなくなってしまった少女パコのために、大人たちがなにか出来ないかと
一生懸命になるちょっと変わった物語。
最初にこの作品のポスター、フライヤーを見たときには
邦画じゃなくて洋画かと思った。
ちょっと今までのわたしが観ていた邦画にはない世界。
一代で大会社を築いたヘンクツわがまま老人に役所広司
ジュディオング好きのオカマに國村隼
消防車にひかれたマヌケな消防士に劇団ひとり
大人になったら世間から忘れ去られたと思いこんでいる
自殺願望のある元有名子役に妻夫木聡
もとヤンキーの看護師に土屋アンナ
社長夫人の座を狙う看護師・小池栄子
そのダンナが加瀬亮
いつも踊っているテンション高いドクター・上川隆也
実はパコの絵本の原作者で突如あらわれるヘンな人が阿部サダヲ
どなたもまぁキョーレツなメイクと扮装で。
大御所がよくここまでやったなぁという感じ。
ブッキーなんてさわやかさのかけらもなかったさ。
カラフルというよりは毒どくしい、まるでアメリカのグミみたいな色彩。
なんだけど、そこがひとつの世界として楽しめる。
この病院にいるオトナたちは実はみんなどこかしら弱い部分をもっていたり
傷ついていたりする。
だから、ちょっと泣ける。
ずっと一人でやってきたワガママ老人は、パコと出会って忘れていた何かを
思い出して久しぶりに涙を流す。
涙の止め方を知らない老人に、ドクターが“たくさん泣けばいい”って
教えてあげる。
そのやりとりにこっちまで泣けてきた。
パコがかわいいの。
阿部サダヲはキョーレツで笑える。
こうゆう役がすごくすごく似合ってるんだよなー。
最初に出てくる、歳をとった阿部サダヲが訪ねるお屋敷の壁に
林家ペーパー、デヴィ夫人の肖像画があるんだってー。
全然気付かなかったよ。
このお屋敷の2階の部屋が、銀河鉄道999のポスターやガンダム、エヴァンゲリオンの
アスカのポスターが貼ってあってオタクっぽくて楽しそう。
もっと細かく見たいな。
奇抜でみょうちくりんだけど、どこかあたたかいファンタジー。
“見かけのリアリズムはどうでもよくて、感情のリアリティがきちんと
描かれていればお客さんは楽しんでくれる”っていうのが中島監督の考え方。
なるほど納得。
『ガマ王子対ザリガニ魔人』の飛び出す絵本が欲しいなぁ。