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『20世紀少年』

2008-09-17 23:14:29 | └映画のこと
@池袋HUMAX

監督:堤幸彦
原作:浦沢直樹
脚本:福田靖・長崎尚志、浦沢直樹、渡辺雄介
出演:唐沢寿明・豊川悦司・常盤貴子・香川照之・石塚英彦
   宇梶剛士・宮迫博之・生瀬勝久・小日向文世・佐々木蔵之介
上映時間:141分

浦沢直樹のマンガ『20世紀少年』の実写映画化

1997年 ロックスターになる夢をあきらめて
コンビニを営むケンヂ(唐沢)
その頃巷には、“ともだち”とよばれる教祖が率いるカルト教団が
現れ、あやしげな事件が起きていた。
そのあやしげな事件は、ケンヂが小学生の頃に原っぱの秘密基地で
つくった“よげんの書”のなかで起こる事件とそっくりだった。
“ともだち”はケンヂたちの仲間なのか?
“よげんの書”に書いた、2000年12月31日に起こることから
人々を守るため、ケンヂは立ち向かう。

ずっと読みたかったマンガ『20世紀少年』が実写映画化。
これは、映画を先に観るか原作を読むべきか?ともたもた
しているうちに公開されてしまって
こりゃ先に観るしかあるまいなーと思っていたら
会社の人が原作持っていて貸してもらえることに。
1日4冊ずつ持って来てもらっているんだけど、
4冊づつでヨカッタ、っていうくらい
読み出したら止まらない。

全部読んでしまって結末を知って映画みたんじゃ
つまらないかなーと思って、
半分くらい読んだところで映画を観た。

公開のだいぶ前からの話題作
きくところによると3部作で総制作費は60億だとか。
なにがすごいって出演者
唐沢さん、トヨエツとメインキャストはさることながら
ほんの1シーンに、いろんな人が出てくる。
フミヤとか、竹中直人さんとか、及川ミッチーとか
見逃さないようにしなくちゃって感じ。

原作に忠実に作ったってことで、キャストはそれぞれ原作の雰囲気をもってる。
とくに子供時代なんて、Tシャツのよごれや顔をすすけっぷりまでマンガを
思わせる。
史上最悪の双子、ヤン坊、マー坊なんてホントに絵のまんま。

撮影の絵コンテにマンガのコマ割をそのまま使ったという通り、
喫茶さんふらんしすこ、スナックロンドンの看板や
ポルノ映画のポスターとか、アングルまでそのまんま。

堤幸彦監督は、撮影のときに、いわゆる堤ワールド的なネタをあちこちに
盛り込んだらしいんだけど、編集でほとんどカットしたってパンフに
書いてあった。
竜雷太が柿ピー食べるシーンとかあったのかな?なんて想像してしまった。

時間軸が行ったりきたりする原作をどうやって表現するのかなーと
思ったけど、分かりにくい感じはしなかったかな。
エピソードが原作と前後するところがあったけど、
それは、マンガと違って読み返せない分、ストーリーを分かりやすく
するためにそうしたらしい。
これだけの長編の一部を2時間ちょっとにまとめるには
仕方ないんだけど、ちょっと物足りないところもあって。
オッチョ(豊川)のタイでの過去とかには触れないのかなー。
原作読み始めて“オッチョかっこいい”って思ったけど
映画でもやっぱりカッコいい。

マンガは、アポロ月面着陸、大阪万博、秘密基地、駄菓子屋、
なつかしい雰囲気と未来を行ったりきたりしながら進んでいく
冒険もの。
マンガでありながら、かつて日本を騒がせたカルト教団を想像させる
リアルもある。
そこにあるロック魂と正義。
けっこう泣けちゃう。

1章終わりで流れる2章の予告映像がこの先のストーリーを期待させる。
1章は、これから起こる壮大なストーリーのプロローグという感じ。
マンガを読んでいなくても楽しめるし、
読んでいたら、“同じだー”とさらに映像を楽しむこともできる。
観終わっておもわずまた1巻から読みたくなったもん。

この週末は天気も悪そうなので引きこもってラストまでイッキ読み
してしまいそうだ。
でも読み終わっちゃうのがもったいなーい。
まさにドキドキわくわく。


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