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『ミュージカル・スターは夢を見る・・・』

2009-04-26 23:59:11 | ├お芝居のこと

@博品館劇場



劇団とっても便利
小柳ルミ子
宇都宮直高
大門正明
上杉祥三

世間から忘れ去られてしまった往年のミュージカルスター(小柳ルミ子)が
劇団運営に行き詰まる若い演出家(宇都宮直高)に出会って恋に落ちる。
ミュージカルの夢をかなえようとする2人と、
一儲けをたくらむプロデューサーが現れて・・・というストーリー。

『SEMPO』以来お気に入りで、何度か拝見しているうっつーこと宇都宮直高さん。
上演日程的にどうかなーと行くつもりはなかったんだけど、
ミュー活仲間が見て、なんだかすごいことになってるっていうんで
わたしも急遽観に行くことに。
だから、お稽古したお花を持ったまま日曜マチネ大千秋楽に行ってきた。
急遽決めたわりにオトクチケットで行けてありがたい。
しかも前の方のお席でした。

小柳ルミ子さんの存在感はすごかったね。
歌もお上手だし、なんと言ってもダンスがすごい。
セクシーな衣装とダンス。
のっけから、けっこうな衣装だったもんで、そこまでやらんでも・・・と
ちょっと思ってしまいましたが
男性ダンサーさん2人従えてのダンスはお見事
リフトされたり、ぐるんぐるん回ったりしてました。

ミュージカルスターへの夢や、脚本家と親しくする劇団員への嫉妬を
歌い上げるところは情感たっぷりで、ちょっとコワイくらい。

虚構の世界で脚本家うっつーを溺愛する元スター
それがっ、1幕終わりあたりで2人の濃厚ラブシーンがっ
激しいっ
そんなうっつーってばアリか?と動揺してしまいました。

2幕目はさらにはげしー
席が近かったもんだから、音まで聞こえそうだった。
肩脱がされそうになってるし。
いやータイヘン。
さらに、若い子についよろめいてしまってあんなことしちゃったり。
あ~ドキドキした。

でもそこばっかりに気をとられていたワケじゃなくて。
うっつーのあの真直ぐに響きわたる声はやっぱりすばらしかった。
もっともっといろんな歌を聴かせて欲しい。

全体的には、うっつー目線で見ているっていうのと
わたしの耳が肥えていないっていうので、うっつー以外には
興味を魅かれる方は特にいなかったかな(すいません

『サンセット大通り』っていう名作が下敷きになっているらしいんだけど、
オチがいまいちなような・・・

そう言えば、ルミ子さんが歌いあげたあととか、何回か客席から
“ルミちゃ~ん”って声がかかったのがびっくり

世の中には星の数ほどミュージカルがあるんだねぇーと思った一作。

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