日本うつ病学会とJCPTDという委員会が併催の市民公開講座に行ってきた。
最初にキッカワがうつ病について対談するって知ったときは、
そういった場にファンが行ってしまっていいんだろうかって
躊躇したんだけど。
うつ病を患っている人が思っている以上に多い今、
勉強のために行かせてもらうことにした。
最初は、医学部の教授の方による、うつ病とは?と、
その治療についての講演が1時間くらい。
うつ病にもいろいろな症状がある。
よく聞く“サザエさん症候群”も例としてあがっていた。
“うつ病”までにはいたらなくても、うつの症状を感じている人は
きっとたくさんいるんだろうな。
そして、そのあとキッカワの登場。
なんでキッカワがこの講演に呼ばれるのかなーと疑問だったんだけど
この対談相手の教授先生が修道高校の同級生ってことで納得。
キッカワは、グレーのシャツにダークグレーのスーツ。ノーネクタイで。
神妙な面持ちで登場するかと思っていたら、
思いのほかくだけた雰囲気。
ちょっとホッとした。
教授先生が、“キッカワ”って呼び捨てにしていたのが
同級生なんだーって感じでよかったね。
キッカワは先生のこと“くん”付けで呼んでいた。
この対談は今までも著名人が参加していたらしんだけど、
絶対にうつ病にはならなそうなキッカワをよんでみたかったそうです。
それに対してキッカワは“どっちかっていうと躁?”ってなリアクション。
キッカワの話を“うんうん”ってうなずきながら聞いているのが
とっても心療内科の先生っぽかった。
修道は文武両道だけど、“文”はダメだったねーなんて話や、
信長話。
教授先生がキッカワに
がんばりすぎて折れちゃったり挫折したときにはどうしてるの?って感じの
問いかけをすると
キッカワは、挫折なんてどんどんするべきだーくらいのいきおいで
“履歴書に挫折欄を作れ!”なんて言っててみんなで笑った。
履歴書に挫折欄ねー。
おもしろいこと言うわ。
“いい大学出たなんてどうでもいい!”って言い切ってから
ここにいらっしゃる先生方はみなさんいい大学を出ていることを思いだして、
イスから立ち上がって、司会の東大名誉教授に向かって
“すいません”ってやってました。
他にキッカワが言っていたこと。
落ちるときは心おきなく落ちればいい
治せる傷は治したけど、どうしてもはがせない無念がある
窮地に立たされたとき、力になるのは楽しかったことではなくてつらかったこと
うつになってももどってくればその人にとって良い経験
先生が“もし死にたいって人がいたら?”って問いかけをしたときに
考え考え話しながら、“生きたくても生きられない人もいる”って
言ったときには、ずきんときた。
こうしてならべてみると、やっぱり言ってることがキッカワコージ
いつでもどこでもかわらずキッカワコージなんだってすごく思った。
いろいろしゃべったあと、まとまりの無い話だよねー
来ちゃってよかったのかなぁ?ってこぼしたら、
司会の東大名誉教授先生、“もう来ちゃったんだからしょうがないでしょ”と
みごとなつっこみにみんなで笑った。
同級生対談のあとは、最初に講演した先生2人ともう一方先生が登壇して
キッカワ含め5人ならんで、うつ病についての質問に答える。
これまた司会の名誉教授がその質問の回答者にキッカワをご指名。
キッカワは“先生っ、そういうのこっちの業界ではムチャぶりっていうんですよっ”って。
こっちの業界ってどっちの業界だっつーの。
キッカワが答えることになった質問は、
うつ病の人との接し方は?っていう感じの問いだったんだけど、
キッカワは、
はれもの扱いしないで普通にすることって答えていた。
その答えに他の先生方も納得の様子。
他の先生方が話しているときは、相変わらず落ち着き無い感じなんだけど、
落ち着きないのはカラダの動きだけで
実際は真剣に話を聞いているみたい。
分からないことをスルーできずに同級生先生にこそっと聞いていた。
最後にひとことってことで、
“参加させてもらって勉強になりました。
これがきっかけで気にかけるようになればいい”ってことを言ってました。
どこにいってもかわらないキッカワの考え方や言葉のおかげで
わたしも無理なくうつ病について知ることができたのかな。
おじゃまいたしました。
以上、記録マニアの自分のためのメモ。