ギリシャに眠る日本美術~マノスコレクションより
@江戸東京博物館

“世界初公開 誰も見たことのない写楽がギリシャにあった”
なんつーコメントにひかれて行ってきた。
ギリシャの最北、コルフ島にある国立コルフ・アジア美術館に所蔵される
アジアの美術品約1万点。
2008年に大々的な調査が行われ、その中で写楽の肉筆画と認められ
今回世界初公開された扇面画。
東洲斎写楽と言えば、10ヶ月のあいだに約140点もの作品を残し
その後浮世絵界から姿を消した謎の浮世絵師。
浮世絵って、興味はあるけど知識はないんで
その“写楽の肉筆”ってのを目の当たりにしたところで
はぁ~っ、コレがそうですかぁーって思うくらいなんだけど。
しかし、版画でなく肉筆が世界で初めて公開されるってすごいなぁ。
写楽の肉筆と認められている扇面画がもう一点、
岐阜の石水博物館ってところに収蔵されているらしいんだけど、
それは非公開。
きっと、今回のこの展示公開は浮世絵業界(そんなのあるのか?)
にとってはとんでもないことなんだろうなー。
他には、喜多川歌麿、鈴木春信、北斎とわたしでも聞いたことある
絵師の版画もたくさんありました。
北斎の『百物語』っていう5作からなる錦絵は
お岩さんとかいわゆる日本のお化けが描かれていて、
おどろおどろしいんだけど、北斎はこんなのも描いていたのかーと
面白かった。
江戸博物館は土日はいつも混んでいるから、
今日はあえて、閉館1時間前の16:30頃行ってみたら
空いていたー。
この時間ねらい目かも。