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『オーデュポンの祈り』伊坂幸太郎

2012-04-13 00:11:37 | 本のこと

 

伊坂幸太郎のデビュー作だそうで。

コンビニ強盗に失敗した伊藤がいつのまにかたどり着いた見知らぬ島。
そこは江戸時代から鎖国が続いていて、妙な人間ばかりが住み着いている。

嘘しか言わない画家
殺人を許可された男
未来が見えるしゃべるカカシ

なんともシュールな設定なんだけど、
非現実的な独特の世界に引き込まれていく。
不思議な人たちの、おかしな行動にはすべて意味があって、
最後にはそれがきれいにつながる。
うまいなぁー。

閉ざされた島では、“夜景を観に行く”っていうのは、
“暗闇を観て夜を楽しむこと”っていうエピソード好きだな。
見張り台に登った伊藤が、あまりの夜の暗さに
“地面よりも夜空の方が近くにあるんじゃないか”っていうところも。

伊坂作品を読むと、やっぱり村上春樹を思いだす。
両方のファンから“えー”って言われそうだけど。

このしゃべるカカシのくだりが、伊坂作品の『ラッシュライフ』とリンクしてるらしい。

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

 

新潮社


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