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『陽だまりの樹』 初日

2012-04-14 14:07:54 | 吉川晃司のこと

2012.4.13(金)のこと。

サンシャイン劇場

上演時間
1幕:1時間15分
休憩:20分
2幕:1時間15分

プレビュー公演という名の有料公開ゲネプロなんかにゃあ金は出せない、
ものさし変わっちゃったんだもん。
仕事だってあるしさ。
ってことで、初日がわたしの初だまり。

『SEMPO』のときみたいな、大丈夫なのかーキッカワー、っていう緊張感は
今回はそんなになくて。
どっちかっていうと、芝居そのものがおもしろいのかどうかが心配だった。
今後けっこうなだまり具合なもんで。

無骨で不器用で頑固な武士・伊武谷万二郎×吉川晃司は、
やっぱり吉川晃司そのまんまだった。

どっかで見たことあるなぁという立ち姿は、『鳥刺し』のご別家さまだー。
ご別家のカッコしたSEMPOさんがしゃべっている、って感じ。

とにかくカタい。
役そのものがカタブツだから、それでいいのかもしれないけど。
棒読みというかなんというか、かまないようにきっちりしゃべってます、
っていうのがアリアリなとこがなんとも・・・・
ファン的にはこれがキッカワだからーって感じなんだけど、
お芝居ファンの方たちにはどうなんでしょ。

この日は初日にして東京公演でイチバンのいいお席。
今後は見事なくらいに後退していくんですけども。
全体はそっちのけで、キッカワ万二郎をガン見しちゃいました。
ビジュアルはやっぱり好き。
白髪じゃないし(笑)
おみ足はほんのちょっとチラっ。
手がずーっと“ぐー”で、その手にういた血管まで見ておきました。
上川さんと石倉さんの笑わせ芝居に耐えている顔、
たえらんなくて横むいちゃうところ。
まったく笑顔のない役だからカテコでの笑顔に救われる。
最初に出てきたときはまだ万二郎なんだけど、
上川さんに桜吹雪をかけられて笑顔に。
自分も足元の桜吹雪をひろってまいていた。
カテコは3回あったかな?

お芝居そのもととしては、いわゆる幕末もの。
それ以上でも以下でもなく。

ネット記事のインタビューでキッカワは、
今の時代と通じるところがたくさんある、って言っているけど、
わたしはまだそこまで感じとれなかった。
この先観劇回数を重ねるうちに感じられるようになるかな。

それから上川隆也さん。
やっぱりすごいなぁ。
舞台の上の人だ。
声の通り、セリフまわしの聞きやすさ。
さすがです。
真面目なシーンとおちゃらけたシーン、
緩急のある芝居っていうのかな?
空気感がガラリとかわるのがすごい。
客席最前をふりむいて“見えてる?”なんてやっちゃう感じも好感度Up

初日ってこともあって、舞台裏で物が落ちる音がきこえちゃったり、
殺陣もいまいちなところがあったけど、
そこはきっとどんどん成長していくんだろうな。

パンフは1600円
グッズは油とり紙とてぬぐい。
てぬぐいは「かまわぬ」とのコラボで1600円でした。

6.1以前の自分なら、キッカワが舞台を無事にやりとげる
それだけで、よくやった!ってベタ褒めだったんだろうか。
今はちょっと辛口すぎるのかな。

といいつつ本日これから2だまりめ。
そのうちサンシャインで買い物して散財しちゃいそー。

 


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