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『蒼の乱』

2014-04-05 09:05:04 | ├お芝居のこと

劇団☆新感線 2014年春興行 いのうえ歌舞伎『蒼の乱』

@シアターオーブ

2014年4月3日(木)のこと。

14時開演
上演時間:3時間50分(休憩20分)

【作】中島かずき
【演出】いのうえひでのり

蒼真・・天海祐希
将門小次郎・・松山ケンイチ
帳の夜叉丸・・早乙女太一
弾正淑人・・・梶原善
邦香・・・・・森奈みはる
伊予純香・・・粟根まこと
桔梗・・・・・高田聖子
黒馬鬼・・・・橋本じゅん
常世王/奥の大殿・・平幹二朗


大好きな新感線と大好きな天海祐希
こりゃもう期待しちゃうでしょ。
そして期待を裏切らない、それがわたしにとっての劇団☆新感線

あまみんは、『阿修羅城の瞳』『薔薇とサムライ』に続く3度目の新感線
わたしがあまみんを好きのなったのは、テレビのあまみんだけど、
天海祐希はやっぱり舞台の人なんだなぁと思う新感線
舞台の上での立ち姿、動きが美しい。
細っそかったー。
今回の舞台装置は、3列つぶしているので、4列目が最前列。
わたしたちは、端の席だったので前から2列目で、
舞台を観るには首が痛くなっちゃうというゼータクな席
あまみんのしゃらりとした衣装から透ける手足、ウェストが本当に細かった。
衣装にあわせた青いネイルまで見えるお席

将門小次郎に代わって、坂東を守ると決めてからのあまみんのかっこいいこと。
わたしの大好きなマントひるがえし系
あまみんは、宝塚出身とはいえ、お歌は若干・・・な感じでではないかと思うんだけど、
すっと立って歌う姿は、やっぱりかこいい。

松山ケンイチさんは、わたしのなかではスクリーンの人、だったけど、
セリフまわし、立ち回り、最初はマツケンとわからないくらい
舞台で映えていたな。

早乙女太一さんの殺陣、立ち回りがまたすごくって。
あのスピード感が尋常じゃない。
今まで観たことあるなかで一番好きな殺陣
後半、クライマックスの“貴様”ってさけぶシーンがヨカッタなぁ。
あの凄みのある声、、心臓に響いた。
このシーンに、チケット代の半分は払えるってくらい。

森奈さん、声がSEMPO妻なのね。
もっと歌ってほしかったな。

歌と言えば、右近さんにももっと歌ってほしい。
毎回歌よりもおたけびなんだもの。

保坂エマさんはいつもかっこいい役が多いと思うんだけど、
歌も上手だなー。

じゅんさんが馬で登場したときには笑ったわー。
笑ったけど、あれ、常に動いていて、けっこう大変だよね。
しょうもない顔の表情が観られたのが前の方の席ならでは、だった。

いっつも裏切りもの役が多い、粟根さんが今回いい人だった。
ジャック・スパロウ風な海賊ね。

寝返ったり、謀ったり。
観ながら、どっちがいいものなのか分からなくなったけど。
どっちが良いも悪いもない、戦そのものが“悪”なんだよって、
観て思ってしまった。

いつの時代も、一握りの人の策略や陰謀、私欲に“政”と名前をつけている。
でも、はむかう人はいるんだ、という希望の感じられるストーリーだった。
新感線は、血みどろなラストも多いけど、
これは、未来への広がりが感じられるような。

カテコは3回
あまみんのきれいなお辞儀が好き。


いのうえひでのりさん言うところの、“なんちゃって日本史、インチキ時代劇”
それがいいんだよ。
歴史で聞いた言葉は出てくるけど、それが時空を超えている
オトナの本気のちゃんばら。

新感線の舞台は高いけど、高いだけのものを魅せてくれる。


今回、チケットを取りすぎてしまって、
来週もう1回観るんだけど。
次回はもうちょっと引いた席で観たいねーなんて思ったいたら、
今日よりさらに前の席だった。
とほほ。

パンフのあまみんがかっこいい。
あまみんだけじゃなくて、みんなカッコいい。
お稽古シーンもいい。

グッズのてぬぐいも買っちゃった。

次回はパンフをじっくり読み込んで行こーっと。


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