前日観てきた上の娘に感想聞いたら
「萌があれば見れる!原作読みてぇ~。」――なるほど、萌映画でした
男だけがかかる謎の疫病が蔓延し、男の数が女の4分の1に減ってしまった江戸時代。
そこはすべての要職に女が就き、男は子種をほしがる女に体を売る男女逆転の世界だった。
そんな中、一人の女将軍に3000人の美男が仕える大奥に、ひとりの青年が足を踏み入れる。
困窮した旗本の実家を救うため、奥勤めを決意した水野祐之進だ。
そこで大奥の贅を尽くした煌びやかな表の顔と、
才色兼ね備えた男たちが熾烈な争いを繰り広げる裏の闇を目にし、衝撃を受ける水野。
しかし彼自身も、やがて権力闘争の渦中に投げ込まれていく…。
(goo映画より)
原作は第13回手塚治虫文化賞受賞のよしながふみのコミックです。
ガッツリ読んでるコミックだったので、実写映画になったらどーよと思いつつ、
イイ男がゾロゾロ出るし、吉宗が柴咲コウなら観るべし!で行ってきました。
思ったよりマトモな映画っていうか、イタイ映画になってなくて普通に観れました
原作の雰囲気を壊すことなく、観てる方が恥ずかしくなることもなく、
居並ぶ男優陣を堪能できる作りですw
惜しいのは、やはりニノか…やっぱり水野じゃない
ニノ自身はガンバっていたと思います。
実際、原作を読んでない上の娘は「ニノはフツウにニノだった。」と言ってたし、
自分も映画後半になるとこの水野も有りか!?と思いながら観てました。
でも、やっぱり…水野は女はよろめき、男は手籠めにしたくなるようなイイ男で、
気さくでありながら、かしずきたくなる品もあり、剣の腕も立つという…
マンガの主人公にしかいませんよね
玉木宏&佐々木蔵之介、阿部サダヲ、このあたりはしっかり楽しませてもらいましたし、
『BECK』に続き中村蒼がカワイさを発揮してました。
自分的には水野の父親役で久々に観た竹脇無我!年をとってもいい雰囲気だなぁ。
女性陣は倍賞美津子、和久井映見、柴咲コウ、堀北真希と手堅く
和久井が久通だったなぁw
企画から5年の準備期間を経ての映画作り、
多分に音楽に助けられてる感はありますが(エンドロール以外)、
娯楽作品としてはいいデキだったと思います。