原キョウコ ダンスセラピーラボ

ダンスセラピーという手法を通して心身の解放をサポートし、心と身体と魂をつなぐことを目標に、研究を重ねている場です。

【 3/6のダンスセラピーWSと今後のスケジュール(首都圏) 】

2022-02-28 | ダンスセラピークラス/スケジュール
春の空気、春の陽射しになってきました。
寒さの中で固まっていた身体も動き出したくなる時期です。

しかし春は寒暖の差が激しいので
自律神経のバランスがなかなか整わない時期でもあります。
これはとても個人差がありますね。

自ら調整をしていくこと。
放っておいて「自然に整うのを待つ」のではなく
自らの身体をよく感じ、働きかけ、
どうしたらより良き状態に持っていけるかを
身をもって試してみること。
そういう営みを地道に続けていくこと。

誰にも過去の体験からの「思い癖」や
身体の使い方の癖があります。
不安な時には心身の症状の中にこもったり
外からの働きかけにすがったり何かにアディクトしたり
現実逃避をして遠い世界に光を見ることのみに
意識を向けることもあるでしょう。

世界がどうなって行こうとも
多くの人のマインドが揺れていようとも
まずは自分自身の身体に働きかけ
軸を作り、保つ作業をただ続けていくことが
何よりも肝要です。

無意識的なものに意識的になっていくことが
ご自身の心身への気づきにつながります。
マインドでは全く気づいていない葛藤や抑圧を
身体は先に感じ、その症状を出してくれることがあります。
身体に追いついていくことは本当に難しいのですが
(それを言語化/意味づけできるのは常にもっと後です)
自分への働きかけと気づきという営みを繰り返し続けることこそ
自らを養い、生きることと思います。

そしてこういう激動の時期だからこそ
気づけることもあるでしょう。
意識と無意識が、思考と身体が果たしてどのように出会えるのか。

身体感覚と動きの作業を行っていく上で表出する、
微細な何かへの注視をしていきます。

全てのワークのベースには「観察」を大切にしています。


皆様の参加をお待ちしています。


<時間と場所>
2022/3/6日曜
13:30-16:30(受付は13:15〜)

東急田園都市線「溝の口」駅/JR南武線「武蔵溝ノ口」駅下車 徒歩5分(場所はお申し込みの方にお知らせ致します)
溝の口駅は渋谷から急行で約20分。東急世田谷線、東急大井町線、東急東横線とのアクセスも便利です。
路線図
http://www.tokyu.co.jp/sp/map/expansion.html
当日11時以降のご連絡は090-9302-2046のショートメッセージ 
にお願い致します。
遅れる場合はご連絡ください。


<参加費>
 一般  6.000円   Under25  3.000円
(お支払いは当日/U25を証明できるものをご持参下さい)

<持ち物>
水分補給ドリンク、動きやすい服装(靴は不要.五本指ソックスでOK。ベルト、スカート、ストッキングは不可) 

<お申し込み>
以下にご記入の上「DT申込み」のタイトルでメールか
(harakyonアットm02.itscom.net)
またはFBメッセンジャーでどうぞ。


コピー&貼り付け=======
ダンスセラピーWSお申込書(初めて参加される方用)
お名前:
参加日:
参加なさるうえでの興味、やりたいこと、気になっていることなど:
ダンスやボディワーク経験の有無:
当日連絡のつくtel:
-コピーend======


※予約制 
※ご自身の心身の状態により、
途中で休憩したり早退したりすることもOKです。
内容に関して一切の強制はありません。
※持病(身体/精神いずれの場合も)をお持ちの方は
お申し込みの際に必ずお知らせ下さい。
精神疾患をお持ちの方は病状により
刺激が強いと思われる場合はお断りすることがあります。
感染対策はいつも通りです。(換気/消毒/少人数)


<現時点での今後のWSスケジュール>

3/13 首都圏 個人セッションDay お申し込みは3/10までです。
https://blog.goo.ne.jp/kyondance/e/d36995292c45feda2db4bcb4f2e4dff4
4月 会場が取れていないので未定
5/22 日曜
6/26 日曜

大阪WS「天地とつながる身体」vol.24 6/4-5 土日

エナジーダンス合宿vol.21 Body&Soul 9/23-25  山梨県清里にて


様々な葛藤を乗り越えて
世界が調和していきますように。
pry for the world

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【 3/13(日)個人セッションDay 限定4名様 ご予約受付中! 】

2022-02-22 | パーソナルセッション
3/13は
WSには出たいが今はグループ参加を控えている/
個人的に取り組みたいことがある
などご要望の方のために個人セッションを行います。

セッション内容について:
・話を聞いてほしい
・問題解決の方法を共に考えてほしい
・心身のことについて相談したい
・ストレスとセルフケアについて考えたり
 具体的な対処方法を知りたい
・ダンスセラピー グループのスーパーヴァイズ
・ダンスセラピストを目指す方へのガイダンス
・ほぐしたい、リラックスの仕方を知りたい
・話したりほぐしたり踊ったりしたい
・イメージワーク+ダンスムーブメント
・自由に踊りたい/踊りのリードをしてほしい
など。
カードリーディングも可能です。


harakyonアットm02.itscom.netまでメールでお送りください。


<日時と場所>
3/13日曜
13-17時 (4枠:おひとりさま1時間)

A 13-14時
B 14-15時
C 15-16時
D 16-17時
東急田園都市線「溝の口」駅/JR南武線「武蔵溝ノ口」駅下車 徒歩5分(場所はお申し込みの方にお知らせ致します)
広々とした和室です。
溝の口駅は渋谷から急行で約20分。東急世田谷線、東急大井町線、東急東横線とのアクセスも便利です。
路線図
<お申込み/お支払い>
先着順で受け付けます。
ご希望の時間枠と
希望する内容を(できるだけ詳細に)書いて
お名前/携帯番号を明記の上
harakyonアットm02.itscom.netまでメールでお送りください。
折り返し連絡いたします。
金額:¥10,000(当日お支払い)

受付締め切り: 3/10木曜
ご質問、お問い合わせがありましたら
メッセンジャーでお気軽にどうぞ。

本格的な春を控えて
リフレッシュ/リセット/リカバリーをし
心身ともに元気になり、内なる豊かさに気づく
お手伝いができればと思っております。


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【動きとイメージワークとシャーマニズムのつながりについて】

2022-02-18 | ダンスセラピーについての考え方
原キョウコのWSではイメージワークを実際に動く、
ということを技法の一つとしてを行なっていますが
どういうものなのかを書いていきます。

*******

りんごを持つふり(カタチとしての)をするのと
りんごを持っていることをイメージするのとでは
全く見え方が違う。
そのりんごの大きさ、重さ、温度、質感、色、匂いなど
記憶を総動員してイメージする。
りんごを持っている感覚を喚起する。
その時の腕の状態、指先、手のひら等
出来るだけ微細に。
すると生理的な状態に変化が起きる。
匂いからりんごに歯を当ててしゃりっとかじる感覚、
冷たいずっしりとした重たさなど
それぞれが独立して存在しているのではなく
渾然一体になり
りんごを様々な感覚で知覚できる。
あたかも本当にそこにあるように。
そこまで行かなければならない。
というのが、
ある演出家の稽古で叩き込まれたことだった。
(ここまで丁寧ではなかったけれど)
散々稽古で殺されてもうダメかなと思っていたが
それがふっとできたのは舞台本番の時だった。

そこから何年か後
舞踏に転じて
そこでのメソッドで
「死んだ子供」というのを踊った。

水に流される死んだ子供。
片頬が水に浸いている。
「その温度はもう一方の頬と違わなければならない」と言われた。

イメージとは単なる想像ではなく、
いかにそれをありありと知覚できるか。
そうなった時に生理的変化も起きるものだと。

それは単に考えて「そのような感じで行う」ということとは
全く別の世界のものだ。

演劇と舞踏で教わったことが
自分のWSで行うイメージワークにつながっている。

知覚とはリアルでなければならない。
そこに対象物がなくとも
我々はそれをありありと想起できる。
それができれば自分以外の何者にもなれるのだ。
もちろん、人間以外のあらゆるものにも。

それをベースにして動いたり歌ったりするのは
原初的なシャーマニズムの技法である。

シャーマニズムには歌も踊りは欠かせない。

出来るだけ微細に自分自身の身体感覚を喚起する。
身体感覚があってこそ、動きが生まれ出ずる。
そのように生まれてきた動きは
とても繊細でぎこちなくもあり、そしてみずみずしい。
その感覚は子どもの頃に我々は体験しているはずだ。
それを新しく体験するのだ。

そしてシャーマニズムの目的の一つには
「治療」がある。
つまりはセラピーの原点であるとも思っている。
それこそが踊りの稽古でもあり
それこそが自分自身の身体感覚を取り戻すことであり
感覚のネグレクトから内的な身体を取り戻す
セルフケアへの道の第一歩であると思うのだ。

他者はそこにはいない。
他者ありきの身体であってはならない。
他者ありきの世界で生きているならば
自分の身体感覚と自分の動きを発見することから
始めなければならない。

みずみずしい、あの感覚を。
そういう稽古を続け
そしてあらゆる興味の対象に観察眼を磨く。

虫の動き 水の滴り 風に飛ばされるコンビニ袋
猫の歩み 風に吹かれる若竹

例えばそれらの質感と動きを
微細に再現する試みを続けるのだ。

そこには何があるか。
世界が立ち現れてくるか。
その試みを続けて初めて
「世界内存在」としての身体となる。

瞬間のことであっても
その時こそ
大きな自然の一部となるのだ。

それはアニミズムにもシャーマニズムにつながるのものと思うのです。

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