原キョウコ ダンスセラピーラボ

ダンスセラピーという手法を通して心身の解放をサポートし、心と身体と魂をつなぐことを目標に、研究を重ねている場です。

喜びがあるところに

2010-11-26 | 徒然なるままに
昔、まだ実家にいた頃、
料理嫌いの母に代わって夕食を作ることが多かった。

季節や気温、体調などから
食べたいものを考え、
料理の本を見たり、
自分でアレンジしたり創作したり、
どこかで食べたおいしい料理を思い出して
レシピを考えてみたり。

今振返ると
時間やお金の心配もせずにすむ
楽しい創作のじかんだったのだなあ、と思う。

そしてそれは
ただただ純粋に楽しんでいた時間。

なんの見返りもなく
何かのためでもなくやっていた
あんな時間やこんな時間が
のちの自分の一部を作っている。

水泳の指導をしている友人が
彼女が「今でも水の中に入るとわくわくするし、とても楽な気持ちになるのよね」
と嬉しそうに語ったとき
気持がシンクロした。



誰かに喜んでもらえることは本当に嬉しい。

けれど、それが「目的」になることと、
結果的にそうなる、ということは大いに違う。

自分自身が何かを行っていて
喜びがあるかどうか、
ということが
dutyの奴隷にならない、いちばんの指標であるかもしれない。

介護の学校の生徒さんに
「この仕事をやっていて、
辛かったり苦しいときがあっても、
それでも自分自身に喜びがあるかどうか」が
燃え尽きないためにもとても大事なことなのだ、と話すことがある。

もしも
誰かのために、
何かのために、
ということが
100%になってしまったら、
そういう自分を疑うことも必要、なのです。

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11/27のヒーリングストレッチ&リラクセーション(東京)

2010-11-23 | ダンスセラピークラス/スケジュール
◆日時:11/27(土)14:00~16:30
◆場所:恵比寿社会教育会館 和室(JR恵比寿駅/日比谷線恵比寿、広尾駅下車)
www.city.shibuya.tokyo.jp/est/shakyo/sk2_ebisu.html

◆参加費:3,000円(ナチュラルフーディスト ヤヨイさん手作りのオーガニックスイーツとお茶つき)


◆動きやすい服装でどうぞ。(着替えもできます)

※予約制 お申込みはメイルでどうぞ。


このクラスでは
・心身の緊張をほぐす呼吸法
・座位のからだほぐし、ブロックリリースのためのストレッチ
・仰臥位でのリラクセーション、イメージワーク、インナーワーク

を中心に、静かに穏やかに
ご自分の心身のケアができるプログラムとして構成されています。

この頃では、ハロウィンが終わると
もう街はクリスマスのイベントに向けて
商戦開始、という有様で
師走に向けて、ますます加速されているという印象を受けます。
秋をじっくり味わえるのはやはり自然の中だけなのでしょうか…?

年末が近づくと
思い通りに行かなかった出来事に対してイライラしたり、
焦りを感じる方も多いのでは、と思います。

たぶん、これって「to do」の罠でしょうね。

やるべきことは何か、やっておくべきことは何か。

けれどもそこに囚われすぎると、
自分自身の余裕がなくなります。
余裕がなくなると、ますますイライラする…
悪循環ですね。

to doに囚われすぎているな、と感じたならば
to beに意識を向けてみることがとても有効です。

本来の自分がどうあったのか、
どうありたかったのか、
そしてこれからどうありたいのか。

余分な力を抜いて
ふっと息を吐いて
自分の身体を感じてみることで
取り戻したり、気づいたりすることが
たくさんあります。

そろそろ気ぜわしくなって来たなあというときに
ぜひこの時間を体験していただきたいな、と思います。
加速し過ぎなときは自分ではなかなか気づきにくいものですが、
ふと立ち止まる時間を持つこと、
必要に応じてブレーキをかける勇気を持つこと、
そして自分を振返る時間が必要です。


ゆったりとくつろいでいただければさいわいです。


※ワークではご自分の状態に集中して過せますので、
グループが苦手だったり、人とあまり関わりたくない気分でも
ご自分のペースでゆったり過していただけます。


※初めての方も、安心して参加いただけますよう配慮しています。
お気軽にどうぞ♪

※ワーク後にはティータイムがあります。
身体のこと、環境のこと、タマシイのこと、そのほか
そのときによりいろいろな話をまったりとお茶を飲みながらしています。
読んで面白かった本など、シェアしたいものがあればお持ちくださいな♪



☆12月のWSスケジュール
ストレッチクラスは12/11(土)千駄ヶ谷、
ダンスセラピークラスは12/18(土)青山道場(外苑前)
となります。
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11/20のダンスセラピーWS

2010-11-18 | ダンスセラピークラス/スケジュール
テーマ:「メディテーションダンス」


ダンスは「動く瞑想」という側面を持っていますが、
今回はズバリそこにフォーカスしていきます。

まずは身体から動きを作り出し、
その動きに徐々に自分自身をゆだねていきます。
マインド(思考)のジャッジが入ることもありますが、
それでも動いていることでそれは消えて行きます。

無心になること。
汗をかいたり、
動きそのものになったり、
息づかいを感じたり、
今生きて動いているそのものになること。

内側の、深いところにアクセスする方もいるでしょうし、
踊ることの喜びをシンプルに感じる方もいるでしょう。

ダンスは、生きていることへの祝福だ、とつねづね思います。
たとえ悲しみが浮上して来ても、
それは生きているからこそ、味わえるものだから。

どんな思いが出て来ても
それを自分のものとして
しっかりと受け止めて抱きとめること。
それとひとつになること。
そしてそういう自分を見つめる目を持つこと。

踊ったあとは静かに静止する時間をつくります。

動きのあとの静止は、
光と影のように
くっきりとしたコントラストを醸し出すかもしれません。

すべてを味わい、慈しんで下さい。



※筆記用具やノートなど(字や絵の書けるもの)をお持ちください

※内容は当日のグループの状態により変更することがあります


★準備いただくもの:動きやすい服装(靴は不要)

★場所・時間:11/20(土) 14:00-17:00


青山道場
  地下鉄銀座線「外苑前」駅下車。246を渋谷方向に歩き、ベルコモンズを右折。
  無印良品の先の眼鏡屋の角を右折。50Mほど歩くと左側に原宿教会、隣に
  黄色い壁がまぶしいブラジル大使館。その真ん前、福沢ビルB1。駅より徒歩5分。


★参加費:
 一般 5.000円  学生 3.000円
(お支払いは当日/学生証をご持参下さい)


コピー&貼り付け=======
ダンスセラピーWSお申込書(初めて参加される方用)

お名前:
参加日:
参加なさるうえでの興味、やりたいこと、気になっていることなど:
当日連絡のつくtel:

-コピーend======

※予約制 

※現在、精神科・心療内科におかかりの方は、主治医と必ずご相談のうえ、
参加を決定して下さい。このセッションは医療行為ではありません。
参加においては自己責任の上でお願いいたします。


◆11、12月のWSスケジュール

ダンスセラピー 11/20(土) 12/18(土) 外苑前 
ヒーリングストレッチ&リラクセーション 11/27(土)恵比寿 12/11(土)千駄ヶ谷


◆おまけのあとがき

大阪WS、今回もいろいろな方にお世話になり感謝!です。
これからも継続して参ります!!

そして大阪WSの頼もしきコーディーネイターである
劇作家、大正まろんさんの書き下ろしが
12/16~12/23、東京 青年座劇場で上演されます。

「晦 (つきごもり)」
http://www.seinenza.com/performance/studio/109.html
青年座研究所ははるか昔に芝居を学びにいっていた、
懐かしい場所でもあります。
見に行きます。楽しみ!!
コメント (2)
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死と再生

2010-11-12 | 徒然なるままに
大阪での
最終のセッションでは
即興を踊ってもらおうと思っていたが
テーマで大分悩んでいた。
が、さまざまなシンクロニシティがあり
新月ということもあり、
「死と再生。あるいは誕生」に。

東京の、自分のWSでは何回か行っているが、
テーマがテーマだけに
どこまで行ってしまうか分からない怖さもある。

迷っていたのは、
このテーマでやるべき、とわたしの直感は言っていたけれど、
このテーマが重すぎるのでは、
という方がいそうに思えたからだ。

どこまで深くダイブしたとしても
きちんと現実に引き戻って
着地してもらうべくサポートするのが
自分の仕事の重要な部分でもある。

ひとりひとりのなかにひそむ世界を尊重し、
何かあってもそれを引き受けるつもりで、臨んだ。


セッションの最初に、持って行った本を
役者さんの男性が朗読してくれた。

長田弘の「詩ふたつ」という本である。
今回参加してくださった、ある方からいただいたものだ。

死と生をテーマにした二つの詩から成る作品で、
クリムトの描く森や樹の絵が
ふんだんに盛り込まれている。

このセッションのテーマを語り、
無理にやらなくてもいいことを伝え、
少しずつ、泉に足を浸すように
それぞれがそれぞれの世界に入って行った。

…結果は、
プロセスを信じて大正解、だったように思う。
シェアのときにそれが感じられた。

参加したすべての方にではないが、
何人かの方にはこのテーマがとても必要だったのだ。

死して、また甦る。
大きな心的エネルギーを使って、
それを成し遂げたひとがいた。

いのちは死で終わるものではなく、
花がしおれ、やがてこぼれ出た種が
世界のさまざまなところに飛んでいく、
というイメージが出て来た、というひともいた。

自身の内的世界にアクセスし、
それに素直に沿って行くとき、
身体はただの器ではなく、
タマシイとともに踊っている。

そんなとき、
ひとは
とても美しく、
崇高で、
ただただ畏敬の念を感じる。


今回も得難い場に立ち会わせていただきました。



生きている間に
象徴的に「死」を体験すること。

それは自分もあるワークで体験したが、
今回行ってみて、
これは誰もが体験してみたらいい、
と確信できた。



コーディネイトしてくれた
大正まろんさん、
いつも楽しい打ち上げを共有できる 劇団「流星倶楽部」メンズ、
素敵な場所を貸してくださったウィングフィールドさん、

そして参加者の皆様へ
あらためて感謝です。


追記。

セッションの翌日は
京都の貴船神社へ。
清らかな川の
せせらぎの音がそれは心地よく、
とても柔らかな、やさしいエネルギーの場所で、
それをしっかりといただいて参りました。
水はいのちの源でもありますね。



そんなこんなを終え、
本日は静かに家で過ごしておりました。
誕生日だけれど、
特別なこともせず、
家でごはん。

思いのほか、
いろいろな方から
誕生日祝いのメッセージをいただき
びっくりです。
ありがとうございます。

この何年かで
わたし自身も
死と再生を体験しての
今日の日、
半世紀(笑)を迎えることができました。


静かな水のような一日でした。


やがて訪れる死をも包括しての、

再生記念日です。



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大阪WS報告。

2010-11-12 | 首都圏以外でのワークショップ
11/5,6と大阪は心斎橋、「ウィング・フィールド」でWSを行って参りました!

5月に続いて2回目となる、
劇作家大正まろんさんによるコーディネイトのこのWS。
場所も小劇場なので、役者をやっていたわたしには
何となく懐かしさを感じる空間なのであります。

5日は金曜の19時から2時間ということで、
週末の仕事帰りでも無理なく、ゆったりとしていただけるプログラムにしました。

このところ、
原点回帰として行っている「触れる」というワーク。
2時間はあっという間で、
その深さを感じていただけるところまで行けたかどうか、
というのが今回の反省点でした。

6日は午前3時間、午後2時間。
金曜から通して参加の方に加え、
土曜からの参加の方も迎えての一日。

午前中は脱力のワークを充分に時間をかけておこない、
さらに自由な身体を目指します。

ペアでゴロゴロと重さをかけ合うワークでは、
あちこちから笑い声が。
いやいや、こんなに喜んでいただけるとは(笑)

身体の緊張がほぐれていくということは
ココロの緊張もほぐれるということ。
我々が日頃生きている日常は、
思っているよりも緊張の連続で
思ってもみないところが
知らないうちに緊張しています。
でも、意識すれば状態を変えて行くことができる。
そういう自分の身体への「気づき」が
自分を変化させる小さな一歩になるのです。

あたりまえに行っていることが、
じつはどれだけ何か見えないものに
がんじがらめになっていることか。


身体のワークは
立ち止まって耳を澄ます、ということの連続にも思えます。
そして、自分へのケアの時間をふやすということが
今、誰にとっても、最も必要なことに感じます。



午後は即興でのダンス。

この日は新月ということもあり、
「再生」あるいは「死と再生」、「誕生」というテーマで。

とても感動的な時間でした。

それぞれの人生があり、
背負っているものもあり、
もう必要のないものからは
解き放たれていいのです。

そして、まだその時が来ていなければ
じっととどまる。

こうあるべき、ということを課すのではなく、
自分の深いところで感じていること、したいことが
身体を通して浮上してきます。

その時間と空間に立ち会っていました。

苦しみも喜びもひっくるめて、
それをわたしも受け取ります。

終わるまで、気が抜けない時間です。

でもこの時間が好きなのは
ひとってなんて美しい、崇高なものなのだろう、
と思えるからなのです。

そして、
大変なプロセスを
ダンスを通してやり遂げる方もいるからです。

誰かがぐっと深いところに入って行く時、
わたしのタマシイも同じく深く潜って行きます。

そしてそのプロセスを充分に体験されたら
浮上し、一緒に現実に戻ってきます。

きちんと現実に戻し、
着地させるというのが
セラピストの大きな役割のひとつであります。


…二日間があっという間でした。


夜は、流星メンズ&まろんさんのアテンドで、
今回も楽しくミナミ散策でございました。

そして、ブログを通して知り合い愛知から来て下さったRさん、Sさんと初めてお会いできたのはとても嬉しいことでした。

生きてるっていいね。


参加して下さったみなさん、
流星倶楽部のみなさん、
ウィングフィールドさん、
まろんさん、
今回も本当にありがとうございました。

まろんさんが言って下さったように、
「細く長く」、この大阪でのWSを続けて行けたら、と思います。

初めての方、ちょっとコワイけど興味があるという方、
コワくないですよ!(笑)
ぜひお越し下さい。
きっと、心地よい居場所を見つけられると思います。

次回は来年!!春かな。

それにしても大阪、
行くたびにますます好きになるな…♪
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ゴスペルも歌っております

2010-11-10 | イベント告知
ダンスセラピーとは全く関係なしですが。

5年?ほど前から、
50名ほどのゴスペルクワイアに所属し、
歌っております。

12月はシーズンですので
ライブが目白押し。

もしお時間があれば、
ぜひご覧いただけますとさいわいでございます。

殊に、12/7はチャリティーですので
ぜひおいでくださいませ、

いずれも東京。
一カ所を覗き、
東横線、自由が丘駅近辺であります。

おなじみのクリスマスナンバーもあり、
コンテンポラリーゴスペルもあり、
楽しんでいただけるかと思います。

わたしは18日以外の出演です。


以下、情報。


**********

【1】12/5 Christmas Carol in Jiyuugaoka 2010

・名称:Christmas Carol in Jiyuugaoka 2010
・日時:12/5(日) 17:00~、40分間
・場所:自由が丘駅前ロータリー

【2】12/7 RIJ(国際難民支援会)募金イベント

・名称:国際難民支援会主催「避難民の子どもたちに光を」募金キャンペーン
・日時:2010年12月7日(火)19:00~19:50
・場所:東京駅前 OAZOビル1F OO(おお)広場

【3】12/18 スイーツフォレスト

・名称:ハートフル・スイーツクリスマス 2010
・日時:12/18(土)14:00~
・場所:スイーツフォレスト

【4】12/23 ボンノエル

・名称:ボンノエルコンサート「街角に音楽を」
・日時:12/23(木・祝)
    1st 15:30~1610 2nd 16:45~17:30
・場所:自由が丘「Luz」前


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