原キョウコ ダンスセラピーラボ

ダンスセラピーという手法を通して心身の解放をサポートし、心と身体と魂をつなぐことを目標に、研究を重ねている場です。

仙台ワークショップ、無事終了。

2010-07-29 | 首都圏以外でのワークショップ
7/24の午前中、
東京でかれこれ10年以上
年一回セッションをさせていただいているグループでワークをし、
午後、新幹線に飛び乗って仙台までまっしぐら♪

仙台は今や東京から2時間弱です。
近い!!
移り変わる窓外の景色を楽しみながらでしたが
あっという間に着きました。

3月に初めてお呼びいただいた
「仙台表現アートセラピー研究所」主宰
遠藤園子さんが、
今回もオーガナイズをしてくださり、
夜は打合せ。

前回初めてお会いしたとは思えないくらい、
話が弾み、
WSへの意欲が増しました!



翌日も暑い中、お集まりいただいた皆様の中には
ダンスセラピーははじめてという方も。

まずはじっくりとゆっくりと
身体との対話をしていただく時間をとります。



グループというのは本当にナマモノで、
初めて出会った同士の
ひとりひとりの個性が集まって
徐々に、そのグループのエネルギーを作って行きます。

そのプロセスに注意深く立ち会い、
流れがどのようにできてくるのか、
そこにどう介入して行くのか、
というのがファシリテーターの大きな仕事のひとつです。

ダンスセラピーの技法にはさまざまなものがありますが、
今回は踊る以前の自分の身体に自覚的になっていただくため、
わたしが舞踏で学んだ身体技法をベースに、
あらたに作ったメソッドを中心に行いました。



今回のポイントは、「目」。
「目」の在り方を変えると
どれだけ意識や身体感覚が変わるのか、ということを
実際に体験してもらいました。

これは日常生活でもいろいろ応用できる技法です。
特に、
人と対面すると、あるいは何かやろうとすると緊張してしまう
集中しすぎて周りが見えなくなってしまう
などの場合に多いに有効なものであります。

この技法を行っているのは
ここ最近のことですが、
今回も皆さんがそれぞれご自分の感覚に注意深くアクセスし、
繊細でいながら密度の濃い時間となりました。

終わりには、
30分ほどですが
それぞれ即興を踊りました。

通常、初回参加の方が多い場合には
即興で踊るのはなかなか難しいのですが、
今回は自然な流れに導かれ、
迷うことなくそこに到達することができました。



細かい内容に関しては、
園子さんのブログにも書かれています。
どうぞご覧あれ!


参加の皆さんからは、
重さを感じるワークの後の
「立ち上がる」ワークの「グラウンディング」感が
とても印象に残ったようです。


1dayワークショップでしたが、
実りの多い、深い時間になったように感じます。




細やかな気配りでアレンジメントをしてくださった園子さん、
そしてさまざまな固有の身体のそのままの美しさを踊って下さった参加の皆さんに
感謝、感謝です。


仙台は2回目ですが、
またこの街が好きになりました。

秋からの「表現アートセラピー 秋期仙台講座」でも
またセッションをさせていただきます。

ご興味のある方は、
ぜひ「仙台ホリスティックセラピー研究所」にアクセスを!
サイドバーにリンクしてあります。

表現アートの重鎮、小野京子さん、ユング派の栗本美百合さんも講師をされます。


わたしは10月と1月に参ります。

これで仙台の春夏秋冬をすべて味わえる!

春は芹鍋を堪能し、今回は殻に入ったウニ!!!

秋、冬は何が美味しいかなあ~♪

次回はワークショップ後に参加の皆さんと飲み会を!
とリクエストして来た
オヤジなわたくしでした。


ふふふ。


これでまたココロのふるさとができたよ。
ビバ!仙台♪♪♪


7/31のヒーリングストレッチ&リラクセーション

2010-07-22 | ヒーリングストレッチ&リラクセーション
◆日時:7/31(土)14:00~16:30
◆場所:恵比寿社会教育会館 和室(JR恵比寿駅/日比谷線恵比寿、広尾駅下車。
渋谷駅、恵比寿駅からのバスもあります)

◆参加費:3,000円(ナチュラルフーディスト ヤヨイさん手作りのオーガニックスイーツとお茶つき)


◆動きやすい服装でどうぞ。(着替えもできます)

※予約制 お申込みはメイルでどうぞ。
harakyon☆m02.itscom.net(☆→@に変えてくださいませ)


このクラスでは
・心身の緊張をほぐす呼吸法
・座位のからだほぐし、ブロックリリースのためのストレッチ
・仰臥位でのリラクセーション、イメージワーク、インナーワーク

を中心に、静かに穏やかに
ご自分の心身のケアができるプログラムとして構成されています。


身体の気づきは、
アタマで考えるよりもずっと早い。

でも、前頭葉の発達した人間の愚かなところは
身体が先に気づいているにも関わらず、
そこから目をそらしたり
気づかないふりをしつつ、
一時的に凝りや疲れをほぐしてくれる手段に逃げたりしてしまいます。
(もちろん、それしかできないときもあるし、
それ自体が悪いというわけではありません)

すべてが、ではないけれど、
生き方や考え方の癖が、凝りや痛みというサインとして
現われてくれている場合も多いのです。

からだは先に知っているのです。

消耗しきったり、燃え尽きたりする前に
身体の気づきとマインドを「つなげて」いくことが(ここがポイント)
とても大切なのです。
それがほんとうの自分の「智慧」となります。

ただ、これはひとりで続けていくのはちょっとむずかしい。

そんなときに、このグループワークを利用してみて下さい。
それぞれが、いろいろな感じ方をしているのがおもしろいし、
他の方の気づきから、さらに気づくことがたくさんあります。


定期的に自分の身体の声を聴いてみるのは
とてもだいじなことだし、自分の変化を感じるのは
とても面白いです。

むずかしいポーズも、
さまざまな知識もいりません。

「身」ひとつで、おいでください。

この「身」は
わたしたちが今生でいただいた、
大切なパートナーのような「存在」です。

大切にしなければいけないのです。

自分を大切にできる時間がないと、
ひとを大切に思える余裕がなくなります。

ゆったりとくつろいでいただければさいわいです。


※ワークではご自分の状態に集中して過せますので、
グループが苦手だったり、人とあまり関わりたくない気分でも
ご自分のペースでゆったり過していただけます。


※初めての方も、安心して参加いただけますよう配慮しています。
お気軽にどうぞ♪

※ワーク後にはティータイムがあります。
身体のこと、環境のこと、そのほか
そのときによりいろいろな話をまったりとお茶を飲みながらしています。
読んで面白かった本など、シェアしたいものがあればお持ちくださいな♪

☆8月~9月のWSスケジュール

ダンスセラピークラスは8/28(土) 9/18(土)青山道場
ヒーリングストレッチ&リラクセーションクラスは8月はお休み。
9/5(日)場所:恵比寿社会教育会館/和室を予定しています。

☆エナジーダンス合宿「BODY&SOUL」

8/6(金)~8/8(日)
女神山ライフセンターにて
ジャンベ、ピアノ、スティールパン、クリスタルボウルなどの生音で
今年の女神山をご一緒に楽しみましょう。
残席わずか!お申込みは思い立ったが吉日です♪
お問合せも、お気軽にどうぞ。

「平安の祈り」

2010-07-20 | 今日のひとこと
「平安の祈り」

神様 私にお与えください。

自分に変えられないものを 受け入れる落ち着きを、

変えられるものは 変えてゆく勇気を、

そして二つのものを 見分ける賢さを。


THE SERENITY PRAYER

God grant me the serenity to accept

the things I cannot change,

courage to change the things I can,

and wisdom to know the difference.


☆☆☆☆


AA(アルコホリック・アノニマス)を始め、
さまざまな自助グループで使われているので
有名ですね。

「神様」という部分が、
「ハイヤーセルフ」に置き換えられてもいます。

いつ読んでも
こころがしん、とする感じがします。

大好きな言葉です。

努力の本来の意味は

2010-07-16 | 今日のひとこと
努力というコトバには
いろいろな「意味」が付加されすぎ、
勘違いされすぎている気がする。

努力とは、
倦まずたゆまず、
ココロの在り方に左右されず、
淡々と積み重ねて行くことそのものじゃないかな、と思う。

努力という言葉さえ、意味合いさえ、忘れられたところで。

ことばの贈りもの。

2010-07-16 | 徒然なるままに
ある方から、
こんな詩をプレゼントされました。



 『その人』  相田みつを

             その人の前に出ると
             絶対に うそが言えない
             そういう人を 持つといい

             その人の 眼を見ていると
             心にもない お世辞や
             世間的な お愛想は言えなくなる
             そういう人を 持つといい

             その人といるだけで
             身も心も洗われる
             そういう人を 持つがいい

             一生に 一人でいい
             そういう人を 持つといい




彼女にとって、
わたしが『その人』なのだそうです。


思いがけない贈り物を、
ありがたい気持で
いただきました。



7/17のダンスセラピーWS(東京)「動きはどのように生まれるのか~開かれた身体へ」

2010-07-13 | ダンスセラピークラス/スケジュール

動き方には大きく分けて2種類あると考えています。

1.意識して動かそう、動こうとする動きー自分の意志で動かすこと
key word 一点集中/顕在意識/コントロール/意志/感情
 
2.身体の自動運動にまかせる動きー自ずから出てくる動き
key word 拡散した集中/リラックスしながらの集中/無意識/アンコントロール/まかせること/感覚

1は、一般的に振り付けのダンスを踊る時の動き方のことを指します。
自意識が働くので、この方法で即興を踊るときには
ひとにどう見られているか、というジャッジが即座に働き
意識するあまりに思うように踊ることが出来ないという方も多く見受けられます。
自意識が反対に自分を縛り付けてしまうわけです。

2は、舞踏の稽古で基礎となっている方法でもあります。
舞踏的に言えば、徹底的に自我を抜く、ということ。
言葉やイメージで身体の状態を作り、その状態に忠実に動いて行くということ。
あるいは、呼吸や重さなどを手がかりに、微細な感覚を確かめながらその感覚をもとに動くということ。
感覚やイメージなど、内奥に意識を向けて行くのが特徴であり、
意識も身体も半分眠っているような感覚にあることがあります。

ひとと対面すると緊張する
ひとと何かをしようとすると自意識が強く働いてしまう
などの方には、
2の方法でトレーニングしてみると
非常に楽に動けることが多いのです。
というよりも、
自意識以外で動く、という体験がない方がほとんどでしょう。
そして2では、
頑張れば頑張るほど、
努力すればするほど、できません。

意識のベクトルが全く逆だからです。
頑張ることは一箇所への集中になりがちです。
その部分だけを意識することで、全体性は見えてきません。

今回はこの2の方法を徹底的に(笑)やってみようと思います。
人によっては(特に『考える』ことが多い方は)とても時間がかかることもあります。(私もそうでした!)
けれど、これができるととても楽になることも確かです。
意識の在り方がシフトし、思考(マインド)に囚われることが減るからです。

プールに入る前に泳ぎ方を「考えて」入っても泳げませんね。
まずは水に触れて、水の抵抗や質感、身体へのなじみ方などから手足が動いて行くのが自然です。
今回のワークはそんなイメージです。

感覚は日頃の生活では閉ざされていることが多いので、
感覚を開くことから、そこにフォーカスし、微細な感覚や、コトバのイメージなどを手がかりに
それぞれの動きが「生まれいずる」瞬間、そしてそれが育っていくプロセスを体験します。

体験された方は「なんか不思議…」「今までにない感覚」と
実にとりとめのないコトバで語って下さいます(笑)
はじめての体験は、なんと形容していいか分からないものですからね。
ある種、催眠的な感覚だという方もおりますが、
わたしの都合のいい方向に誘導しているわけではありませんので、ご心配なく。
意識レベルを落とすと半分眠っているような、非日常的な感じになるのです。

(セッションの安全に関しては、毎回万全の注意を払っております。
また、今回のような方法は、通常病院でのセッションでは行っておりません。)

思考中心でなく、感覚にフォーカスするとどういう状態を味わえるのか。
あるいは、思考を手放して世界と関わってみることはどういうことなのか。

スピ系が大好きな方にも意識の在り方のトレーニングになる方法と思います。
グラウンディングも、しっかり行っていますので安全です。
このごろアタマ使い過ぎ!という方には特におすすめです。

今回で、でききれないことはおそらく来月に続く…かも。



ご質問などあればいつでもどうぞ。

※内容は当日のグループの状態により変更することがあります


★準備いただくもの:動きやすい服装(靴は不要)

★場所・時間:7/17(土) 14:00-17:00



青山道場
  地下鉄銀座線「外苑前」駅下車。246を渋谷方向に歩き、ベルコモンズを右折。
  無印良品の先の眼鏡屋の角を右折。50Mほど歩くと左側に原宿教会、隣に
  黄色い壁がまぶしいブラジル大使館。その真ん前、福沢ビルB1。駅より徒歩5分。


★参加費:
 一般 5.000円  学生 3.000円
(お支払いは当日/学生証をご持参下さい)


コピー&貼り付け=======
ダンスセラピーWSお申込書(初めて参加される方用)

お名前:
年齢:
参加日:
参加なさるうえでの興味、やりたいこと、気になっていることなど:
当日連絡のつくtel:
住所:
E-mail:

-コピーend======

※予約制 harakyon☆m02.itscom.net(☆→@に換えて下さいませ)

※現在、精神科・心療内科におかかりの方は、主治医と必ずご相談のうえ、
参加を決定して下さい。このセッションは医療行為ではありません。
参加においては自己責任の上でお願いいたします。

仙台1day ワークショップ開催!

2010-07-08 | 首都圏以外でのワークショップ
今年の3月、
仙台ホリスティックセラピー研究所の遠藤園子さんのお招きを受けて
初めてのセッションをしてまいりましたが…

ありがたいことに
参加者の皆さんがとても喜んで下さり、
再び仙台でセッションをさせていただくことになりました。

初めて行く場所で、
初めての皆さんにお目にかかる時
わたしがいちばんに心がけていることは

「まず、自分の身体と仲良くなっていただく」
「ほかならぬ自分自身である自分の身体を愛おしく、大切に思っていただく」
「ダンスは怖いものではなく、楽しいものだという体験をしていただく」

の3点です。

なぜならば、
やってみたいけれどちょっと苦手で避けて来た
以前参加したセッションでつらい気持になったことがある
身体は固いし、どうやって動いたらいいのか分からない
という方が、案外来て下さるからなのです。

わたしにしてみれば、
よっしゃ!という気持にもなるもので(笑)
気づいたら踊っていた、という方の多いこと。

今回も、初めてお目にかかる方がいると思いますが、
その方にとっていい体験をして帰っていただければ…と思っています。


仙台は東京から新幹線でわずか2時間!
近県の方はもちろん、
東京ではなかなかスケジュールが合わない、という方も
この機会に観光を兼ねて、ぜひ♪

皆様にお会いできることを楽しみにしております。


日 時  7月25日(日)10:00~17:00
会 場  東京エレクトロンホール宮城(仙台市青葉区)
参加費  10,000円
定 員  20名(定員になりましたら〆切りとさせていただきます) 


お問合せ、お申込みは
コチラをご覧下さい。



伊勢へ。

2010-07-03 | 徒然なるままに
春分の日に引っ越しをして、
隣の神社のまったり穏やかなエネルギーとともに
花鳥風月を愛で、半隠遁生活をしているうちにもう7月。



6月、夏至の直前に伊勢へと行って参りました。

初めてお詣りしたのはもう20年ほど前。
突発的変事が起こり、
いてもたってもいられず
ある朝思い立って伊勢にお願いごとをしにいったのです。
今ならお願いごとはゼッタイしませんが…

外宮、内宮と歩いてお参りし、
とっぷり日の暮れた道には
なぜか人っ子一人歩いておらず、
道の脇の森や神社の前を通るたび、
『ああ。確かに何かいる…』と思った覚えがあります。

今回は外宮でお礼詣りをしていた時
わたしは目を閉じていたのですが
一陣の風がさあっと吹いて
本殿の白い幕がふわりと持ち上がったと
同行の友人が教えてくれました。

伊勢も朝から大雨だったそうなのに、
外宮にいるときには雨も上がってくれました。

そのあとの二見が浦興玉神社では
風も雨も強かったのに、
不思議と海は凪いでいました。

夜は大雨となり、
翌朝も雨の中、
伊雑宮へと向かいました。
ここはお田植えの神事で有名ですが、
アマテラス様が降臨した地、という説があります。
早朝だったので人気もなく、
雨が浄めの役を果たしてくれていたように感じました。

そして内宮へ。
雨も上がり、
五十鈴川に架け替えられたばかりの檜の橋が
とてもよい香りを放っていました。


そして20年前、
お願いをしたことは
お願いをしたことも忘れた頃に
みごとに叶えてもらいました。

その状況も、
あまりにありえなかったので
当時はただ驚くばかりで
叶えていただいたんだ、と気づいたのは
ずっとあとのこと。
神サマは「本当に」お願いを聞いて下さるのだ、
と初めて感じた出来事で、
背中の毛が逆立つような感覚でした。

やっとお礼詣りができ、
肩の荷が下りた気分でもあり。



よっぽど危険なところを間一髪でかわしたとか、
いのちが助かったということでもない限り
日常の中の(小さな)奇跡というのは
気づかないことも多いのでは、と思います。

そして気づき始めると
いろいろなことが見えて、感じられてくる。
偶然に見えることも偶然ではないし、
つらいことでも
ほかならぬタイミングで
与えられたことなのだ(それでもつらいけど)
と受け入れる覚悟もできてきます。


3次元的な視点でモノを見ていると、
人との間にしか意識が向かなくなりがちだけれど、
もっとマクロな視点で見てみると。
そういう日常の中の奇跡が
本当の意味でスピリチュアリティにあふれたことなんだな、
と思うこのごろであります。