原キョウコ ダンスセラピーラボ

ダンスセラピーという手法を通して心身の解放をサポートし、心と身体と魂をつなぐことを目標に、研究を重ねている場です。

「ひたすらに身体と対話をする」5/28のダンスセラピーWS

2011-05-25 | ダンスセラピークラス/スケジュール
テーマ:「ひたすらに身体と対話する」

311以後の2ヶ月を経て、
GW過ぎあたりから
体調を崩したという声が多く聞かれました。

たぶん、緊張が緩んできたり、
暖かくなってほっとしてきたり、ということもあるかと思います。

まだまださまざまな変化は続いていくし、
決していいことばかりでもないでしょう。
それでも、わたしたちはこの日々を生きていきます。

考えなければいけないことはたくさんありますが、
まずはシンプルに、
自分自身が生きるチカラを取り戻すこと、
生きることに意欲を持てること。
リラックスして、中心軸を感じられること。
大切なものをはっきりさせること。

ベーシックに大事なことは
そういうことなのだと思うのです。

生きることは、本当はとてもシンプル。
それを忘れないためにも、
身体に立ち返る時間がとてもだいじ!!
思考から感覚や身体、身体を取り巻く環境、全体への意識にスイッチをシフトしていきます。

体調はひとそれぞれですので、
休み休みの参加でもだいじょうぶです。

情報ばかりがインプットされるのは
あまりいいとは思えません。
まずは「実感」を取り戻し、
感覚を育てて行きましょう。

どんなときでも最後に決断するのは自分自身の感覚です。
感覚受容体としての身体を地道に体験してみてください。


<内容>
呼吸法/からだほぐし/グラウンディングからセンタリングへの技法/フリームーブメント 等を中心に行います。


※内容は当日のグループの状態により変更することがあります


★準備いただくもの:動きやすい服装(靴は不要)・筆記用具

★場所・時間:5/28(土) 14:00-17:00

青山道場
  地下鉄銀座線「外苑前」駅下車。246を渋谷方向に歩き、ベルコモンズを右折。
  無印良品の先の眼鏡屋の角を右折。50Mほど歩くと左側に原宿教会、隣に
  黄色い壁がまぶしいブラジル大使館。その真ん前、福沢ビルB1。駅より徒歩5分


★参加費:
 一般 5.000円  学生 3.000円
(お支払いは当日/学生証をご持参下さい)


お申込みは以下にご記入の上、メールで
harakyon☆m02.itscom.netまでどうぞ。(☆→@)

コピー&貼り付け=======
ダンスセラピーWSお申込書(初めて参加される方用)

お名前:
参加日:
参加なさるうえでの興味、やりたいこと、気になっていることなど:
当日連絡のつくtel:

-コピーend======

※予約制 


◆6~7月のWSスケジュール(東京)

ストレッチクラス   6/12、7/10(いずれも恵比寿)
ダンスセラピークラス 6/25、7/23(いずれも外苑前)

◆東京以外のWS

6/3~4 大阪 表現アートセラピー研究所主催です。
4日のみオープンクラスです。参加希望の方は右のリンクから研究所HPをご覧下さい。

6/18 仙台市内でWSを行います。参加希望の方はメールでお問い合わせ下さい。
翌日は南三陸の避難所で、仙台ホリスティックセラピー研究所の遠藤園子さんとイベントを予定しています。
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Recovery&Reflesh!~5/15のヒーリングストレッチ&リラクセーション

2011-05-09 | ダンスセラピークラス/スケジュール
5月のヒーリングストレッチ&リラクセーションのご案内です。


GWは楽しまれましたか?
余震もほとんどなくなり
首都圏も少しずつ落ち着きを取り戻して来ている感じがありますね。

が、原発関連や被災地の復旧、復興はまだまだこれから、
息切れすることなく、少しずつ着実に進んでいかなければいけません。

いずれにしろ、日本はもう新しい一歩を踏み出していると感じます。

新しいステップに踏み込むということに
不安や抵抗を感じる方もまだまだいるかもしれません。
けれどもすべてのことは変わって行くものです。
殊に、自然の中で「共生」や「共存」しつつ生きていくことは
「無常」が前提であるということも
我々の祖先はよく知っていたことと思います。
たゆまず諦めず、息を長く、
知恵と工夫と協力の気持を大切にしながら。

この季節はあっというまに緑が育ちますね。
さまざまな花も咲き誇り、本当にいのちのたくましさを感じる時期です。

大変だったこの2ヶ月。
ここらで一息入れましょう。
直接被災していなくとも、精神的な疲れが大きかった方もいらっしゃるでしょう。
どのくらいの疲れがあるのか、しっかりと自分で確かめてみることが大事です。

疲れを癒し、
身体にもココロにも安全感と安心感を入れつつ、
リカバリー&リフレッシュして、新たな気持でスタートして参りましょう。
 
わたしたちひとりひとりのRE BIRTH、
ひいてはこの国のRE BIRTHにもつながるように。



◆日時:5/15(日)14:00~16:30
◆場所:恵比寿社会教育会館 和室(JR恵比寿駅/日比谷線恵比寿、広尾駅下車。
渋谷駅、恵比寿駅からのバスもあります)
コチラを参照

◆参加費:3,000円(ナチュラルフーディスト ヤヨイさん手作りのオーガニックスイーツとお茶つき)

◆動きやすい服装でどうぞ。(着替えもできます)
 リラクセーションの時間がありますので、ブランケットなど身体にかけるものをお持ちください。

※予約制 お申込みはメイルでどうぞ。
 harakyon☆m02.itscom.netまで(☆→@)



このクラスでは
・心身の緊張をほぐす呼吸法
・座位のからだほぐし、ブロックリリースのためのストレッチ
・仰臥位でのリラクセーション、イメージワーク、インナーワーク

を中心に、静かに穏やかに
ご自分の心身のケアができるプログラムとして構成されています。
ワークではご自分の状態に集中して過せますので、
グループが苦手だったり、人とあまり関わりたくない気分でも
ご自分のペースでゆったり過していただけます。
初めての方も、安心して参加いただけますよう配慮しています。
お気軽にどうぞ♪

※ワーク後にお茶と安全な素材の手作りのお菓子を提供しております。

身体がほぐれたあとは、とても味覚がはっきりするのです。
お茶を飲みつつ、身体のこと、環境のこと、タマシイのことなど
そのときによりいろいろな話をしています。
読んで面白かった本など、シェアしたいものがあればどうぞお持ちください。

お風呂上がりのようにゆっくりしていただければさいわいです。

みなさまの参加をお待ちしています。
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水と緑に生かされてきた

2011-05-05 | ダンスセラピークラス/スケジュール
大阪WSを終えた翌日、大正まろんさんに誘われて
天川村を訪ねた。

近鉄の下市口駅からバスで1時間ほど。
奈良の、山の奥にある。

まずは「天の川温泉」に行く。
午前中でまだ誰もお客さんがいなかった。
お湯は熱すぎずぬるすぎず、
露天で長湯をするにはもってこいの温度だった。

外の緑と、細かい雨を眺めつつ入っていると、
あとから入って来た方があり、
話が弾んだ。

本当に久しぶりの長風呂で、
身も心もすっかり緩んだ。

温泉での禊をすませて
天河弁財天へ。

社殿の造りにびっくりした。
社殿は階段状になっていて、
社殿と向かい合わせの能舞台の間は玉砂利の通楼になっていて、
風が吹き抜けてゆく。

ここの開祖は役行者であり、
修験道の山であることを初めて知った。

わたしがよく訪れる箱根神社も
修験道系であるが、
まったく「気」の質が違うのだ。
とても優しい、包み込むようなエネルギーを感じた。

お風呂で教えてもらった「禊殿」に行くべく、
川の上流に沿って歩いて行った。
ある地点に来た途端、
背骨に何かが通るようにゾクゾクとしたのにびっくりして、足が止まった。
すぐ左手に、禊殿があった。
ゾクゾクする感じは、敷地に足を踏み入れてからも何度も起こった。

脇の岩の上に横になって空を眺めた。
「自然は神だなあ」と思った。
雨が降ったり、時折晴れたりの空。
雲が動いて行く。
それをそのままに見つめているだけで、
もう何もいらなかった。

先客のカップルがおり、
長い時間座って「気」を充填しているようだった。

名残惜しい気持もあったが
さまざまな場所を感じてみたかったので、
またそぞろ歩くことにした。

川沿いを下ってゆく。
川の向こう側は、延々と山である。
新緑と常緑のところどころに、桜が咲いている。
その景色が、今も網膜に焼付いている。

水は、場所ごとにその色を変える。
橋の上から見ても底まではっきりと見渡せる澄んだ水だ。

神社の入り口で汲んだ水で口を潤しながら歩く。
とても甘い。
いい水は、とても甘い。

つうっ、と全身の細胞に流れて染み渡って行くような
何も引っかかりもない、純度の高い水。

思えば、水と緑には今までも、何度も助けられて来た。

PTSDの方が多く見えるクリニックで仕事をしていた時、
休みになると無意識的に水と緑を求めてたびたび遠出をした。
PTSDの方に接しているスタッフは、気づかないうちに「二次受傷」を受けることがある。

当時は、反動的に人のいないところに行きたいという気持があったからと思っていたが、
水と緑はそれ以上に自分の傷を癒す効果があったからなんだ、とあとから気づいた。


311以来、震災と原発のことを考えない日は一日たりともなかったが、
この日、この美しい景色以外は何も目に入らず、
信頼できる友人とともに歩き、心地よい沈黙を共有し、時々話し、
ほうぼうに咲く花を眺め、川のせせらぎを聞く。
それがすべてだった。

細胞が洗われ、
身体の中に、空間ができた。

食べ物としての水と緑は
もちろんのことだが、
この美しい水と緑が
わたしも含め、多くの人間をさまざまな意味で育んでくれている。

こんなに豊かな恵みを与えてくれる自然を、
たかだか70年ほどしか生きない人間が、
己れの利益のために穢していいわけがない。
どんな理由があろうとも、
放射性物質という「負の遺産」を、
長期にわたって残す権利なんかない、と思う。


チベット仏教の巡礼の「五体投地」は、
大地への感謝をそのままに表現しているものといつも感じる。

この自然や、地球への畏敬の念と感謝を持つこと。

自然は、神だ。
祈りと感謝を捧げたくなる。
自ずから、深々と、頭を垂れたくなるのだ。


そしてひとりでも多くの人が、
感謝の気持を思い起こしてくれることを信じよう。
思いも「波動」なのだ。
「波動」は、見えないものだけれど
社会の空気に大きく影響するものなのだ。



天川村の入り口付近にあった「道の駅」のような店で、
檜の精油とまな板を買った。
本当に素晴らしい香りで、
この香りを嗅ぐたびに、
あの日の空気を思い出す。

あの日があって、
わたしの中で何かがリセットされた感じがしている。

まろんさんのさりげない心遣いに深く感謝です。

人の気持の美しさのことを、愛情と言うんだなあ。



******

付記

まろんさんもこの日のことをブログにあげています。





コメント (2)
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大阪WS、おかげさまで無事終了。

2011-05-03 | ダンスセラピークラス/スケジュール
4/29.30「表現と癒しの間で」vol.3を
無事に終えることができました。

コーディネーターの
劇作家、大正まろんさんと
今回の準備のやり取りをしている間に
震災と原発事故が起き、
関東も明日はどうなるのか?
という中で、
着実に仕事をすすめてくださるまろんさんに
多大なるチカラをいただきながらの日々でした。

また、関東と関西での温度差はどんなものなのだろう、
ということも気になることのひとつでした。

そうこうするうちに日も近づいて来て、
おかげさまでお申し込みの方もふえ、
無事に開催へとこぎ着けました。



まろんさんプレゼンツでは3回目の大阪。
回数を重ねても
セッションはいつも「一期一会」です。

そして、
身体自体も、毎日変わります。


身体への意識というのは
自分で気づかないことには育てられない。

だから少しでも
身体への気づきを深めてほしいといつも思います。


今回もさまざまなテーマを
身体のうちに秘めながら参加して下さった方の
なんらかの気づきの場となったかな。

自分も他者も世界も
弱さや苦しさや傷つきも
すべてをひっくるめて
受け取り、大切にして
生きてゆく、
というきっかけになってくれればと思います。

大正まろんさん、
劇団「流星倶楽部」の皆さん、
「ウィングフィールド」さん、
そして参加して下さった皆さん、
本当にありがとうございました。

わたし自身も、
首都圏を離れてみたことで
自分を振返り
身体の中に空間ができた感じがしています。

新しい気持で新たな一歩を踏み出していきます。



6/4,5には「表現アートセラピー研究所」主催のWSで
また関西に参ります。(右のバーにリンクがあります)
今回参加できなかったという方、ぜひお越し下さいませ!


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