原キョウコ ダンスセラピーラボ

ダンスセラピーという手法を通して心身の解放をサポートし、心と身体と魂をつなぐことを目標に、研究を重ねている場です。

【ライブ配信 3/10&4/14 「自然/身体/アートとシャーマニズム」】

2025-03-06 | イベント告知
久々のライブ配信のお知らせです。

一般社団法人アーツ・コミュニケーション・ラボ代表の北尾真理子さんの
「真理子の部屋」にお招きいただきまして、いろいろ話します。

テーマ「自然/身体/アートとシャーマニズム」

3/10、4/14   いずれも月曜21:00~21:45   の2回

配信は同法人のFacebookページでご覧になれます。

(FBに登録していない方も大丈夫だそうです。
終了後は同ページにアーカイブされ、
2回目終了後にはYouTubeにもアップされます)

以下に真理子さんの紹介文を置いときますね。
お時間ある方はどうぞ。無料。

☆。.:*:・'☆'・:*:.。.:*:・'゜:*:・’゜☆

原キョウコさんには
当法人の理事もお務めいただいており
コロナ禍以前には
何度か対面でのダンス・ムーブメント
のワークショップを開催させていただき
⁡私もいち参加者として参加させていただきました。
実は
キョウコさん、
昨秋、長野県茅野市にも住居を構えられ、
以来東京と長野での2拠点生活をされています。
今月のライブ対談パート1では
自然とアートを愛され
シャーマニズムにも造詣が深く
ダンス・ムーブメントセラピストとして
活躍されているキョウコさんが
なぜ今、長野に移住されたのか
しかも、縄文文化が栄えた地として
また、諏訪信仰の土地として
知られている茅野市を選ばれたのか
そのあたりについて
じっくりお話を伺いたいと思っています。
また、来月のパート2では
・自然がもたらす癒しとは
・シャーマニズムとセラピーの違い
・水平な視点から俯瞰する視点へ
・生と死を捉え直す
などについてお話を伺う予定です。
当法人でも海外在住の
表現アーツセラピストによる
自然とアートを融合させた
オンライン講座をご提供していますが
やはり、自然とアーツセラピーとは
切っても切れない関係があるようですね。
自然とダンスやムーブメント、
その他のアーツのモダリティーとをつなげて何か活動をしたい方
都会から自然豊かな場所に移住され
そこで何か新たなセラピーとアーツを組み合わせた活動をしたい方
などにとって
興味深いお話をお届けできるのではと思っています。
来週、3月10日(月)夜の
原キョウコさんとの
久々のライブ配信を
どうぞお楽しみになさっていてくださいね。

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近況など 1)

2025-03-05 | 山里便り
昨日はしんしんと雪が降り
今日は雨になった。
近くの山には霧が立ち込めていて
その後ろの八ヶ岳は雲の中に隠れている。
この集落にも霧が降りてきた。


毎朝、カーテンを開けて山を眺めるのが日課となった。
山の天気はその時間帯で刻々と変わる。
この辺りの空も同様で、雪が降りながら
同時に陽が射してくることも珍しくない。

11月、この土地に来た。
散歩しながら本当にここに住むのだろうかと不思議な気持ちになった。
今でもまだ不思議な感覚がある。

引越しの荷物を運び入れてまず最初に整えたのは台所だった。
デスク周りを整えて本棚を整えて
やっと自分のいる場所が確保できた感じがした。
それまでは家のどこにいてもどこにいたらいいのだろうか
という気持ちになることが多かったのだ。

住まいもまた「場」のひとつである。

年末、友人一家が滞在し彼らが食べたり飲んだりゴロゴロしたりして
帰ったあとに住まいの空間のエナジーが明らかに変わっていた。
なんといえばいいのだろうか、「落ち着いた」感じがあったのだ。
人がそこに残していく温かさ。残り香のようなもの。
家もまた人心地つくのだと感じた。

ここにはひとりでいることが多い。
だんだんと気温が下がり、夕暮れが早くなると焦りのような気持ちが出て
陽が落ちるとしばらく夜の闇に馴染むのに時間がかかった。
子どもの頃のような理由のない寂しさ。

外に出て、夜の空気を吸う。
山から冷気が降りてくる。
植物の匂い、土の匂い、水路を流れる水の音。
それをただ味わう。
晴れていれば星が綺麗に輝き、月も冴え冴えと冷たい光を放つ。
ある夜は、足を踏み入れた空き地からいきなりキジ?が飛び立っていった。

家の中にいる時と外にいる時で
どうしてこんなに夜の感じ方が違うのだろう。
外にいるとむしろ顔が勝手に笑っている。
そしてまた思うのだ。
自分はこんなところにいるのだ、と。

それまで30年近く続けてきたWSをしばらく休むと宣言し、
ここにずっと住むのだろうなあと思っていた家と地域から離れ
本や服や書類や雑然としたものを捨て、売り、ここに来た。
初めは片づけ作業に追われていたが
一段落すると孤独感が湧いてきた。

冬に入り、寒さが日に日に厳しくなる時期。

60をいくつも過ぎて
それまで持っていたものやいた場所を手放し
好きだったとはいえ不慣れな新しい環境に行くなんて
なんと無謀なことをしたのだ、これからどうするつもりなのか、
と別の自分がなんども問いかけてきた。

日々の食事を作り、自分と家の世話をし、食べ眠りまた起きる。
山と空を眺める。そこらを歩く。お茶を淹れる。時々友人に電話を入れる。
時折出てくる不安や孤独感はそのままほったらかしにする。

淡々とした日々だが
都市部の生活で端折ってきたことを意識してやることも少し増えた。

寂しさと孤独感もいつしか薄くなった。

身のうちに余白が増えた。

今までモノもヒトも含め
種々雑多なエネルギーの中にまみれていたのだな、と思う。


ー続くー



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