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名張毒ブドウ酒事件(その2)

 奥西被告は、逮捕後に、警察官から、家族のために自白しておいた方が良いと唆され、自白をしている。奥西氏は、自白の件について、後日、はめられたと語っている。名張警察署は、その自白のあった翌日、奥西氏の妻が犯人である可能性を示した。確かに、夫の愛人を毒殺するという動機が存在するのであって、妻が犯行に及んだとしても不思議ではない。

 状況からして奥西被告以外の人物が犯人だと推定できない。

 これだけの理由で死刑にされたら、たまったものではない。当時の鑑定結果が妥当であったかどうかを含めてもう一度、現在の科学を総動員して調査すべきである。

 現在九州在住の、冤罪に冠するエキスパートが、今春、我が社に着任される。この方に、名張の事件について、インタビューしたいと思う。毒の入っていないワインを飲みながら。

 
 
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