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大学教授キョトンCブログ!!
スウェーデンの介護サービスの民間委託率が少しだけ減少
久しぶりに、スウェーデン語の資料を見た。
2020年のデータを見つけるのに苦労した。
そう、人生は、苦労の連続。
毎年見ているのは、スウェーデンの在宅サービス、施設サービスの
民間委託率。
結論としては、タイトル通り、介護サービスの民間委託率が少しだけ減少。
もちろん、民間委託率の基礎自治体(コミューン)間格差格差は激しく、
注意しなければならないだが、
昨日チェックしたのは、スウェーデン全体。
(1)ホームヘルプ・サービス・・・・2020年、16.9%が民間の運営。
残り83.1%がコミューン運営。漸減の傾向。
(2)ショートステイ・サービス・・・2020年、6.2%が民間の運営。
民間がずいぶん減ってきた。
(3)介護の付いた特別住宅(日本の認知症グループホームのシステムの源)
・・・2020年、20.1%が民間の運営。ヨコバイ。
介護の付いた特別住宅は、入居者の数が2000年には11.8万人だった
のに、2020年では、8.4万人。
実数はめっちゃ減っている。後期高齢者の数は今後増えるのに、介護
施設を縮小して大丈夫か。
スウェーデンは子ども家族と同居しないので、家族の介護機能も弱い。
スウェーデン大丈夫か。
福祉国家論の研究者は、スウェーデンが準市場化が進行していると
いうが、全体でたった18%程度の民間委託化の現象をとらえて、
しかも漸減化しているのに、準市場化が進行と言えるのか。
キョトンZである。
西荻窪大学の授業で、10月末頃に取り上げるトピックスなので
早めにデータを整えた。
これは、一昨日申し込んじゃった論文でも議論する重要な論点
なので、早めにデータを整えた。
数日前からはまっている<被告人>も佳境に入りつつある。
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研究熱心なところ、マネしないと。
もし、コミューン間の介護サービス供給の地域差に関するデータが
入手できたらお裾分けいただければ幸いです。
<被告人>、私の興味深く見たドラマです。
私は今<優雅な母娘(おやこ)>を見ております。
韓ドラ定番の復讐劇です(^^ゞ
人数ベースのデータだけでなく、
ホームヘルプは時間数ベースのデータも入っており、
ショートは日数ベースのデータが入っています。
大学でもご自宅でも超お忙しいのに、韓ドラを鑑賞され
ているのは、超凄です。
貴重な資料、お裾分けいただけるとのこと、恐縮です。