La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

ネット繋がらない状態との戦い

2018年02月09日 | 設備/外構/庭
ご無沙汰しておりました。1月26日からネットが繋がらず、先ほどようやく復旧しました。

最初は「悪天候によるどっかで断線」らしき説明だった。もっと天気が悪いときもあったんだが、実際翌日の土曜日、メリダでも調子が悪かったそうで、まあ、断線かどうかは別として何か問題があったのは間違いない。

切れると復旧にだいたい3日くらいかかるんで待ってたんだが、一向に繋がらない。ちょうど月末に差しかかるので、また彼らが契約してるプロバイダとの間で従量オーバーで追加コスト払ってないんだろうと思ってた。我々客向けには従量リミットがないサービスの月末払いなんで、客がじゃんじゃん使ってオーバーすると、月が変わって客から料金を回収して契約プロバイダに払うまでダメなこともある。ってのは我々の想像だが、切れるのがだいたい月末だから、当たらずとも遠からずであろう。それが今回は10日過ぎてもダメ。

えーと、メキシコでは問い合わせてもちゃんとした説明と謝罪ってのは期待できません。ダイジョーブ・ダイジョーブの後は、実現した試しがない日付とともに「心配するな」と返ってきます。もう、慣れた。

さすがに月の半分も止まってるようなサービスでは困るので、7日にメリダまで行ってきた。引っ越してきた1年ちょっと前に調べたときは、今使ってる「アンテナでプログレソから飛ばす」式の彼らのサービスしかなかった。大手の固定電話会社がチェレム中心地まで来たんで、線(光ファイバー)を延ばしたか、近いうちに延ばすかを聞きにいったのである。ちなみに携帯のモバイル通信なら繋がってたが、高い。

結論は撃沈。最大手の携帯電話会社で、固定式WiFiルーターを買ってきた。でも今まで払っていた金額だと、月に3Gくらいしか使えない。従量は1ヶ月くらい様子を見る(毎月いくらの契約はしない)ことにして、越えたらチャージするタイプにしておいた。

こっちの人はネットサーフィンはほとんどしない。携帯でフェイスブックかツィッター経由で問い合わせでもなんでもする。パソコンは贅沢品で、格差社会が日本の比じゃないため。企業もわかってるんで、HPじゃなくFBページを充実させてる。

ああ、従量を気にせずにじゃんじゃん動画を見たい。…と思っていたら、本日ようやく復旧した。

WiFi ルーターはまた繋がらなくなったときに使うから、常時接続状態を保てるようになって良しとしよう。ってか、この村に他にチョイスはない。



麻雀しようと誘われて出かけていったら、メキシコ人が多すぎて麻雀教室になってしまった。翌週も同様で、いっそのこと週一回教室を開くことに決めた。

たま食堂にて。

メリダの日本食レストラン。メキシコ人カップルが経営して料理もしている。日本人経営の店は高く、でも和食を売りにしたなんちゃってじゃないので、贔屓にしている。去年まで侍食堂という名だったが、新店舗に移って店名も変えた。

彼らはなんと、日本に行ったこともない。日本人の友だちに教わりながら、料理の腕を上げてきた。

野菜を使った皿を学びたいと言われて、憲法記念日の休みにいろいろ伝授しにいってきた。

断水との戦い

2018年01月21日 | 設備/外構/庭

去年のクリスマス前に発生した断水は、2日、役所が開いた本年初日に電気公社への支払いを終えたそうで、「順に水が届く」というニュースで終わったかのように見えた。順にと言うとおり、限られた水圧でチェレムの、さらにチェレム内でも圧が低い通りに面する我が家まで届くには日数がかかるだろうが、とにかく「いつになるか一切分からない」状態は脱した。

まあ、また1月末に未払い発生なんてことになる可能性はあるが、ホリデーシーズンの年末と違って届く日数が短くなるのは確実だ。さらに、電気公社も決算月(実際はメキシコには毎月決算と予定納税の義務があるが、年次決算が大変なのは日本と同じ)だから電力供給停止という力技に出たんだろうから、1月末はリスケか何かで話がつく可能性も高い。あ、この未払いは、毎月の電気料金でなく、3年前に公社が間違って請求したときの「正しい使用料との差額」です。

年末にタンクローリーで水を買っておいたんで、どうにか持つだろうと思っていたが、近所の道(マエバ通り)で水漏れ状況を観察していても、一向に水が来ている気配がない。

この漏水箇所は、うちも何度か水道局に報告してたんだが、いつまでたっても直しに来ないので、誰かがぶった切って上流側のチューブだけ折り曲げて結わいてある(その程度で問題ない水圧しかない)。砂地(マエバ通りは未舗装)が少し湿っているときは、水が来ててポタポタ漏れてるんだなと分かる。

で、いつまでたっても湿らない。村役場のFBページにひとり住民が問い合わせていたので、まだ届いてないのはうちだけじゃないと分かったのが、15日頃。

19日(金)、もうタンクローリーで買った水も底をつく頃だけど、正月とか客が来る予定があるわけでもないので、最悪、井戸水混じりのお隣さんの水を拝借しようと話していた。お向かいさんも「いざとなったら使え」と言ってくれてるんだが(ってか、元はうちの水)、他人に使われないように外壁にある蛇口のハンドルを外してあるので、それを買ってこなければ使えない。

ところが、土曜の昼間、うちの外壁蛇口が突然ぶっ壊れた。

 これ。

で、新たなカランが必要になって、どうせなら…とメリダまで足を伸ばして、ハンドルやら何やら全部調達してきた。

・・・の結果、

 水をためる。

お向かいさんの外壁蛇口からうちの貯水槽までは結構な距離があり、うちの、これまた結構な長さのあるホースでも届かない。ギリギリ近くまで延ばして、そこで一旦容器(飲料水を買うためのガラフォンという入れ物)に入れ、あと5メートルくらい手で運んで、貯水槽に足していく。

お向かいさんのタンクは1階の屋根の上にあって、うちより水圧が低い。ずいぶん時間をかけて、貯水槽(700Lと1100Lのタンク2つ)の水面が20センチくらい上がった頃、水が止まった。お向かいさんは、うちの生活用水を優先するという決まりを守って、週末に老夫婦が泊まるのに必要な程度しか屋根のタンクには上げていなかった模様。

 

 メリダに出たついでに友人の店でカレー。

 最近の朝焼け。


謹賀新年

2018年01月05日 | 設備/外構/庭

明けましておめでとうございます。

 今年もよろしく。

 

クリスマスの後はのんびり静かに日本の正月モードと思っていたら、またまた断水した。今回の原因も、去年と同じく、プログレソ市役所による電気代の滞納(怒)

前記事より前に大井戸への電力供給を止められたそうで、今回はニュースを見て知った。「クリスマスに水道止まってる!」と騒いだせい。クリスマスじゃなかったら、もっと日が経つまであまり騒がなかったかもしれない。

今回は貯水量を増やしたこともあって、「水が出ない!」ってなことにはならなかった。が、「市長が問題を放置したまま休暇に出かけた!」という怒りの記事が出たのを見て正月に備えねばと思い、タンクローリーを呼んだ。

 メキシコ語でピパという車。

 貯水槽満タン。

プログレソの向こう側にある村、チクシュルブ(恐竜絶滅の原因となった巨大隕石で有名な村)の民間業者で、専門は井戸掘り。車は例によってオンボロだったが、ちゃんと給水してくれた。上下タンク3つで2300リットル。お代は1回の給水で(リットル当たりでなく)、650ペソ(4千円くらい)なり。

ここは意外と電力供給はちゃんとしていて、たま〜に停電はあるがティフアナのように電圧の変化で毎晩電灯がチラチラする…なんてことはない。固定電話もなければないで済むし、ネットもたまに止まるとはいえどうにかなっている。が、この断水だけはどうにかしてほしい。

とはいえ、前の市長のときには止まっても2日で、それも原因はポンプ場の事故など非常時だけだったそうなので、今年の選挙で改善すると思われる。かつ我々も、すぐ上に書いた文の調子でお分かりなように、日本だったら目くじら立てるようなことにも順応して、現地人化してきた。ホント、村の人、気にしてないんですよ、断水。

しかし、鍋する気満々だった忘年会を諦めたのは残念だった。


犬の散歩

2017年08月20日 | 設備/外構/庭

7月、8月はホリデーシーズンなのは分かってるんだが、どう考えても去年より人が多い。メリダ市の人気が高まって、他州から引っ越してくる日が多く、なんと人口も4万人増えたらしい。自然と夏休みの一週末をビーチで過ごす一家も増えて、村はすごいことになっている。

普段は犬っころがよたよたと歩いている村の中心部は、買い出しの車で大渋滞。飲料水の20リットルタンクは、土日は品切れ店が続出。ビーチも大磯状態。

9月になればさあーっと引くだろうから人間はもう少し我慢すればいいんだが、犬の散歩が大変なのである。ビーチも道も犬だらけ。

休暇組がキャンキャンうるさい小型犬を連れてきていて、うちの犬にまとわりつく。こっちは半分とはいえドーベルマンなので、一瞬ワンワン言うものの、すぐに「うっせーな」と興味をなくしている。ところが中型犬以上になると、喧嘩なんだか仲良くしたいんだか分からないが、互いに吠えあって離れようとしない。メスの野良犬が大好きで、こちらは小道の先でみつけようものなら、クンクンジャンプが止まらない。

まだ子供だが図体はデカイので暴れると大変だし、なにしろ落ち着いて歩けない。

早く9月になってほしい。音がうるさいのは楽しげだから気にならないが、犬の散歩で苦労するとは思わなかった。

 

 貯水槽、完成。

コンクリの蓋もすべてこの通り。一応鉄筋が入ってるが、下手なところに乗ると折れる可能性あり。泥棒退治の落とし穴になる。


皆さん、お越しください

2017年08月10日 | 設備/外構/庭

第2貯水槽ほぼ完成!

(ちなみに今まで水道水を受水するタンクだから浄水槽浄水槽と言ってたけど、浄水機能は全くないので今後は言い換える)

ブロック積みが終わり、いよいよタンクの設置。一応、プログレソの友達(土建屋兼漁師)ダビド君に来てもらった。

まずは、第1貯水槽をポンプから切り離し、水を抜いて(450リットル)、回して向きを変える。タンクの下部に口がついていて、これを第2タンクと繋ぐんだが、うまい具合に第2タンク側を向いていなかったため。

 そして、第1貯水槽の壁をもう少し壊す。

第1タンクの周りに作ってあった壁の一部を壊してあったんだが、高さが(というか穴の下部の位置の深さが)足りなかった。何でも現場で測りながら…なんだが、それにしても、穴掘りといいブロック壁壊しといい、いちいち大変なんだからもう少し先のことを考えて…と思うが、やってる本人(相棒)がそれでいいと言うんだからいいのである。おそらくコンクリ部分を壊すのが大変すぎたので、そのへんでやめておいたんだと思う。ダビド君は力があるので、20分くらいで片がついた。

 ポンプの配線も新たに。

双方の水を同じように使っていけるよう、2個のタンクの真ん中にポンプを設置。ポンプそのものへの電源と、自動稼働にするために付けてある水位センサーへの配線。ついでに、今後は掘った穴の底に置くので、泥棒の心配がなくなる!

ここでは(も?)、家の外に物を置くと泥棒リスクが高いので、鎖で地面につないであった。ポンプのほか、プロパンガスのタンクとかが泥棒さんに人気らしい。ま、転売しやすい物、どこも同じか。

 上から見たところ。

右下の穴の中にあるのが、元からあった第1貯水槽。

ダビド君が来るのが遅かったので、終わる頃にはとっぷり日が暮れていた。それでも22時前にはポンプの稼働チェックまで終わり、この日(8月3日)はここまで。

翌日から、穴の蓋作り。第1貯水槽と同じく、コンクリで作る。もっと扱いが楽なもので…と思ったが、高くつくとのこと。

 コンクリの蓋2枚。

去年ずっとここの現場を見学していたのが役立つ。これを大小合わせて6枚(かな?)作る。

ところが今週、ユカタン半島を熱帯性暴風雨(ハリケーンの一歩手前)が直撃した。通り過ぎるまで、穴を現場小屋の屋根材(アスファルト製波板)でカバーした。穴の蓋がなくてもタンクそのものに蓋が付いているので、中の水は心配ないんだが、ポンプが野ざらしになるため。

台風一過の昨日(9日)、コンクリ蓋製作を再開した。

配管配線が終わった時点で、うちの貯水量は2倍になった。これでいつ誰が来ても安心!


再び人口爆発

2017年07月31日 | 設備/外構/庭

第2浄水槽用の工事は着々と進んでいる。穴掘りが終わってタンクを購入し、先週と今週はタンク周りのブロック積み。掘った穴の中で積むので、犬小屋なんかより体力を使う。

 底にコンクリを打って、ブロックを積み始める。

 どんどん進む。

 逆側はこんな感じ。

第1浄化槽の脇に穴を掘ったら、基礎が随分張り出していた。その内側にブロックを積むのとばかり思っていたら、ブロック壁から割栗石が顔出してる…みたいなことになるらしい。ちょっと遺跡風。

おそらく今週中には完成し、いよいよ水道とタンク2つとポンプを連結、晴れて水なしの不便さから解放されるはず。何度も書いてるが、二人だけなら問題ない。でも今後は、誰か泊まりに来たときに断水が重なっても大丈夫。

 

7月に入ってから、プログレソとその東西の海岸線にある村々は人口爆発状態になっている。それでも中旬までは週末が終われば普段よりちょっと多いくらいだったのが、ここへきて「平日なのになぜこんなに人が!」という感じになってきた。

絶対に去年より多い。メキシコ中でユカタン州の人気が上がったので、メリダの人口が増えているのだ。一家揃って引っ越してくるくらいだから金はある。子供の夏休みはビーチの貸別荘で…という人たちが、わんさと押し掛けている。

チェレムで多いのはリビングと寝室一部屋くらいの規模の別荘だが(プログレソの東20キロくらいから先は豪邸ばかり)、そういう小屋の前にだいたい車が3台くらい停まっている。両親と子供一家x2、合わせて6〜10人。

どうやって寝るのかと思うでしょうが、ここユカタンは、ハンモックの発祥地。犬の散歩のときにちょっと中が見えると、狭っ苦しい(といっても12畳くらいの)スペースに、蜘蛛の巣のように張り巡らされたハンモックが見える。

彼らがどうやって寝ようと問題ないんだが、建物が小さいからといって「それぞれの家で一組のカップルが密かに愛を語り合ってる」なんて状態ではないのである。ガンガン音楽を鳴らして、夜通しダンス&カラオケパーティー。

まあ、ラテンの国に来たのだから、彼らの音楽好き(歌は下手)や「みんな朝方まで…」は承知している。近所と言っても日本みたいにすぐ隣ってわけではなく、一番近いところでも50メートルくらいの距離はある。が、我々の寝室は2階にあって、彼らの小っさい別荘は1階建なので、麓のあちこちから雄叫びが…状態でうるさい。うるさいが、愉快ではある。

一応、ホリデーシーズンは8月いっぱいまで。「軽井沢なんかに住んでるとこんな感じかね〜」などと話している。


浄水用タンク

2017年07月24日 | 設備/外構/庭

ようやく第2浄水槽の設置方法が決まり、タンクを買いにプログレソへ。

プログレソには、水周り関係の必要パーツを扱っている店が数軒ある。もっと言うと、ペンキ屋をはじめ、セメント&ブロック屋・鉄もの&溶接屋・アルミ屋・建設道具&機械屋・何でも屋と、家を建てるという行為に必要なものはすべて、街の中心部に店がある。品揃えの豊富なショールーム的店舗や大きな倉庫はメリダの外環沿いの産業地区にあったりするが、一般的な店舗は「こんなところにこんな店がこんな普通に」ある。

一般人が自分で手を入れるので、プロ用とか業者専門店とか法人取引のみとかなんてことも一切なく、みーんな仲よく同じような店へ買いにいく。今回タンクを買った店も、工事中や台所の蛇口がポタポタ水漏れしてきたときに行った店。

さらに言うと、ここメキシコ(ユカタン?)では小さい店や個人店が至極便利で、大規模店より値段も安い。大きな店というのは大体が大資本で金持ち相手の商売をしているので、逆に高いのである。小さい店は、「営業してんのか?」みたいな外観なところもあるし品揃いも悪そうだし、最初の頃はどうかなと思ったんだが、こちらの方が圧倒的に役にたつ。店員(店主)は商品に詳しいし、店内にないものはどこかで仕入れてくる。なーんも問題ないのだ。

ちなみに台所の蛇口がポタポタしてきたとき、こちらでは蛇口セットを買い換える。店のお兄さんは、パッキンを探しに来たニホンジンの話を辛抱強く聞いていたが、ニコニコ笑って「言いたいことはわかったが、ここは全取っ替え」と言って笑った。

 タンク。でかい! 家が広くてよかった。

容量1100リットル。これで第1タンクと屋根の上のタンクを合わせて2200リットルになる。

普通は自分でピックアップか何かに載せて持って帰るんだが、我が家の愛車はチビなので、配達してもらった。金曜日に買いに行って火曜日に配達と言っていたのが、翌土曜日に「今日でもいいか?」と電話がかかってきた。

キャンペーン中なんだそうで、蓋と空気抜きのパイプと使用法によって使ったり使わなかったりするキャップとフィルターがおまけで付いてきた。ここでは、3ヶ月に1回ほどシャワーヘッドを掃除しないと穴が詰まってきて、穴によって真横を向いて水が出たり全然出なかったり…という状態になる。フィルターなんかかましたら、水道の圧が負けて水が溜まらないに違いないので、これは設置せず取っておく。

 


2017年06月19日 | 設備/外構/庭

ここんとこ、あまり作業がはかどらない。ほぼ毎日にわか雨が降るため、地面が湿っていて穴も掘りづらいし貝殻も拾いづらいのだ。

ちなみに貝殻は、洗濯場前の砂利敷き用。家の建設工事で使ったきれいな砂利を拾い尽くしてしまい、地面から貝殻くらいしか出てこなくなった。砂利なんか買うのもなんだしどうようかと考えていたんだが、発想を逆転させてやたらと出てくる貝殻を敷くことにした。敷地内のを取り尽くしても、ビーチまで行けば腐るほどある。

 

第2浄化槽の穴は、こんな感じ。

掘ること自体より、掘り出した土を運ぶほうが大変らしい。前からネコ車を買おうと提案していたのに、なぜか買いたがらない。今さら、今さら…と言いながら、結構運ぶものはあるんだが。

 

そして、雨の影響は地面だけではない。もっと大きな問題が、蚊の大発生。

雨の季節になると、保健省や市役所の啓蒙活動が増えてくる。「デング・マラリヤ・ジカ熱などの原因となる蚊を発生させるから、水溜りになるものを作るな、置くな」。メリダだと市役所による殺虫作戦も始まるが、ここでは何も起こらない。プログレソは貧乏市なのでそんな予算はない。しまってあった「水溜り作るな」ポスターを貼り出す程度。

チェレム村は例によって、なーんも気にしてない様子。というのも、とにかく緑が豊かなので、ちょっと殺虫剤を撒いたくらいでは効果は望めないから。以前、代々木公園での散布作業のニュースを見たが、植物があんなもんじゃないので意味がないのだ。

 数日放っておくとこんな感じ。

先月はきれいな砂地だったところ。普段から手入れをしていても、芝生がガンガン芽を出す。道沿いの木も剪定したいんだが、蚊の餌食になるのが目に見えているので手を出せないでいる。晴天の日中で風が強いと比較的少ないのでどうにかしたいが、まあ来月まで待っても変わらんだろう。


第2浄水槽

2017年06月11日 | 設備/外構/庭

 6月に入って、こちらも梅雨入り。

正確には梅雨じゃないんだろうが、乾季が終わって、たまに夕立が来るようになった。道路が舗装されているメリダと違って、どんなに強く降っても、メキシコ名物雨降ったらもれなく水浸しってことはない。でも「ざぁっと夕立が来る」というより「スコール到来!」って感じなので、ちょっと怖い。

 最近の空。だいたい午後はこんな感じになる。

 庭側から撮ったもの。海方面の空は明るい。

植木の水やりをしなくて済むのでいいんだが、蚊がすごいことになってきた。犬を朝の散歩に連れ出すと、排泄のために玄関から10メートルほどのところにある草むらへ突っ走っていくんだが、そこへ近づいた途端に蚊の餌食になった。虫除けはしている(かつ、日本では販売されていないディート含有率25%というスプレーがある)んだが、刺されるとかどうとかでなく、大群に囲まれてギョッとし、撤退してしまった。

 
 プログレソの友人、ダビッドに梅の木をもらった。

左側が梅の木。彼はメリダで日本人がやってる日本語学校の生徒で、その学校のイベントで知り合った。うちで作った梅干しの写真を見て、家に植わっている梅の木を適当に切ってきてくれた。挿し木で簡単につくという。

その右側に写っているのがライム。お向かいさんにもらった苗は嵐でやられて結局つかず、チェレムの村で買ってきたもの。120ペソ。ちなみにココナツや他の植物など、風でやられたと思うものが結構ある。ダビッド曰く、嵐のときの風は悪いバクテリアをたくさん含んでいて、長時間その風にさらされると枯れてしまう植物が多いという。よくわかんないが、メキシコなんで何でもアリかと。。。


そして! いよいよ第2浄水槽に着手。

 第1浄水槽の隣にもう1つタンクをかます。

見えているブロックは、第1浄水槽のタンクを囲む壁。一部壊して、タンク下部についている口に、隣に据える予定の第2タンクを繋ぐ。これで貯水量1000L増。

 プログレソ発チュブルナ行き乗合バス。

チェレム行きは村の中心部までなので、ここから8キロ先のチュブルナ村まで行くバスに乗る。

写真に見えているバスは、プログレソから他の村々へ行くバス。東南アジアのように日本から譲ってもらったままで、何とか学園とか何々観光とか書いてあるバスではないが、絶対どっかの国のお古だと思う。物を大切に使うんだか逆にぞんざいに使うんだか判断に困るくらい、いろんなものがオンボロでかわいい。

水対策

2017年06月04日 | 設備/外構/庭

ようやく両親が帰国。父は2度目、母は5度目のメキシコ。

今回は「5月は1年のうち一番暑い、40℃超えもある」と事前に言ってあったんだが、それを体験したかったのか強行してきた。まあ、何度も来ているので、今回は特に観光にも遠足にもでかけず、父が新居を見るという目的は果たせた。

暑さは覚悟の上とはいえ、老体にはきつい。さらに追い討ちをかけるように、最後の週には断水・・・というか、人口増のための低水圧による水不足となった。我々は日頃から不便はこの素晴らしい環境と生活と貸切ビーチの代償と思っているが、老父は嫌気がさしたようだった。

友達が二人来たときは何ともなかったのでうっかりしていたが、年寄りってのは水をよく使う。トイレの回数も我々の3倍以上だし、洗濯物もなぜか(ってか理由はわかってるが)多い。

最初に考えられるのはやはり井戸だが、このあたりでよく掘る深さ5メートル前後のものだと、水に塩気がある。それより深くて、細い管にポンプを繋いだ井戸もあるにはあるが、ここらへんでは誰も採用していないという。お隣さんもお向かいさんも、彼らの敷地内にある普通の井戸をいつでも使えと言ってくれている。

だから大した問題じゃないんだが、週に1回仕事で出かける土曜の朝だけは清潔な水のシャワーを浴びたいのと、いつでも誰でも来てもらいたいと思っているので、そのへんを考えなければならない。そして考慮すべきは、トイレなど用途によって必要な水質が違うことと、どの高さから労力を使うことなく出てきてほしいか(蛇口なのかシャワーなのか)ということ。

まあ、近いうちにもう1個浄水槽をかますということになると思う。

そして、ハリケーンシーズン到来ということで、犬小屋の屋根を補強した。

 ますます豪華になっていく。

ハリケーンといえば、メリダ直撃のやつはもう5年ほど来ていないらしい。周りのメキシコ人は「凄いのが来たら凄い!」と当たり前のことを言いながら、当時の映像などを送ってくる。ここの問題はハリケーンそのものの凄さでなくインフラの脆弱さなんだが、凄さを自慢したいのか、よくわからない。自然災害が凄いのは、平和ボケの日本人でも知っているし、日本だって台風が来るし、かつ我々は元消防団員だ。

というわけで、こちらも早々に雨戸など何らかの対策を考えておかなければならない。

 本日の空。

両親が帰った途端に、気温がグンと下がった。そして1日じゅう曇り、日によっては雨。植物に水をやらなくていいのでラクちん。

 

  最近の犬とニャンキーズ。

ずいぶん大きくなった。