<本日の工事>
① キッチン部分のフーチング、土台(続き)
② キッチン部分の壁、柱
北側に小道があってそこから資材が運び込まれるので、通り道にするために最後まで残っていたキッチン。1階の屋根を葺くには着手せざるを得ず、本日はここを集中的に攻めた。
そして、屋根の小梁の謎が解けた!
下から見るとわからなかったんだが、小梁は板でなくその上に置いた5センチx3センチくらいの木材の上に乗っている。この木材の脇に小梁をくぐるように大きな鉄筋をかまし、型枠を組んでコンクリを打って大梁にする。
そうする理由は「梁が見えないように」とのこと。つまり、ここメキシコでは屋根=天井で、天井裏というものがない(その代わり、例の屋根用ブロックが通気の役割も果たす)。梁の上に小梁を乗せると、梁が下側にぼこっと出る。それを避けるための工法で、Lさんの美的感覚なんだそうです。
ここは玄関/ダイニングとリビングとの境目なので梁くらいあったって構わないが、どのみち、あの重い屋根の小梁を乗せるのは、鉄筋を張ったあとより仮設だけの状態のほうがラクだろう。
長さ10メートルくらいの鉄筋を真ん中で大きく曲げて、長さ半分くらいになった状態で搬入されている。径1/2インチなので、1本だけでも結構重い。これを裏(テラスの奥)へ運んで、必要な長さに切って、専用の道具を使って曲がっている部分をまっすぐにする。
専用の道具というのは、この同じ太さの鉄筋で作ったもので、1メートルくらいの鉄筋の先に、5センチくらいの鉄筋を2本垂直に溶接したもの。それで挟んで、テコの原理で器用に曲げる(伸ばす)。
ああ、すっきりした。
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