La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

屋根!重機なし!

2016年08月10日 | 新築

<本日の工事>

① 壁(続き)
② まぐさ(続き)
③ 屋根の小梁とブロック

 

 昨日取り掛かっていた深い穴掘りは完了して、フーチングを少々。

 北側、玄関と食堂部分の壁がほぼ完成。

 屋根を支える仮設用の木材が到着。

 

そしていよいよ屋根工事が始まった!

 まずは昨日到着した小梁を運ぶ。

大きな岩やコンクリの入ったバケツ缶をやすやすと運んでいた彼らも、 この小梁は「覚悟してかかる」といった感じ。今日運んだのは長さ3.2メートルのもので、写真のとおり二人でも大変そうだが、運ぶときは一人1本。

そんなものをどうやって上げるのか、さあご覧ください。

 小梁に太いロープを巻きつけて、引っ張って持ち上げる!

 タラちゃんと柳沢くんは梁の上でロープを引く係、ホセくんは下で補助。

 別の角度から。

 先に一方が梁の上に乗せて、次にもう一方が持ち上げる。

ホセくんは下から棒で支える…というか上に向かって押し上げる。これを7本連続で。彼らが立っている壁の幅は15センチ。すごすぎ。

 続いて屋根用ブロックを上げる。

壁のブロックより重い。同じくロープで引っ張りあげるんだが、こちらは補佐なしで一人で上げる。

  小梁の上に乗せていく。

穴掘りを見たときも驚いたが、ここへきて「マジで手作業で全部するんだ!」と驚愕。口を開けて見入ってしまった。

日本の隅々まで正確でビシッとした仕上がりもすごいが、こっちのは全然別のすごさ。彼らが日本の工事のクオリティをものにしたら、どうなるのか……。そして、工事費の安さを享受しておいて言うのもなんだが、本来は重機代を彼らに回すべきだ。

 

 親方はリビングの大開口部の上に架かる梁の鉄筋を組む。

屋根工事がすごいといっても、彼らにとってはどの工事にも存在する工程だ。基礎工事やブロック壁と同様ときどきチェックしながらも、自分は別の重要な部分に取り組んでいる。

ちなみに柳沢くん達より上というか先輩であるマヤさんも、玄関のある北側の壁のまぐさや臥梁を念入りに進めていた。前からLさんが北面はどうするああすると話題にしていて、我々は「それより間取りが…」ってな感じだったんだが、ここでは玄関があるファサードがとても重要らしい。

ああ、今日は盛りだくさんだった。



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