えー、1週間たちまして、今は新居にいます。が、まだ完全に住める状態じゃないので、邪魔なんでまだ引っ越してない犬猫の世話と、シャワーを浴びるために借家に毎日通ってます。風呂とキッチンができたら奴らを連れてきて、借家の掃除をして、引越完了。
なんでまだこんなことをしているかというと、親方が20日に約束した「あと2日、22日の土曜までに全部終わらせる」が、例によってその通りにならなかったからですねw。ただ、こちらは「2日じゃダメだろ、23日の日曜も来なきゃ無理だろ」と思っていたところ、約束通り終わらなかった翌日曜、他の現場で屋根をかけていた。で、「やっぱり逃げた、あてにならん、もう来なくていい」とブチ切れた。
その前からヒルベルトに引越を手伝ってくれる人の紹介を頼んでいたんだが、24日の月曜にできるとちょうど言ってきたので、決行することにした。ちなみに、海辺の村から来たとき使ったようなきちんとした引越業者でなく、ただのこの辺の村で荷物運びをするおっちゃん達です。フレテという。車も小さいので何往復かすることになるという(全然OK)。
24日の月曜、借家で荷物を積んで新居に行ったら、親方チーム+設備屋が当然のことのような顔で作業をしている。風呂以外の設備とドアの取り付けは、彼ら自身も「しなければならない」作業と認識していたらしい(本当は他にもいろいろ直すところがあるんだが)。前の週の土曜日まで…など、まったく御構い無し。
で、あなたがした約束に合わせて引越日時を決めておいたので、今日は引越が優先だと言ったら、結果的にその日はいろいろ中途半端な仕事をして帰っていった。日中、建築資材屋の掛けを我々だけで行って清算したのも、「ああ、これ以上は延ばせないのか(バラバラといろんな物を買いに行ったりできないのか)、言い方変えればやらんでいいのか、ラッキー」と親方に思わせたんじゃなかろうか。別に関係悪化とかじゃないですよ。我々側の原因としては、マヤ人の認識を予測しきれなかったことがあるが、我々側が悪いわけじゃありません。
そういうわけで、ここ1週間の苦労を連投する。まずは、
【6/22, 24の作業】 風呂の蛇口、湯沸かし器設置、モップシンク、ドアノブ取付
途中、水が出なかったり漏れたりしてガタガタ言ってたが、日本から取り寄せたものに不要な部品も余計な部品もないことは確認済みだと言ったら、最後にはどうにか取り付けていた(もちろん少し曲がっている)。
給水用の管を繋いで、湯沸かし器まで水が来ることは確認したが、ガス管をつなぐパーツがないとかどうとか。結局繋げないでドロン。
コレが曲者だった。午前中に親方が台を作って、午後は設備兼組積工に変わって、完成したかに見えた。が、排水口のために差してあるパイプは、
パイプは差してあるだけで、型枠代わりに使ったタイルに穴が空いてないw。午後の彼は上ばかり作業していたのでそれに気付かず。後で我々で直す。
我々と引越し屋が到着したとき。奥の寝室の2ヶ所を親方とベテラン2人でつけていた。ほら、きれいに付いただろ?と言われて確認したらOKだったが、その後、引越し屋に家具や箱の搬入先を指示している間に付けたドアは、手抜きというか、ちゃんとできてないじゃんというか。海辺の家では塩害でノブが壊れて、相棒が何度か付け替えたんだが、結構大変である。ドア屋に頼めば?と言ったのに自分たちで全部できると言った結果がコレ。玄関脇トイレのドアには、
どうにか閉まるようにごまかしてある。そのためか、ドア枠自体もまっすぐ付いてないし、ノブを付ける穴の位置も一度では決まらなかったらしく傷跡が残っている。おまけに開く向きも指定したのと違ってたので、ここはあとから専門業者に別のドアをつけてもらう。ちょうど別の「言っておいたのに忘れてる」箇所で扉が必要なので、このドアは取り外してそっちに流用する。
こないだ水道局が来たときに付けたパイプが地面から飛び出していたので、モップシンクを作ったあまりのモルタルを打ってもらう。
先日よく分からなかったやり直し(前の記事の最後)。床面タイルの貼り終わりがスロープのコンクリよりタイル厚の分だけ高いので、タイルが壊れないようにモルタルで小さいスロープをつけたと言う。
ここの大工にとって重要なのは、「基礎掘り!基礎造り!ブロック壁!コンクリ屋根!床タイル!内外壁の仕上げ!」のみだとつくづく思う。だから、こうんな「竣工遅れてる!風呂台所ちゃんと終えて施主に引き渡ししなければ!」ってな段階で、こういう細かいことに人員を割く。
考えてみれば、マヤ人はたらいで行水するし調理は薪を使うような人たちなんで、家なんか壁で囲って屋根がついてればOKなのである。親方と初めて会ったとき、メリダやプログレソ方面でも工事をしたことがあると言っていたので、ある程度「今の家」も経験あるかと早合点したのが悪かった。きっと孫請けだったのであろう。
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