La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

針なし蜜蜂メリポナ

2023年11月29日 | 新築

【11/27, 28の作業】いらない木の切り倒し、水道契約

 

  最初に入り口確保。

 重い岩。

敷地は今まで誰も使っていなくて道に面してずっと石垣が作ったが、車で入る箇所を決め、その部分を建材の搬入口にするために壊す。

 

 だんだん拓けてきた。

ヒマラヤスギの彼はマイペースで自分の仕事を続けている様子。板状にしたものが増えていた。そして我らが現場作業員たちが、その他の、建設部分と建材搬入に邪魔な部分の木を切り倒す。

  3人がかり。

1人がチェンソーで根元を切る係、1人が変な方向へ倒れないようロープで引っ張る係、もう1人が全体の安全確認。どこでも同じですね。

 大体が、ウアノの木。

この大きい葉でマヤの家の屋根を葺く。メリダでは入手が困難だという。うちにはいらんほど植わってるが、この辺にはマヤの家も多いので、もちろん親方は葉っぱだけ切って取っておく。葉以外は役に立たないらしい。

  親方のピックアップに乗せる。

 搬出。

根元の部分は当然だが、すごく重い。それでもおんぼろピックアップにこれでもかと積んで、前に書いたゴミ捨て場に持っていく。

 針なし蜜蜂メリポナの巣。

養蜂はメキシコのいろんな地域で盛んだが、この蜂はユカタンにしかいない。普通のはちみつより栄養価が高いそうで、人気がある。とはいえ、知らない人も多い。

  巣の中にはちみつ!

見慣れた六角形が集まった形じゃなくて、小さい壺みたいなものをたくさん作る。

 この巣のはちみつは緑がかった色。

ピントがずれてて申し訳ない。一瞬ギョッとしたが、瓶の中に入っていたら爽やかそうに見えるかも。これをみんなで分けてチューチューした。巣もそのまま口に入れてくちゃくちゃできるが、カスになって残る感じなので吐き出した。もしかするとプロポリスとかああとかだったかも。柑橘系の味がするが、柑橘系の花の蜜を集めたとは限らないらしい。奥が深い。

 

 煙を炊く。

とりあえず巣からは一旦出てどれか別の木に移ってもらう。こないだ友達が、メリポナのプロモーションに携わっていてメキシコ各地に行くと言っていた。彼は自分も養蜂をしているので敷地内の木(切り倒さないやつ)についた巣を取りに来ると言っていたが、この巣は気づかなかったので、しょうがない。

ちなみに手前に落ちてる赤いものは、取れてしまった荷台のドアw。

 

 シリコテの切り株。

地面から70センチくらいのところで切り倒した後の切り株が残っていて、邪魔だったのでもっと根元から切ったところ、なんとシリコテの木だった。ここでは実を甘く煮て食べる。が、珍しい木材として、世界中で人気がある。ギターとかにも使うらしい。模様がなかなか…ということで大きなテーブルトップなどにも使う。確かに、海辺の村のガイジンたちが高い金出して買いたがりそうな、素敵な模様。流通名はジリコテだが、スペイン語だとシリコテ。

模様は素敵だが、これがめちゃくちゃ硬い。作業員が延々とチェンソーを使っていた。

  最後。

いい加減嫌になったのか、全部チェンソーで切るんじゃなくて、最後は大きな岩を投げつけて退治。

 3回目にして成功。

 

 鉄筋も到着。

すぐに使うのは基礎用の岩とセメントと砂なんだが、邪魔にならないよう奥に入れるために、後から使う鉄筋から到着。海辺の家の隣地の現場とは大違いである。いいチームでよかった。ちなみに作業員は全員、親方一家の身内。チームワークもいい。

あとは、水道をひくために親方と役場へ。1人でできると思ってたんだが、親方に連れてってもらって正解だった。住所を言ったらすぐ…というわけではなく、近所には誰がいるとか誰それの隣とか、確認していた。果物の木を植えたり野菜を作っている土地には水道は引けなくて、自分で井戸プラス灌漑設備をつけなくてはならないので、住居用であることの確認らしい。

今、申し込みが多いので、最悪2ヶ月後になるという。そう説得するために見せてくれたリストには10人くらい並んでいたw。メーターなしの定額はプログレソと同じだが、村にある四つの井戸から1日の決まった時間に送水し、各戸でポンプを使って屋根のタンクにあげる。



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