La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

マヤの村に来た ②

2023年11月21日 | ユカタン諸々

  

ガソリンスタンドのお向かいさんが、またくれた。左奥から、ライム・リマ・グレープフルーツと、赤いオレンジ。すごい量で、店を出せるW。

リマというのはユカタンにしかない柑橘類で、ソパ・デ・リマというスープはユカタン料理リストの上の方に出てくる料理だが、日常的に家庭で作って食べている人には会ったことがない。ライムより酸っぱくなくて、ほのかに独特の味がする。皮も独特のいい匂いがするので、もしかするとゆず味噌的なものを作ったら美味しいかも(新居に移ってからの楽しみ)。

   古い教会。

前にスペイン語の先生とうちの村に何があるかって話をしたとき興味を持ったんで、その目的で撮った写真でパッとしなくて申し訳ない。

 正面はこちら。誰かのFBより。

1875年に教区ができて建てられた古い教会で、この辺の村にはほぼ同じようなバカでかい教会がある。スペイン人+その子孫である支配層がこれ見よがしに作ったのがよくわかる。

  内部。

今も日曜の朝ミサをしている。普通メキシコの町や村というのは真ん中に中央公園があり、その四方に教会と役場その他があっていかにも町の中心といった感じなんだが、この村では少し離れたところにある。村で唯一の教会なので、今も日曜の朝はミサをしている。

 でっかい葉。

綿らしい この木は地面のすぐ上のあたりにもどんどん新しい枝が出てきてそちらにつく葉っぱは小さくて柔らかい。この木はなぜかこんなごっつい葉しかつかない枝を切ってなくて伸び放題。びっくりの大きさ。

前記事に書いた借家。ここには半年弱しかいないので晒す。

 前の道。

左の写ってないとこにお向かいさん。

 うち。

 うちの中。

こういう何もない部屋が4つ。一部屋をまったくの倉庫にして一部屋を寝室にして、この続き部屋で諸々。

 離れ。

ここにトイレとシャワーがあるんだが、庭でテキトーに走り回ってるはずの犬が入って泥だらけになるので、ヒトは使うたびに掃除する羽目になっている。すごい面倒。

 

さて、なんとか引越も終えたので、新築工事の準備に取り掛かった。まずは草刈り…というか、腰より高く伸びたいろんな植物を取っ払って地面の様子がわかるようにする。でないと本当にボーボーで、どこに家を建てたらいいかも決められない。

 作業前と、 作業後。

  同じく。

 ゴールは遠い。

こんな土地。腰以上に伸びている草はこの村の名前にもなっているつる草で、切らないと、その辺の木の幹を伝って上へ伸びていく。ただこのつるを使って作ったカゴなどの民芸品があるそうで、まぁ村の名前の由来でもあるし全部取っ払ったりせず手入れして大事にするのは採っておく。と言っても、本当にいくらでも生えているし生えてきそう。

 

最終的にはこのくらい。お隣さんちのお父さん(土地の売主の旦那)が請け負ってくれたんで捗った。我々だけでは気が遠くなるようなジャングルであった。

 敷地内のミニ・セノーテ。

本当はピレタと呼ぶんだと思うが、セノーテも同じようなもんである。棒を刺してみたら、ずいぶん深そうだった。竣工後の楽しみだが、今は落とし穴状態w。

 謎の水溜め。

水たまりではない。明らかに人工的なもの。こちらはあまり深くない。

というわけで買った当初は木がボーボーの平地だと思っていたが、奥に向かって結構高くなっているし、大きな岩がゴロゴロしてるし、一部は自然の石段みたいになっているし、なかなか考えていたより面白い土地であった。

草は刈ったが、散らばってるゴミの量が半端ない。村人はゴミを燃やしてその上に土をかけたりするので、地面の中にも埋まっている。これから1週間くらいはゴミ拾いに明け暮れることになりそう。その後は建設部分に生えている木の伐採。木によって根元で切ったり根っこを掘り出したりいろいろらしい。

もう建ててくれる大工(日本の大工とはする作業が違うが請け負い方が同じ)の親方と会って、近々躯体だけの人工代が出てくる。材料は、親方が必要な分だけ我々に伝えて我々が買いに行って現場に届けてもらう仕組み。前の家のLさんは信頼していたので全部込みの工事費を出来高払いで払っていたが、ちょっと違う。

ちなみにドアつけたり棚作ったりなどの小さい作業だと、材料費を先にくれと言ってバックレる詐欺業者がいるので、スッキリ安心だし金のやりとりも分散されていい。



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