甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

断絶と悲しい知らせ 雛祭り

2014年03月03日 21時57分04秒 | 戦争と平和
 悲しい結果になりました。もっと凶悪な犯人が見つかって欲しかったのですが、残念ながらフツーの高校生が犯人でした(2013夏の中学生殺人事件の犯人は、地元の高校生だと判明しました)。

 テレビでは同級生が、犯人の子はどんな子だったかを語り、7人兄弟であるとかの家族情報や、事件直後のメールで「中学生が殺されたらしい。震えるようだ。コワイコワイ」と語っていたとか、わかってきたことがあれこれと報道されていました。どれもこれも、よくある事件報道です。ネット上では本人の写真も名前も流通しているらしいです。恐ろしいことです。

 これから、もっと本人の情報がわかってくるでしょう。でも、あまり深いことが判明するとは思えません。ただ、お金が欲しかったし、たまたま目の前を歩く女の子が見え、しかも深夜で、人も車も通らない。それで、つかまえてるうちに死んでしまった。それだけのような気がします。あまり深い意味はなく、うるさいものは黙らせる、それが相手の死につながるという判断ができないようです。誰かの死は、もう私たちのブレーキにはならないのかもしれない。



 どうして、若者はこうした行動を取るのか、私には理解できません。でも、これから、こうした形の犯罪が増えていくのだろうという気はしています。別に深い動機はないのです。人がどうしたら死んでしまうか、そんなことは考えない。ただ、お金が欲しい。ただ、単純な願望があるだけです。そして、その願望実現のための努力なんか全く考えない。そんな面倒なことはしたくないのです。なるべく簡単な方法で実現したい。

 どんどん動物的になっています。適当な、簡単な方法でやってしまう。その後、相手やまわり、家族、社会などがどうなるなんか考えない。ただ、だだっ子のように「欲しいー」と思ったら、行動するだけです。

 3月1日の朝日新聞で、ノーマ・フィールドさんがこう語っています。
「就職できない若い人たちはこれ(都知事選に出た細川さんの『腹七分目の豊かさ』)をどう感じるだろうか、と日本の知人が心配していました。細川さんの考えが間違っているとは思いません。でも、その言葉が届かない」と。

 そうです。昔、「今の若い人は宇宙人だ」、新人類だと、嘆くことばが聞かれましたが、もうそれどころではありません。かなりの若者たちが、年寄りのことばを拒否し、聞く耳を持たず、たとえ耳があったとしても、そのことばを理解する力がないような気がします。



 彼らは、年寄り連中と違う世界に生きることを選び、共生を拒否しているのです。彼らには彼らだけの世界しかありません。彼らだけの理屈で普段を生きていて、時たま彼らの視界に邪魔くさい年寄りどもが見えるだけなのでしょう。ですから、その年寄りどもがどうなろうと、彼らの知ったことではないのです。

 私が、こんなところで嘆いても何にもなりません。「何をこのオヤジはしゃべっているのだろう。意味不明」として、話も聞いてもらえません。

 これは三重県だけのことではなくて、全国的にそうなのだと思います。そこで安部さんたちが、やれ道徳だ! とか、美しき日本! とか、それこそ意味不明のことをやっている間に、彼らはどんどん進化形になって、もっともっと恐ろしくドライで、生命観のない生き物に育っていくことでしょう。そして、政府によってどんどん、貧しき者はより貧しく、富める者はより豊かになっていくのだと思います。みんなはそれでいいと思っているようなので、もうその路線で突き進むしかないです。それこそ「この道しかない」なのです。ああ、どうしたら゜いいのでしよう。



 ただ、私は、まわりの人に、今まで自分の見聞きした死を語り、人の思いを伝えられるオッサンになりたいと思います。無駄な抵抗かもしれませんが、自分のまわりの人たちだけは守っていかないと! 

 恐ろしい波が来ています! ぼんやり過ごしていると、とんでもないことに巻き込まれそうです。気をつけないと!




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