伊勢湾の入り口にある神島は、三島由紀夫さんの「潮騒」の舞台になりました。一度は行ってみたかったけど、行くチャンスがありません。
三重県の島なのに、行くことができないなんて、不思議です。
でも、三重県の島なので、見るチャンスはあります。
表紙に取り上げたのは、2013年の7月末、関東から一人で帰って来る時、当時はカーナビもなくて、地図を左見右見(とみこうみ、って読むんですね! 漢字が先かな、ことばが先かな?)しながら、浜松あたりで高速を降りて、渥美半島をずっと西へ走り、伊良湖岬にたどり着いたら、他を見る余裕がなくて、すぐにフェリーに乗ったんでした。1時間程度で鳥羽の港に着く伊勢湾フェリーでした。1時間で6,000いくらでした。まあ、高速でも1時間走ったら2,000円くらいだろうか、だったら、少し高いかな。
そしたら、左手に神島が見えました。ゆっくり後ろに遠ざかっていくんですが、何とも言えなかった。
あれが神島なのか。どんな島なんだろう。ただのそれだけでしたけど、まあ、神秘的ではあるんです。何しろ、見る機会はあっても、ほぼ行く可能性はないんですから。