コンポストは少しずつ斜めになっているような気がします。クギ1本で重力と戦っているので、当然疲れが出て、だんだん重いものを投げ出したくなるのでしょう。
「中に枯れ木や枯れ枝、生ゴミなどを入れたらシャンとするかな」と勝手に思っていましたが、それはまちがった思い込みでした。逆に内側からのプレッシャーも加わり、さらにピンチになっています。まあ、壊れたら、ネジクギでガッシリ組み込まれるようにしたいですけど、たぶんクギを1本から2本に変えるくらいだと思います。本当に頼りないコンポストなのです。
そのコンポスト。妻からナシの芯の部分とか、カビてしまったパンとかを処理するようにされていました。要するに、妻がコンポストに投げ入れていました。処理能力は当然ゆっくりだし、まだ始まったばかりなので、十分に機能していないと思うのですが、それをかぎつけたモノがいました。
お盆前というか、今年のナツくらいからなのか、ウチの庭を通り過ぎるネコがいました。以前にはフンを出すためにやってくる大きなトラネコがいたそうですが、それは飼い猫だそうで、そいつを見つけると妻は追いはらっていたそうです。何しろとんでもない落とし物をするヤツですから、たまに私も庭仕事に出て、地雷のような落とし物にびっくりさせられるのですから、そんなヤツは蹴散らさねばいけません。
ソイツは来なくなりました。代わりに(?)小さな野良猫みたいなのが、時折メダカの鉢で水を飲んだり、カエルやトカゲを取りに来るようになりました。私は調子に乗って(妻がいない時に!)一度食べきれないカラアゲを小さく切ってあげてみました。そうすると、うまそうに食べていたので、野良猫なのかもしれないなと思っていました。最近は雨も多く、水浸しの庭になっていたので、野良猫コネコも来ていませんでした。
ところが、昨日、コンポストの中にパンを見つけた野良猫はそこに上がってパンを食べていたそうです。フランスパンなので簡単には食べられず、何度かかじっていたようです。
★ ふたたび夏の終わりです。この前、パン焼き器がこわれて、セットしていた粉もろともにそのままくさってしまって、あまりにくさいので、コンポストの中に粉とかバターとか、ミルクとかを捨ててしまいました。
そうしたら、翌日、野良猫がやってきてなめようとしたそうです。茶トラだったそうです。せっかく見つけてなめにきたんだから、少しはなめさせてあげたらいいのに、うちの奥さんはシッシッと声を出して追いやったそうです。
きびしいです。餌があると思わせて、来させるのはよくないそうです。トカゲやカエルを取りに来る分にはしかたがないけれど、飼い主ではないので餌付けするのはいけないということなんですね。
私は、遊びに来る生き物はいろいろいた方が楽しいかなと思うんですけど、そうでもないのかな……。