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川へ下りていく道を進むと、神社があるということでした。
いろいろとご利益があるような案内があったので、私一人、おっかなびっくりでトボトボ歩いて行きました。
突き当りに、竹林があって、たまたま西日を浴びていた。西日だったのか、光が川面に反射していたのか、川に向かって開ける感じがありました。
竹林を左に曲がったら、川が見えるんだろうか。でも、お社はどこにあるんだろう。川原にあるのか、まさか、そんなことはないばすだろうけど、竹林の向こうにあるのか、それとも手前にあるのか。まるで見当がつきませんでした。
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とにかく、私は川の流れが見たかった! さっき小高いところからは見させてもらった。でも、水面は遠くて、どこか実在感がなかった。大きな川なのに、水が感じられないなんて。
ようやく、竹林のそばまで来たら、予想通り、その前に水は流れていました。川原はそんなに広くはないけれど、確かに山からの水を集めて海に向かっているところでした。
お社は、左手に小さな祠があって、階段を上がるようになっていたけれど、川が増水したら、水に流される可能性があるくらいに、川のすぐそばの神社だった。
こんなところに、人々は神様を感じ、お社を作り、それを守り続けてきたらしい。ひょっとすると、大きな川なので、対岸に渡るための渡し場の守り神だったのかもしれません。
竹林の光に見守られながら、小さな祠にお参りして、そそくさとまた坂道を登って行きました。奥さんは他のところを見ていて、彼女を見つけた!
もう少し時間があれば、川原で石でも拾ったのかもしれません。いや、そんな子どもみたいなことはしないか……。でも、あとしばらくしたら、太陽は沈みそうな気配もあったし、光は、ほんの許された時間しか残されていないようでした。