先週、三重県立美術館の「デンマーク・デザイン展」というのを見に行きました。絵ではなくて、家具やデザインの展示ということでした。
入口のところからも、いろんなデザインがありますよ、というアピールをしています。いつもなら右の入口から入るのに、どういうわけか、左の出口から入るように設定されていました。なぜなんだろう。だれか、こういうふうにしなさい、と指示した人がいるんでしょうね。
いつもなら、反時計回りにまわるのに、今回は時計回りです。どっちだって同じかな?
奥さんに連れられて、ここまで来たわけですが、私は特に見たいものがあるわけではありませんでした。
それに、デンマークのデザインといったって、すべてを紹介しきれるわけはないので、一部の家具デザイナーなどを中心にした展示になってしまいます。その方が、お客さんが求めているものでもあります。
みんな、デンマークの生活用品に興味があるようなのです。特に、椅子などが大注目で、ここはイケアではないのだけれど、雰囲気的にはそれに近い感じ。明るく、色づかいがキレイで、シンプルかつ剛健にできている。スウェーデンは少し乙に澄ました感じ、ノルウェーはこんなことをやっているのと驚く感じ、フィンランドは妖精と遊んでいる白と青の感じ、だけじゃないのだろうけど、とにかく、デンマークなのです。
ということは、レゴと、アンデルセンと、サッカーが強く、人々は背が高く、人口は少なく、島々の連合体のようになっている国です。平地はあるんだろうか? ドイツの影響はどれくらいなんだろう? 人々は何をめざして生活しているんだろう?
わからないことはたくさんなのです。
椅子や机を見せてもらい、いいものだし、シンプルだし、おうちにあればいいけど、はたしてウチのどこに置けばいいものか?
そんなこんなで、ただ感心しながら見ていました。
それが、何かの額にいくつかの水彩画みたいなのがいくつか飾ってあるコーナーがあって、誰の作品かもわからないし、そんなに手が込んでいる作品ではなさそうでしたが、これぞデザインというものがいくつも、誰からも注目されずに飾ってありました。
私は、最近、絵に目覚めたと自分で思っているオッサンなので、「そうだ、このシンプルさで、下手だろうが、誰からも注目されなくても、このあっさり加減で絵を描くのだ!」と、思ったのです。
それらしい作品は見つからないので、適当な作品を貼り付けてみます。
この人を食ったようなおうちは何でしょう。
船とバスと風力発電、なかなかいいですね。色づかいが勉強になります。こんなモヤモヤした色を使っていいんですね。黒なのか、紺なのか、ビシッとはまっています。
人魚姫さんのカードも、こんなになりました。日本のサンリオ風でもあるし、そうではない独自性もあります。
まだまだ、勉強が足りません。私は何をめざしているのか?
私の描きたいものは何か?
それはまあ、今後のお楽しみにしていきたいです。何か見つけたら、はり付けてみます!