甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

恋はこれっきり 1979

2023年09月02日 21時16分33秒 | Back To The 80's

 今日も時間はあったんですけど、これはという決め手がありませんでした。お風呂に入っても、これといって思い浮かばなかった。

 もうサッパリ、スッキリしたい。何だかモヤモヤする、みたいな気分でした。いろいろと家族のものは片づけることができるのに、いざ自分のものになると、何も片づけられなくなります。

 冬になったら、少しは片づけられたりするんだろうか。少しだけ予感はあって、いろんなものをテキパキと捨てたりするイメージはあるんだけど、イメージ先行で、現実はどうなるんだろうな。

 そんなこんなで、クリフ・リチャードさんの「恋はこれっきり」を思い出しました。サッパリしたかった、という気持ちからの連想かな。

 ♪It's so funny how we don't talk any more

 タイトルがそのままサビというか、聞かせどころになっています。これだけ見ると、失恋の歌というのか、女の人にすがってる男、みたいな感じの歌でした。

 1979年の秋、大音量で歌い、聞きしていたような記憶があります。まわりの人にはすごい迷惑な話でした。だから、すぐに音量を下げて、またシンミリ聞いたりもしましたっけ。

 情けない男の歌なのに、明るいメロディで、軽やかにシンセサイザーの音がメロディを支えています。どうしてこんなに明るいんだろう。

 女の子に、どうしてだよ、おかしいじゃないか。キミとボクが、もうお話しないなんてさ。そんなの無理だよ。ボクたちはずっと愛し合うって、決めたじゃないか。

 そんなわがままな男の理屈が見えてきます。そういうのはたいていもう何度も境界線を越えていて、そんなことをしちゃダメというのを何度も彼女に感じさせていて、「もう、こんな男と一緒にはいられない」というのを突き付けてきた後だったのです。

 でも、男は気づいていなかった。そんなすれ違いカップルによくある話を歌にしたみたいでした。今さらながら、何だかつまらない歌だったなあ、と思います。二十代の私には、そんな内容なんてあまり気にならず、おかしいよ、もっとしゃべろうよ、という男の理屈の方へ傾いていた気がします。


 今の時代は、クリフ・リチャードさんが「恋はこれっきり」を歌う姿が簡単に見られるので、二三度はみてみました。優男(ヤサオトコ)が頼りなく歌っていて、こんなにしょぼくれたニイチャンの歌だったのだと、ものすごく落胆したものでした。

 見なきゃいいのに、つい確認のために見てしまった。

 そんなものなんでしよう。若い時、あんなに憧れ、何度も親しんだものは、時間の経過でコロッととてつもなくつまらなくなってしまう。そんなことがあるみたいです。「恋はこれっきり」は、そんな歌でした。

 でも、何十年も前に、何度も何度も聞いた過去は消せなくて、当時はものすごく気に入っていたのです。だから、今はもうそれっきりになっていて、ちっともオーラみたいなのがないのです。それはもう悲しいくらいなんです。

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