甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

ナルシストのわたしの服 

2021年09月28日 20時53分50秒 | わたしたち、家族

 今日のシャツは、まだ数年しか着ていません(ウチの服としては新しい服です!)。だから、まだシャッキッとしています。紺のラインのチェック柄で生地もそれなりにしっかりしているから、着たとたんに「さあ、お仕事に行くか」と気持ちが切り替わります。別に何か特別なことをするわけではないけど、ボタンダウンのボタンを二つ止めたら、お仕事モードになれます。

 他には気分の盛り上がるシャツって、あまりないですね。青一色のシャツもあったけれど、たまに他の人と重なる時があって、気まずくなるから、こちらは着なくなりましたけど、ウチの奥さんなんかは「家電の量販店の店員さんみたい」なんて、気分台無しで、すぐくじけるんですけど、それでもたまに着るかな。まあまあお気に入りだったんだけど……。

 あとはどのシャツも同じ? いや好きさ・お気に入り度に濃淡はありますね。

 最近は服というものを買ってなくて、年がら年中同じ格好で過ごしています。半袖シャツだって、もっとたくさんあればいいのに、一週間くらい着たら、もう新しい色が出せなくなります。



 赤のチェック柄のシャツもあるんですけど、これはめったに着ないんです。よほど赤で何かアピールしたい時しか着ません。白のボタンダウンも、芸がなさ過ぎて、こちらも敬遠してしまう。こうしてどんどん着る服がなくなっていくのです。

 ネクタイでもするんだったら、シャツとズボンとネクタイをあれこれ考えたら、いろんな組み合わせができるんだろうけど、ネクタイはしないし、お気に入りのブランドのネクタイは二本しかありません。もう結婚したあたりにもらった奥さんからもらったものかも……、もう三十年以上経過しているの? まさか、そんなことは、あるのかもしれないです。



 なんだか芸のない毎日です。なかなか服装によって新しいものが生み出せていないのです。そんな外見なんか気にしないよ、と思っても、何だか気分の乗る服装というのがあるような気がするんですけど、最近はすべての服がくたびれてるから、捨てるばっかりで……。

 とはいえ、そんなに新しいものが必要かというと、そうではなくて、私は、ありふれた日常の中から何かを見つけ出そう、そういう流れの中にあった自分だと思っています。服装は必要ではない。他人からイヤだなと思われない程度であればいい。

 背伸びをしても仕方がない。カッコつけようとしても無理だ。長く続けるには、同じようなことの中に少しだけ発見があればいい。そういう形でやっていくしかありません。そして、たくさん忘れていることもあるし、思い出さねばならないこともあります。

 ありふれた日常を生きるということは、そこから自然にこぼれてしまうものがあるので、そういうものを掘り起こしつつ、時には忘れていたものも思い出しながら、あんなこともあった。これをもう一度みんなに伝えなきゃとか、思い思いして生きていくしかありません。



 今朝のシャツはわりと新しい。ズボンは? これは、21年前、偉いお方に会わなきゃいけなくて、そのためにわざわざガシッとしたズボンを買わなきゃとデパートでわざわざ買ったものでした。

 そんな大事なズボンだから、あまりはかないでいたら、あっという間に21年が経過していました。今では、これがそんな大事なズボンだったのかと思うような、ヨレヨレ感いっぱいのズボンです。そりゃ、21年ですから、それなりにくたびれますね。

 そんな風に、今朝の私はできています。明日も、そんなに変わらない服装、明後日もそうでしょう。代り映えしないまま、なんとなく毎日が過ぎていきます。気づいてみたら20年が過ぎてたとか、そんなの私んちではたくさんあります。うかつに毎日が過ぎていきます。手を抜いているわけではなく、それなりにやってるつもりなのに、でも過ぎて行ってしまう。

 とりあえずと毎日を過ごしてたら、そのまま時間は過ぎていました。それでやれているから不思議です。いや、本当はやれていなくて、まわりにはすごく迷惑になっている気がする。それでも、私はこんな風にやっていくしかありません。

 言い訳ばかりしています。そうですね。今からまた自画像でも描くかな、わりと私ってナルシスティックなんですよね。分かってたけど……。



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