甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

ボブ・ディラン「夢のつづき」 その2

2015年12月19日 08時59分53秒 | 一詩一日 できれば毎日?
 アッケラカンとした土曜の朝で、ぼんやり起きてきました。奥さんが大阪からチーズケーキをもらってきたので、それを二切れも食べてしまった。

 ハナから来る風邪の私は、昨晩は眠りながら、「あっ、ハナ水がのどに降りてくるから、これはどこかで風邪ひいたらしい」と思いながら寝ていました。それで、起きてみたら、やはり風邪です。

 今日、いろいろやりたいことはあったけれど、すべてキャンセルして、クルマを修理に出してきます。すべてはそれからです。今は何だか落ち着きません(だったらネットするなよ、というところですね。とりあえず、夜にはやるぞという意気込みです!)

 少しだけ貼り付けておきますね。スッとわかったらいいんですけど……、そして、マネして歌ってみようとしても舌はもつれてしまうし、声は出ないし、ダメです。ディランさんは、省エネなんじゃなくて、ちゃんと計算してあんなに歌ってるんですよね。今さらながら思います。


Series of Dreams

I was thinking of a series of dreams
Where nothing comes up to the top
Everything stays down where it's wounded
And comes to a permanent stop
Wasn't thinking of anything specific
Like in a dream, when someone wakes up and screams
Nothing too very scientific
Just thinking of a series of dreams


夢のひとくさりを考えていた。
だれもそこにはたどりついていない。

 ああ、ディランさん、今日、一日は代車だし、クルマでは聞けないし、せいぜいyoutubeで聞かせてもらうことにします。そして、何か書けたらいいなあ。単語力ないですね、私は。それは高校の時からそうでした。

 今は、日本語の単語能力もないです。困りました。まあ、嘆かないで、ディーラーに行ってきます。



ひと連なりの夢についてぼくは思いをめぐらせている
夢の中ではすべてが底の方でよどんだままで
何ひとつ浮かび上がってこない
永遠に静止してしまったような世界
すべてはおぼろげなまま
夢の傘におおわれて新たな体験を重ねる
出口はどっちに行っても開かれていない
意味づけすることもできなければ
科学で解明することもできず
ぼくは何か特別な手助けを探し求めていたわけではない
ひと連なりの夢に思いをめぐらせながら
ぼくは最後まで頑張りぬいた


 これが歌詞カードについていた日本語訳でした。さあ、私は、どれくらい訳せるかなあ。




Thinking of a series of dreams
Where the time and the tempo fly
And there's no exit in any direction
'Cept the one that you can't see with your eyes
Wasn't making any great connection
Wasn't falling for any intricate scheme
Nothing that would pass inspection
Just thinking of a series of dreams

Dreams where the umbrella is folded
Into the path you are hurled
And the cards are no good that you're holding
Unless they're from another world


夢のひとつづきを考えている
時間や早さが飛んでいったところ、
出口も方向性もない
あなたが自分の目で見られないものを受け入れて
どんな偉大な関係もつくられることなく
どんな困難な問題にも陥ることなく
どんな検査にも通ることがない
そんな夢のひとくさりなのだ

折りたたまれた傘の下にある夢は
あなたに投げつけられた細道につづく
あなたが持ち続けたカードはあまりよくなくて
それらが別の世界につながってなくてはならない



 なんだか間違っているような気がしますが、否定形がたくさん使われている文章ですね。夢は、どこへつながっているんでしょう。ここから始まるはずだけど、どこにつながるのか、折りたたまれた傘って、何なんでしょう?



In one, the surface was frozen
In another, I witnessed a crime
In one, I was running, and in another
All I seemed to be doing was climb
Wasn't looking for any special assistance
Not going to any great extremes
I'd already gone the distance
Just thinking of a series of dreams

Dreams where the umbrella is folded
Into the path you are hurled
And the cards are no good that you're holding
Unless they're from another world

I'd already gone the distance
Just thinking of a series of dreams


一体になって、表面は氷で閉ざされている
その一方で、ぼくは罪を目撃する
一体になって、ぼくは走っていた。その一方で
ぼくはよじのぼらされているようだった
特別な手助けを求めていたわけではなくて
どこか行き着くところまで行こうとしていたのでもなく
ぼくはもうそれなりに遠くにきているんだ
そして夢のひとくさりをかんがえているんだ



 夢のひとつづきを考えながら、「ぼく」は遠くまで来たといいます。

 ということは、みんなもそうだよ、と言いたいのかもしれません。

 私たちは、いろんな夢を見て、生きていくのです。現実には、病気やら、空腹やら、遊びたい気持ちやら、恋やら、いろんなことを経験するわけだけれど、そういう現実の中だけに生きるのではなくて、時々、現実にいながら夢のひとくさりを、いろんなところに抱えながら、生きていくのです。

 方向性もどれといってなく、テーマも、結論も、成果もとくになくて、ただ今ある現実と、夢に向かって遠い距離をテクテク歩いていく。

 そういう歌なんでしょう。そして、それを云々するのではなく、嘆きも、喜びもしないのです。

 淡々と、ただ「夢のひとくさりを、これがどこにつながるのか、どういう結果を生むのか、それはわからないけれど、それを考えなから、生きていこう」というのです。

 この考える姿勢、いいですね。喜怒哀楽じゃなくて、そういうのも大切だけど、明鏡止水というのか、とにかく澄んだ心で見ていく。遠くまでひたすら進んでいく。これですね。

 明日から、風邪を治して、「Just thinking of a series of dreams」していきたいと思います。そんなのできたらカッコイイんですけどね。





★ 私は、できたら、つまらない写真表現の中で、「私の夢のつづき」を描けたらと思っています。まあ、ひとりよがりですけど、嫌い嫌いも好きのウチじゃなくて、下手の横好きみたいな、だんだんよくなる法華の太鼓みたいなもんかな。違うかな……。



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