甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

春一番 くるりくるりと………

2014年02月16日 09時36分36秒 | 俳句や短歌たまには詩

1 春一番くるりくるりと子のつむじ  うちの奥さん

 私なら「春一番くるりくるりと風が吹く」としか書けません。それをウチの奥さんはサラリと、「子のつむじ」とまとめました。「何とやさしい母なのか!」と、母の愛をこの句だけで感じました。それから、私も何度も「春一番」にチャレンジしたことでしょう。しかし、ずっと惨敗続きです。

 ところが、昨夜から今朝にかけて、音だけでしかわからなかったのですが、ずっと風が吹いていて、これが春一番で、ここからやがて花粉症へ移行する、その第一弾なのだと、寝ながら思っていて、5時に目ざめて俳句をいくつか書いてみました(そのあとすぐ8時まで寝て、葛西さんの銀メダルも見たんですけど……)。


 2 春一番寝返り縮こまりしたる朝
 近ごろ、ずっと朝フトンの中で小さくなっているので、それをそのまま書きました。


 3 春一番パンをこねてる音のして
 朝だらしなく起きると、ちゃんと奥さんはレーズンパンを焼いてくれていて、感謝してしみじみ食べました。塩が少し効いてたようですが、愛の味さえあれば、もうしあわせいっぱいです。(昔はパン焼き機があったんですね。2019年の今はありません。)


 4 春一番キハ一両の赤ランプ
 昨日、写真を撮りに行った印象をそのまま句にしました。見送るときにたくさん写真が撮れて、前からはうまく撮れなくて、少し残念ではありました。


 5 春一番やっと旅立つアメリパパ
  昨夜、オリンピックも見ず、壇蜜さんの出る星新一のドラマも忘れて、録画していた『アメリ』を見ていて、前ならブルトドさんのカンカラ箱のシーンでもらい泣きしていたところでした。
 けれども、今回はサラリとスルーしてしまい、「あれっ、感動しないぞ?」と思ったんですが、アメリとニノが紆余曲折を経て、しかも見守る人たちに支えられてやっと結びあえて、「ああ、よかった」と胸をなでおろします。

 そして今回心に残ったのは、今まで閉じこもりだったお父さんが、人形がもどってくると、自分も旅立つことができたようで、アメリもお父さんも、やっと新しい人生のステージに立つことになったのだと、それがうれしかったんでした。
 ということは、前に見たときは、後ろ向きというか、懐古的というか、昔の想い出って大事で、人はそれに支えられている的な自分であったのが、それも大事だけど、そこから新しいスタートを切るのも大事と、少し未来志向になっている自分を感じました。同じ映画を、違う印象で受け止められるんですね。おもしろいです!


6 雪に風ひたすら耐える梅の花

 7 春一番夢に姪っ子夢語る


  この2つは、そのまま自分の最近の状況で、まさにその通りでした。



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