中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

中小企業はデータの活用が苦手である!!

2020年06月21日 08時07分06秒 | 2019年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡つとむ です。

昨日は2019年版「ものづくり白書」142ページ「図 231-32 データの収集 ・ 利活用にかかる戦略 ・ 計画を主導する部門」を読みましたが、今日は142ページ「図 231-33 生産プロセスにおいてなんらかのデータ収集を行っているか」を見ます。

下図から、設備の稼働状況などの生産プロセスにおけるデータ収集を行っている企業の割合は、2017 年 12 月調査と比べて減少(67.6%→58.0%)しており(図231-33)、企業規模で比較すると、大企業ではデータ収集を行っている割合が 84.6%であるのに対し、中小企業では 56.8%と 20%近くの差がある(図 231-34)ことが分かります。

白書は、2016 年当時は現場を中心に取り組まれていたデータの収集や活用が、2017 年以降は経営戦略上の重要性が認知され、2018 年では社内横断的な部署を設置する企業も出てきている。収集されたデータが現場のラインの中で閉じることなく、バリューチェーン全体で活用されるには、経営部門や社内横断部門が主導していくことが重要となる。Connected Industriesの実現に向け、組織が変化しつつある様子を垣間見ることができる、とあります。

中小企業の場合、そもそもどのようなデータを、どのように収集し、どのように分析すれば良いか分からないために、このような結果となるのでしょうね。残念ながら納得してしまいますね。。。!!

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